半分。46 | 智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

『えっ?!大野くんのそんなとこが好きなの?!』と周りから言われる、ワタシのツボや萌えポイントを、思いつくまま書いている智つぼ。(さとつぼ。)です。



智さん。松本さん。

...二宮組長の目が覚めました。



翔の言葉に、松本はすぐに立ち上がると

二宮が居る部屋へと走って行った。

それを見送った翔が俺に近付いた。



...松本さんの反応は...如何がでしたか?


...やっぱ...頭の切れる奴だな。

同じ事を考えてたわ。


...そうですか...。

では...親父様との面会に連れて行けと...

言われましたか?


ふはっ...流石だな。翔。

そこまで読んでたか。笑


...どうされるんですか?


...どうするかなぁ...。



オジキの話は...きっといい話ではない。

それは...多分松本も気付いてるんだろう。

だから連れて行けと...言うんだろうな。



...オジキの本心を...

オジキの言葉で直接聞きたいんだろな...。



俺が松本でも...同じ気持ちになる。

大事な事なら直接本人から聞きたい。

じゃなきゃ...納得出来ねぇ...。



...連れてくしかねぇのかな...。


...そうですねぇ...。

私が松本さんの立場なら...大事な事は

智さんの口から直接聞きたいと思いますし。

智さんから聞かないと納得出来ません。


...そこまで同じかよ。笑



松本の気持ちを納得させる為には...

連れて行くのがいいか...。



まぁ...それより今は...

これからをどうするかが先だな。


...そうですね。



ソファから立ち上がり

二宮の居る部屋に向かった。



...二宮...具合はどうだ?


...大野...さん...。また...助けて貰って...

ありがとう...ございます...。



最初に見た時よりは...少し顔色もいいが...

まだ無理はさせれねぇな。



もう...大丈夫です...組に...帰らなきゃ...。


...和也さん...。



ベッドから体を起こし組に帰ると言う二宮の肩を押さえてそのままベッドに戻す。



今戻れば...今回以上の酷い目に合うぞ。

下手すりゃ死ぬかもしれない。

...それでも戻るのか?


...っ...。



二宮を睨み付ける様に見てそう言い放つと

二宮は一瞬怯んだ。



...だけど...俺が...戻らなきゃ...姉さんが...。


...っ...。



二宮の言葉に...松本が表情を歪めた。



...どうする...。

今...二宮に姉の話をするか...。



体と心が弱ってる今...

二宮は『姉の死』という現実に

耐えられるのか?



チラリと翔を見る。

流石の翔も...事実を伝えるべきか...

悩んでるみたいだった。



松本も同様で...

どう言えば二宮を止められるのか

考えてるみたいだった。



部屋が...静寂に包まれる。

...その静寂を破ったのは...

以外にも...二宮の一言だった。






To be continued.