半分。89 | 智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

『えっ?!大野くんのそんなとこが好きなの?!』と周りから言われる、ワタシのツボや萌えポイントを、思いつくまま書いている智つぼ。(さとつぼ。)です。



堕 ちた二宮を風 呂場に連 れて行 き

後処 理をして綺 麗に洗 ってやった。



服を着せてベッドに寝かせても...

二宮は眠ったままだった。笑



こんだけやっても起きねぇなら...大丈夫か。笑



嫌な夢を見る隙もないよな。

とにかく今日は...ゆっくり眠らせたい。



スースーと寝息を立てて眠る二宮の隣に

スルリと滑り込みそっと二宮を

抱き抱えて...俺もゆっくりと目を閉じた。




・*:.。.・*:.。.・*:.。・*:.。.・*:.。.・*:.。




遠くで...携帯の着信音が...聞こえる...。

...あれ...俺の携帯...か...?



意識がゆっくりと覚醒し

ベッドサイドに手を伸ばし携帯を取る。

画面を見れば...翔からの鬼電!!汗



慌ててガバッと体を起こすと

携帯を持ってそっとベッドを離れた。



部屋を出てリビングに行き

翔に電話をかけた。



ワンコール鳴るか鳴らないかで

翔が電話に出た。苦笑



『智さん?お早うございます。

朝早くからすみません。』


いや...何かあったか?


『太一さんから...ご連絡を頂きました。

今日13時に親父様の葬儀を...秘密裏に

行うそうです。』


そうか.....分かった。

松本の具合はどうだ?


『手術は無事終わりました。元気ですよ。』


なら...良かった...。

二宮にもそう伝える。


『二宮組長は...大丈夫ですか?』


今はまだ眠ってる。


『そう...ですか...。』



そう言ったきり...翔が黙り込んだ。



...何だよ...何で黙り込むんだよ...。


『まぁ...そうなるだろうとは

思ってましたから...。』


...は?


『...手加減...してますよね?笑』


声のトーンで察するなよな...。苦笑



チッ...こう言う勘は特に鋭いんだよな...。

翔は...。苦笑



『智さんが...しあわせになれるなら...

相手は誰でも俺は構いませんよ。』


...翔...。


『12時頃にそちらにお迎えに参ります。

時間があるからと...無茶はしません様に。』


するか!苦笑


『ふふっ...では後程。笑』



笑いながら翔が電話を切った。苦笑

まぁ...翔にバレるのは時間の問題だったろうし...そもそもアイツに隠し通せる訳がねぇ。



一瞬...ほんの一瞬だが...二宮との事は

反対されんじゃないかと思った。



組の事を考えると...

相手が二宮じゃ駄目だと言われるかと...。



でも翔は...俺がしあわせならいいと...

組より俺の事を一番に思ってくれる。



ホント...アイツは俺に甘ぇよなぁ...。笑



奥の部屋に戻りベッドで眠る二宮を見つめ

そのまま二宮の隣に滑り込んだ。



その振動で身動いだ二宮は

俺の方を向き体を寄せて来た。



起こしちまったかと思ったが...

二宮からはスースーと寝息が聞こえる。



...無意識かよ.....可愛いじゃねぇか。笑



そっと二宮を腕の中に抱え込む。



オジキと...二宮をカタギに戻すって

約束したのになぁ...。



俺に関わるなら...カタギには戻れない。

普通の生活は難しくなるだろうな...。



それでも。

オジキとの約束を破ってでも...

俺は...二宮と一緒に居たい。



オジキ...二宮は絶対守るから...。

俺が二宮をしあわせにするから...

許してくれよな...。



そうオジキに誓って...

俺はゆっくりと目を閉じた。






To be continued.