※今回の記事は非常にセンシティブな内容です。

 閲覧は自己責任でお願い致します。

 
 

ニッチからメジャーに

今回のフェチテーマは、ついに…ようやく…最近DLsiteに公式ジャンルとして認定された…
本番なし」です!!
ニッチに甘んじながらも、長らく求めてきた方々も多い!…と思います。

 

本番なし…すなわち男女の性行為シーンが無い、という意味でしょう、広義では。
ただ、挿入シーンが無い…という意味とは、似て非なるものなのでしょうか?
このあたりは私としてもどう判断したものか、グレーゾーンな気がします。
例えば、バイブやディルドーを挿入するシーンがあった場合は「本番なし」として認められるか?百合のペニパン挿入は?触手やスライムが入ってくる場合は?メカ系キャラの擬似ペニス挿入は?…等々、明確な答えを持っている方は、声を出していただきたいものです(^^;

 

本番なしの意義

では、「本番なし」というジャンルがなぜ求められているのか、ですね。

 

性癖は人それぞれです。
前述にあったように、百合(またはそれに準ずる)セックスを求める方には本番シーンなど邪魔でしかない!という要望があるでしょう。
本番行為が一番エロい…などという必然性は無いのですから、前戯的な行為こそが一番好き・興奮する…といった本番不要論はあって然るべきです。
逆に「本番なし」を掲げることによって、本番を求めるユーザーから「なんだよ!期待していたのに本番が無いとか詐欺だ!」といったクレームも避けられますし、ウィンウィンですね^^

ショータにとっての本番なし

では、私から見た本番あり・本番なしとは?です。

 

ざっくり言えば本番行為はあってもなくてもいい。
細かく言えば、必要な本番は入れろ!余計な本番は入れるな!…です。
勿論、人によっては…どんなシチュでも本番は入れろ!あればあるほどエロい!という意見。
どんなシチュであろうと本番があった時点で萎える!絶対に本番は入れるな!という意見もあるでしょう。
ですが、私はそこまで極端な論者ではありません。ただし、それなりの拘りはあります。

 

私の大好きな痴漢シチュを例に出しましょう。
本番行為に及んだ時点で痴漢行為を逸脱していると思う方はおられるでしょうが、私はそうは思いません。
むしろ、痴漢行為は公然でどこまで大胆になれるかが肝です。
そういう意味では、本番行為は痴漢の究極系の一つともとらえられます。
…ただね、多いんですよ。痴漢モノをうたいながら、本番行為に及ぶために痴漢現場(電車等)から離れてホテル等に連れ込む作品が…
いや、ホテルとかに行ったら痴漢じゃないって!!
だから、そういう作品には言いたい。
本番行為に及ぶために痴漢現場を離れるくらいなら、本番するな!!…と。

 

もう、個人的には本番無くても十分エロいんですよ。
痴漢・セクハラ・羞恥オンリーとかでいいんじゃないかな~、とかね(汗

 

ショータにとっての本番あり

逆に、本番があって然るべきなのは「ラブラブ/あまあま」だと思います。
本番行為は「陵辱」にこそあるべきでは?と思われる方にも、もちろん賛同いたします。
ただ、「陵辱」は本番が無くてもいくらでも責めようはあります。
しかし、「ラブラブ」の行き着く先こそ本番行為(生殖行為・妊娠・出産・家族…)という認識はマジョリティーではないでしょうか?
ラブラブなシチュが見たくてプレイしたエロゲのラストシーンが、両想いになった二人のフェラで…納得できますか!?という感じです。

 

具体的な例をあげます。
私が大好きだったエロ小説があったのですが、その作品の致命的な欠点が「主人公とヒロインが最後までエッチしない!」ということでした。
……ありえますか?
その主人公の原動力はヒロインへの恋心であり、ヒロインは最終的に主人公を認め受け入れるような雰囲気だったにもかかわらず。前戯はおろか、キスどまりでした…
もう、ね。読み終わった時は首を捻りましたよ。
作者は何を考えているんだろう…と。
勿論、作者として…恋心はピュアであり、ヒロインは最後まで穢されない存在として描きたい…という思いがあったのかもしれません。
とはいえ、私も若かったからか、読み手として「これはどうなんだ?」と不満たらたらでしたね。

 

そんなわけで、ハッピーエンドを迎えるラブラブシチュのエロ作品には本番が必須!というのが私の考えです。

 

最後に

最後に少し真面目(?)なことを言わせていただければ。
本番行為に及びたくても及べないという方も、世の中にはたくさんいると思うんですよ。
生殖器に障害があったり、短小やEDや…等々、そういった方から見れば本番行為が当たり前に至高という考え方も心を傷つけるのかも…とか、つい考えてしまいます。
だから「本番なし」が素晴らしい…と言うのも極論ですけどね…(汗

 

そういった方にこそ、二次元作品で擬似本番が楽しめるとも言えますし…