おはようございます、一葉です。
ふへへへへ。原作ACT.308の続き妄想をお届けします。
続き妄想なんですけど、原作の引きからの続きではないことだけ先にお伝えしておきます。
ま、タイトル見てお察しいただいていると思いますけれども。
いつもの事ながらネタバレが含まれております。ネタバレ回避お嬢様は回れ右を推奨です。
■ 恋愛ヒヨコ倶楽部ver.B ■
「 最上さん 」
「 はいっ 」
「 後で少し時間もらえるかな。ちょっと話したい事があるから 」
この子に嫌われたくなくて
彼女を不安にさせたくなくて
楠さんと俺の新たな報道がなされるたび
俺は逐一彼女に電話を入れていたのだけれど
『 違うからね、最上さん。あれはそういうんじゃないから。誤解とかしてないかな 』
『 あの・・・大丈夫です。敦賀さんが不誠実な人だとか、そういう類の誤解はしませんから・・・ 』
大丈夫って言われても
やっぱり心のどこかで不安があって
自分の意識ではただ単に
最上さんの声が聴きたいだけだと言い訳をして、繰り返し彼女に電話をしていた。
そのたびに返ってくるのは、大丈夫、という言葉だったはずなのに
『 俺、軽蔑されてるの? 』
『 わたくし聖らガールを自負しておりますので、大人の世界は理解りかねており、まぁそうですね。ズバリ失望しました 』
本当は・・・・・失望・・・・させちゃってたってこと?
だとしたらもしかして
大丈夫だと言ってくれていたそれは
本当は俺からの電話を一刻も早く切りたかったからで
実を言うと今も心の奥底で怒りを滾らせているとか・・・?
そう思ったら、腹が立った。
だったらその場で言ってくれたら良かったのに。
君が信じてくれるまで、ちゃんと説明したよ?俺は。
それで君が安心してくれるのなら、何時間だってとことんまで。
「 Wait Wait,shat happened Liar?? You can't despair. 」
二人時間の約束を取り付けた直後、ライアー姿の最上さんが不審な挙動を晒した。
それを少し離れたところから見ていた俺は、これ以上彼女に軽蔑されるわけにはいかない!と心を決め、頑張れ俺、と自身にエールを送っていた。
いま君は何を考えているのかな。
ごめんね、君を失望させて。
でもありがとう。嫌がらずに即座に了解してくれて。
二人きりになったらまず最初に頭を下げよう。
そうすべきだと俺は思っていたのに、俺がそうするより前に最上さんの方が俺を押し倒しそうな勢いで俺に迫った。
「 敦賀さん、違うんです!!あれはそういうんじゃないんです!! 」
「 え・・・? 」
「 違いますからね?!あれは私の本気の言葉じゃないですから!敦賀さんなら伝わるはずって勝手に信じて言っちゃったんですけど、あれは本当に私の本気じゃないので!!!」
・・・あれ、そうだったんだ。本当に?
うん、わかったよ。それならそれで。
でも、俺はもう決めちゃったんだよね。
もう二度と、君の口から失望した、なんてセリフは聞きたくないから
君が俺を常に信じてくれるよう
君が不安を感じないよう
俺は今後、君と言葉を交わすたびに毎回必ず
愛してる・・・を連呼するつもりだってこと。
「 ・・・うん、あのね、最上さん 」
E N D
挨拶代わりにアイラブユー。もちろん人前で堂々とは言えませんから、しばらくの間はキョーコちゃんの耳元に近づいて「信じて?俺は君を愛してるって」を甘く囁くことになるでしょう。
キョーコちゃん、毎度毎度真っ赤になって照れ雪崩起こすこと間違いなしですねっ♪
あ。タイトルについているver.Bって本当はブラックのBだったんですが、ブラック蓮くん、どこいった?(笑)
後日ver.W をお届けする予定ですw
⇒恋愛ヒヨコ倶楽部Bver.◇拍手
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