detective Ⅳ。15 | 智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

『えっ?!大野くんのそんなとこが好きなの?!』と周りから言われる、ワタシのツボや萌えポイントを、思いつくまま書いている智つぼ。(さとつぼ。)です。



二宮を車に乗せ研究所に向かう。

車内は...沈黙に包まれていた。苦笑



最近...仕事はどうなんだ?


えっ...あぁ...うん。

蛍兄が営業頑張ってくれてるからさ。

少しずつだけど...上手くいってるよ。


そっか。...なら良かった。


おーのさんは?


ん?

俺は変わらずだな。笑


...危ない依頼とか...来てない?


...心配してくれてんのか?

ふふっ...まぁ...大丈夫だよ。


確かに...おーのさんは強いし...凄いけどさ。



まぁ...二宮絡みでの仕事は...

なかなか危ない事が多かったからな。

危険な事を知ってるからなぁ...。



だからと言って...依頼内容は

コイツには話せねぇけどな。



ありがとな。二宮。



話を誤魔化す様に...

左手で二宮の頭をポンポンと撫でる。



...っ...///



照れた二宮は...黙り込んだ。

...俺もまぁ...汚い手ぇ使うよなぁ。

ホント...悪い大人だわ。苦笑



車内にまた沈黙が戻る。

暫く車を走らせ...研究所に着いた。



入り口には...月島が立ってた。笑

車を駐車場に停めると月島が近付いて来た。



月島。久しぶり。笑


大野さん。お久しぶりです。

カズくんを送ってくれて...

ありがとうございます。


いや。笑


...ごめん...蛍兄...心配かけた...。


...今度からはちゃんと言ってから出て?


うん。

おーのさん。送ってくれてありがと。


ん。じゃあな。笑



二宮の頭をポンポンと軽く撫でてから

車に乗り込み研究所を出た。




✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽




カズくん...大野さんの事務所まで...

歩いて行ってたの?


...うん...。


...研究...煮詰まってる?


...そこまでは...煮詰まってない...。


じゃあ...煮詰まってるのは...

カズくんの気持ちの方か。笑



そう言うと...カズくんが驚いた顔で

俺を見上げた。笑



...っ...蛍兄...なんでっ...///



真っ赤になるカズくん。

俺が気付いてないと思ってたんだ。笑



カズくん...すげぇ分かりやすいよ?笑


マジか...気付かれてないと思ってたのに...///


ふふっ。

...大野さんに...言わないの?


もう...ずっと前から...言ってるんだけどね。

オレの気持ちは...なかなか届かないんだ...。


...え?...そうなの...?


...うん...。



そう言って...

カズくんはシュンとしてしまった。



...ホントに?

ホントにカズくんの気持ちは

大野さんに届いてないんだろうか?



俺には...大野さんも...

カズくんの事が好きな様に見えるんだけど。



まぁ...恋愛感情って...複雑だよなぁ。


え?なに?蛍兄?


いや...何でもない。笑



こう言うのは...周りがあんまり

とやかく言うのは良くないし。

見守るのが一番だよな。



ただ...カズくんには...

しあわせで居て欲しいんだよな。



大野さんの車が行ってしまった方を

チラリと見て...研究所内に戻った。






To be continued.