高校一年の真緒の親友は蘭。
中一からのつきあいで、どこか天然なのにしっかりした女子。
中学のときはスポーツも勉強も結構できるかなり人気もので、真緒も自分が男子なら蘭を好きになると思ってた。
 高校も一緒になって、部活も一緒にして頑張っていた。
でも、少し身体が弱いところがあってマネージャーに転向した。
 辞めずに頑張るのは帰り遅くなった時に真緒が一人で夜道が心配だからと言う。
学校も病気で休むことがあるのにと、真緒は言葉にできないくらい友情に感謝して部活を頑張っていた。

 そのうち真緒は同じ部活の同級生の男子に告白されて、今まで交際などしたことないので戸惑う。
蘭が彼はいい子だよって言うから真緒もそう思うようになった。
話をしていても楽しいし。
彼氏というより仲の良いボーイフレンドと思ってのオッケーを出した。
蘭は喜んでくれた。
真緒は深く考えてなかったけど。
彼氏は真緒が驚くほど尽くすタイプだった。
 
 彼氏は友達とバンドを組んでギターの腕前をどんどん上げている。
中学の時からギターはやってた様でとっても上手だった。
そして小さな合同ライブを開いて真緒を呼ぶ。
真緒が来るとほぼ横にいる。
でも、ボーカルのイケメン目当ての女子らも彼氏のギターのうまさに惹かれてるのが分かるから、話し掛けられているのを見てて真緒はちょっとだけすねる。
すると男子が言いたい言葉なのか、真緒が来てくれるから真緒のために弾いているよと言う。
ライブが終わると自分の家とは反対方向の真緒の家まで送ってくれた。
いつも優しくて楽しい彼氏と話をしながらも自分のどこがいいのか、疑問に思ったりしていた。

 蘭も好きな男子がいる。
蘭は基本、面食いで中学のときは、どこか陰のある美形男子のことを好きな子と告白してた。
そして高校入学と同時にとにかく目立つ派手な見た目のお金持ちと噂の男子を好きになった。
真緒から見るとそこまでかっこよくないのは明確だったけど、蘭は一目惚れしていた。
 真緒は、かなり嫌だった。
絶対遊び人だろうと思い込んで見ていた。友達が遊ばれて捨てられたら許せないと勝手に想像してたから。
 でも、蘭は一直線で、その派手男子に告白して付き合うことになった。
嘘であって…と真緒は思ったけど、人が人を好きになる気持ちは、押さえられないのだからと、ひきつった顔でなんとか、良かったねと言う。
 まぁ様子を見ることにしようと、次の日から真緒はまるで嫁をチェックする姑のような気分で二人を見ていた。

でも、やっぱりもうマイナス点をつけさせてくる派手男子だった。
まず、クラスも違う階なので帰りは待ってるだろう玄関とかにいつもいない。
それで蘭は連絡するけど、もうさっさと帰ってたりする。