水仙花。~口車~9 | 智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

智つぼ。~ワタシの好きな大野くん、時々アラシ。

『えっ?!大野くんのそんなとこが好きなの?!』と周りから言われる、ワタシのツボや萌えポイントを、思いつくまま書いている智つぼ。(さとつぼ。)です。



大野さんの誕生日前日の夜。



相葉さんと櫻井さんと松本さん主宰で

いつもの居酒屋で大野さんの誕生日祝いの

飲み会をした。



少し広めの個室を貸切り

社長と菊池さんも呼んで皆でお祝いした。



23時過ぎ。

誕生日1時間前位にお開きになり

皆さんからの誕生日プレゼントを抱えて

大野さん家に二人で帰って来た。



はぁ~...重たかった。苦笑


あ...ケーキとシャンパン...

冷蔵庫に入れますね。



お店からと社長から貰ったプレゼントの

ケーキとシャンパンを冷蔵庫に入れる。



大野さんは他のプレゼントを

テーブルに置いてソファにドカッと座った。



...大野さん...何か...飲みますか?


ん~...いや...要らねぇ...。



ケーキとシャンパンを冷蔵庫に入れて

大野さんの所に戻ったら...

ポンポンと大野さんがソファの隣を叩いた。



それに従い大野さんの隣に座ると...

大野さんは俺をぎゅっと抱 きしめた。



はぁ...やっと和に触れる。笑


...店でも...俺の手...握ってましたよね?笑


...そんなの...触ってるウチに入らねぇ。



抱きしめられてた腕が緩み

その手が俺の頬に触れる。



上を向かされると...

大野さんの顔がゆっくりと近付いて来た。



唇 が触 れようとした時...

ピピッ...と俺の時計が0時を告げた。



あ...大野さん...。

お誕生日...おめでとうございます...。


...今...それ?苦笑

でも...ありがと。笑



大野さんがまた顔を寄せて来た。

その前に...言わなきゃ...。



あのっ...俺...大野さんに...

言わなきゃいけない事があって...。


.....和.....。苦笑


...大野さん...ごめんなさい...。


...え...?...何が...?


実は...その...

大野さんへの誕生日プレゼントが...

用意...出来ませんでした.....。



そう。

あんなに相葉さんや櫻井さんや松本さんに

相談に乗って貰ったのに...。



結局俺は...大野さんへのプレゼントを

選びきれなかった...。



...そんな事で...落ち込んでんの?笑


.....。


プレゼントなんて...要らねぇよ?笑


でも...付き合って...初めての誕生日だから...

思い出になるモノを...渡したかった...。


それで...この前...

どうしても出かけたいって言ってたんだな。

色々リサーチしてくれてたんだろ?

雅紀から...聞いた。笑


...えっ...。


和が俺のプレゼントを何にするか

めちゃくちゃ悩んでたって。

雅紀だけじゃなくて、翔や潤にも

相談したんだろ?


...相葉さん...。苦笑



大野さんが俺の頭を

ポンポンと優しく撫でてくれた。



ふふっ...ホント可愛いよなぁ...和は。笑

俺は...和がこうして祝ってくれるだけで

めちゃくちゃ嬉しいのに。笑


...でも...プレゼント...渡したかった...。



そう言って落ち込む俺の頭を

わしゃわしゃと撫でると...

大野さんはテーブルに置いていた

皆さんからのプレゼントの一つから

付いてたリボンをシュルリと外した。



大野さんは...そのリボンを...

俺の首に回すと...リボン結びにした。



...えっ...。


ふふっ。

一番最高のプレゼントだな。笑


...俺...ですか...///


俺にとっては...誰にも真似出来ない

唯一無二の最高のプレゼントなんだけど?笑


...で...このプレゼント...

貰ってもいいんだろ?笑



そう言って...

大野さんは妖 艶にニヤリと笑 う。



...っ...もちろん...です...///



そう答えると...大野さんは嬉しそうに笑って

...俺の首に巻かれたリボンを

シュルリとほどいた。







Fin.