どう生きたいんだろう?
実は、一か八かの大勝負をかけた母の施設の引っ越しがとてもうまくいって、環境が数段よくなりました。
母も、
「びっくりした、引っ越しできて嬉しかった」
そう言ってたんですけど。
数日経ち、母は父に「どこ行っても一緒」と答えたそう。
私「はあ?」ってなりましたわ
だってね、薬の管理、介護と看護の連帯、看護師の熟練度、部屋の広さ、などなど、とてもよくなったんですよ。ほんと。素晴らしくて、嬉しくて
だけど、母は「薬が来るのが遅い、素人さんがいる、ベッドが変な動きをする、奥歯がなくなった」などなど、いろいろ言い始めたのです。
前々からなんですが、感謝の言葉がほとんど出てこないんです
それでふと、
この人はどう生きたいんだろうって思って。
私もある時から、突然、本当に感謝を感じられるようになったので、母もそうなってくれたらいいなーと思っているのですが
恐らく、
私がめちゃめちゃ苦労して世界一うまいケーキを手に入れて、母に食べさせても「まあ、こんなもんやろ。」としか言わなさそう
たぶん、母の魂は、小さな小さな感謝をたくさん感じるというお勉強をするために、この難病というアイテムを得たんじゃないのかなあ。
きっとね、母の魂が肉体を離れる時にはわかるんだと思う。まあ、今の感じじゃ来世に持ち越しってとこかな
なーんて、人のことばっかり言ってるけど、私の学び『家族への依存をやめて、自分のために生きる』をそろそろやらないと。
歳食い過ぎましたがとりあえず『なんかわからんけど幸せ〜』ってのがやっと戻ってきたので、よかったよかったなんとかなりそう。
んで、わたしはどう生きたいんだろう?
めっちゃおしゃれな部屋にしたいなー
ちゃっちゃとご飯作れる人になりたいなー
人の役に立つことして名刺作りたいなー
ああ、なんかワクワクしてきた。
晩御飯の支度だわ。
ちっちゃいことからコツコツと
とりあえず、ほうれん草茹でよう。
完