半分。69 | 智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

『えっ?!大野くんのそんなとこが好きなの?!』と周りから言われる、ワタシのツボや萌えポイントを、思いつくまま書いている智つぼ。(さとつぼ。)です。



翔と二人車で松岡のオジキの所に向かった。



オジキ...忙しい時にすまない。


いや、連絡遅くなって悪かったな。

で?二宮のオジキとは話しついたか?


ん。

オジキの署名のお陰。笑


そうか。笑


それに...

二宮のオジキも俺達と同じ事考えてたから

話もすぐについた。


オジキの署名を貰って

二宮組は大野組の傘下に入ったよ。


...そうか...分かった。


それでオジキに頼みがある。


二宮組の組員に...伝える件か。


ん...。

ホントは二宮のオジキから伝えるべきだと

思うけど...今オジキに無理はさせられない。

だからオジキに立会人になって欲しい。


...分かった。立会人になろう。


ありがとう、オジキ。



これで諍い(いさかい)

最小限に抑える事が出来る。



いつにするつもりだ?


田城が動く前に終わらせたい。

出来れば明日か明後日。


分かった。

明日、二宮組に行こう。


助かる...。



松岡のオジキとの話しも終わり

二宮のオジキの所に向かおうと

車に乗り込んだ時。翔の携帯が鳴った。



はい。どうしました?隆平。



どうやら電話は隆平からのようだ。

田城に...何か動きがあったか...。



翔がスピーカーにして

俺にも聞こえる様にした。



『田城が動きましたわ。』


田城が動いた...。

今どこに向かってるんですか?


『二人を見付けたと報告して

廃工場に向かう様に仕向けました。』


廃工場...その場所パソコンに送って下さい。



翔が鞄からパソコンを取り出す。

少しして隆平からその廃工場の場所が

パソコンに送られて来た。



その場所は都心から離れた場所で

オジキの別宅方面だったが...

別宅とは反対方向の所にあった。



隆平。お前は今どうしてる?


『バイクで田城の車を追ってますわ。』


気付かれてませんか?


『田城の車にGPS付けてるんで

距離を取って追ってます。』


くれぐれも...気付かれない様に。

危険を感じたらすぐに逃げなさい。


『...翔さんが優しい...明日は嵐でっか?笑』


ほぅ...命は要らないと。...分かりました。

貴方の骨は拾ってさしあげます。

命散らして来なさい。


『やっ...嘘です!嘘嘘!!

嘘ですから!!翔さぁん...!!



隆平は一言余計なんだよな。笑

でもまぁ...憎めない奴ではある。笑笑



『...っと...あれ?』


どうしました?


『田城の...進路方向が変わりました。』


GPS情報を送って下さい。



すぐさまパソコンに

GPS情報が送られて来た。

田城が向かっている先にあるのは...



...二宮のオジキの別宅...。


『え?

何で親父様の別宅に向かってんのや?』


とにかく隆平はそのままGPSを追って下さい。気付かれない様に...でも急いで。


『何か...マズイ状況でっか...?』


二宮と松本がオジキの所に居るんだよ。


『えっ!!ホンマでっか?!

分かりました!急ぎますわ!!』



隆平との電話を切ってすぐ

翔が車のエンジンをかけた。



こちらも急ぎます。


頼む。



俺達もオジキの別宅に向けて急いだ。






To be continued.