ビョンホン氏の顔にも慣れ、その演技力には脱帽し、大スターになったのも
わかるなあ…。
と思いつつ、チソンも悪くないのに、印象が薄いのは、
役柄もあるけど、やっぱ、ビョンホン氏の方が記憶に残るお顔だからでしょう…。

いえいえ、ビョンホン氏は、目で演技、しますから…。

ソン・ヘギョさんも、透き通るような肌と神秘的なまなざしが美しかったです。
お似合いのお二人でしたのに…。


さて、肝心の物語です。
この物語は、人物一人一人がていねいに描かれていた、と思いました。
チニも、ヤクザでチンピラのテスも、叔父さんのチス、チョンウォン父チェ会長も…。


ストーリーの方は、
ポーカーとかやって、どんどん大金持ちになって、自分を陥れた、チョンウォン父へ
復讐か!?と思っていましたが、ギャンブル自体はほとんどありません。
が、しかし、イナのポーカーは

「ものすごくオールインしすぎじゃないですか?」(byリエ) 
でもって、マイケル・チャンと手を組み、リゾート開発の権利落札の大勝負に出る
…それが、人生を賭けたギャンブル…という展開です。
イナは、仲間を大切に思い、仲間との絆は本当に見てても「友情っていいな」なんて
思います。しかし、スヨンには拒絶されて、二人の間にはほとんど会話もありません。
スヨンいわく、
「イナさんと出会って、10年になるけど、一緒にいられたのは、1年にもならない」
つまり、9年以上は辛い毎日だったわけです。
ま、もうこれ以上傷つきたくないと思うのは、当たり前だし、2回も決定的と思える
別離を味わっていれば、どんなに好きでも、もう近づきたくないでしょう。
お互いに、
自分の存在が、愛する人を不幸にしている
と思うことほど不幸で辛いことはないでしょう。


「俺には、失うものはなにもない」
と言っていたイナですが、「仲間」と「スヨン」だけは、失いたくないものです。
その、「仲間」には、イナにとってはチョンウォンも入るので、
どん底の人生を歩みながらも、人としての心をなくさないイナは、
チョンウォンだって「友だち」なのです。

チョンウォンには、ゲームを降りたイナに代わって、チニと協力して、是非とも、
マイケル・チャンに勝って、リゾート開発の夢を実現させて欲しいものです。
イナの冤罪もパク刑事の調べたことを元に検察に出向いた結果、拘束されることもなく
起訴猶予処分となり、もう、追われない身の上になって、一安心…。
(しかし、パク室長改めチュニルは、もうイナとチョングは始末しないんだよね。)
そして、イナのささやかで唯一の夢も叶って良かった。
これからは二人、白い岬の家で、優しさに囲まれて暮らしていくんだろうという
幸せの余韻を残して、ラストは割とあっさり
終わりました。


「これを、無くさなかった?」スヨンに送り返されたオルゴールを手に…。
…(無言)…
「ごめんなさい。私の勘違いね」
「スヨン、俺に残ったのは、胸の傷あとと、この家だけだ。
 それでもいいか?
 一部屋やるから、一緒に住むか?」
…涙を流しながら、うなずくスヨン…


ラストのシーン 岬に立ち海を眺める、イナ
ー俺はギャンブラーだ。
 “人生唯一の楽しみは賭博だ”という言葉を信じ、人生を賭けた勝負もした。
 だが今はそんな言葉は信じない。
 確かに人生を賭ける勝負もある。
 でも、今のおれは1人の女性を愛したい。
 運命には裏切られてきたが、今度の勝負はおれが勝つだろう。
 オールイン
 今、おれはすべてを賭けて、ただ1人を愛している。ー


いやはや、見るのに結構なエネルギーを使いました。

だって…イナさんの人生、大変すぎですから~。

しかし、見応えのある、ビョンホン氏の演技を堪能することができて、満足でした。

しばらく、海外の映画などに出演後のテレビドラマが、「アイリス」なんですね。

「アイリス」、最終話だけうっかり見てしまい、初めから見る気がなくなっております。

…多分、見ないだろうな…。

やっぱ、ハッピーエンドがいいですもん。