今月これで終わりの予感、一葉です。(*゜▽゜ノノ゛☆
さて本日のこちら、ACT.261のネタバレがもろ前面フルスロットルです。ネタバレ回避お嬢様は速やかなる回れ右を推奨いたします。ごめんね。
今回のこれは短いですが、完璧に一葉が勝手に作った妄想ですよ…って、それ以外のがあんのかって話ですが、もちろんナイですよね、そりゃ。
本誌のあのシーンを見てこういう妄想するのって私ぐらいだろうっていう変な自信すらあります(笑)
蓮キョ話から少々逸れておりますがお付き合い頂けたら嬉しいです。
■ 天下同腹 ■
追い詰められ、捨て身でケンカを始めた猫みたいな変声を出したウチの下宿人が、当初の予定を変更し、大急ぎで3人分の弁当を作り始めたその横で、仕込みの手を止めた俺は鼻歌交じりの横顔をじっと見ながらさりげなく理由を問い質した。
「 …あ…実は…… 」
その行動事由にさすがに驚く。
名前と顔が一致する数少ない芸能人である敦賀蓮のマネージャーが、ウチに下宿をしている礼儀正しくも意気地な娘、最上キョーコのマネージャーを兼任すると知らされた。
売れっ子の敦賀蓮と同じマネージャーに付いて貰うということは、この娘の実力と本気が認められたということだ。
コイツが持つ半端ねぇ根性を思い出し
たった一年でよくぞここまで!…と感慨を深めた俺は、それこそ喜びを顔には出さなかったものの現実感を味わうべく夫婦で見送りの戸口に立った。
「 おはようございます!!社さんっ、敦賀さんっ、今日もいいお天気ですね!! 」
「 あ、社さん、いいですよ。最上さんは俺が 」
「 そう?……って、スルッと押し戻されてるけど 」
「 貴方は出て来てはいけません。目立ちますから! 」
「 …そうは言っても俺が一度降りない事には君が奥に座れないだろう 」
運転席から降りてきた眼鏡の男がマネージャーであることは既に見知っていた。
加えて後部座席から降りようとしたのが敦賀蓮であることは重々承知。
てっきり、以前と同じように敦賀蓮が愛車を駆って来ると予想していた俺はその成り行きを仏頂面で見守った。
「 なんだい?アンタ。難しい顔をして 」
「 … 」
――――――― RX-7…
サバンナ・クーペの後継として、サバンナRX-7の名で1978年3月に発表され、以後1991年にフルモデルチェンジを経てアンフィニRX-7と名を変えるも、1997年10月。
アンフィニブランドの廃止によりRX-7は再び元のブランドへ。
だが、5年後の2002年。自動車排ガス規制の強化を受け生産が終了。
累計生産台数81万台。
走る公害だと揶揄する者もいたが、スポーツカーとして一世を風靡したあの時代の輝きは今では眩い過去の光景に…。
すっかり慣れた様子で俺をアンタと呼ぶ連れ合いが、変わらず腕組みを続ける俺を見て豊かに笑った。
「 わかった。『 敦賀さん 』 が一緒なのが気に入らないんだ。あっははっ 」
そんなんじゃねぇ。
「 しょうがないだろう?マネージャーさんが同じなんだから。忙しい合間を縫って現場まで送ってくれるってんだから感謝しなきゃだよ 」
だから、そんなんじゃねぇんだよ。
「 さーさー仕込みの続きっ
あんた、戸締めといてよー 」
「 ――――――― …あいつ、あの車に乗るのをやめたのか… 」
今でもまだあの車を乗り回している若造がいる…ということを知ったときは人知れず喜びに酔いしれた。
だが、これもまた時代の通過点というべきだろう。
どちらにせよ、客商売をしているならいつかは手放さなきゃならん物だったのだ。
そう。昔の自分と同じように……。
「 渋い車なんだがな…… 」
既に遠ざかっていたため、マネージャーが転がす車の後部座席に座った敦賀蓮の姿は見えなくなっていた。
…が、同じ車を好きだった者として同情の念を持たずにはいられず
年の離れた同志に向けて、店の戸口で佇んでいた俺は哀憫の笑みを手向けた。
E N D
※意気地(いきじ)…他人と張り合ってでも自分の思う事をやり遂げようという気構え。
意気地(いくぢ)というのは『いきじ』が転じたもので、今では同じ字面がすっかり定着していますが、古くは意久地と記載。
蓮くんの愛車がRX-7である…ということを私が知ったのは原作からではなく、二次マスター様のお話からでした。
有限実践組をスタートさせて割とすぐ知ったってこともあって、どこのサイト様だったかはもう記憶には無く、けれど何度コミックスを読み返してみてもあれがRX-7なのかどうかが未だに私は確信持てない(言われればそうかもね…とは思える)絵が下手とかそういう意味ではなく…。
某青年漫画・イニDは大好きで読んではいたけど(でも実はバリ伝の方が好き)、そう言えば最近はこの車を全く見なくなったよね、と思って4年前、ネット検索して知ったのが生産中止の理由でした。
なので実は一葉、秘かにこの機会を狙っていたのです。
いつかそれをツッコんでやろうと……。( ̄ー ̄)
だからね、大将が物憂げ風だったのは実はこんなことを考えていたのだ!…ってすぐ思いついてしまいまして(笑)
原作ではまだ一年しか経過しておりませんが、連載が始まったのは奇しくも2002年。
ヤッシーが今頃免許を取ったのは、もしかしたら先生自身がそのとき車の生産が中止になったことを知らなくて登場させちゃって、そのままで行くつもりでいたけれど、昨今の作中でもガラケーからスマホに変更しちゃったりしているし、お話の中で時代の流れを反映している以上このままにしておくわけには行かなくなって…とかかな、と邪推。
だって現実的に言えばトップ俳優の蓮くんがいつまでもそんなのを乗り回していたらやっぱり…と思いますし、それこそ事務所からストップがかかりそうな気がしますもの。
そんな訳で大将、若かりし頃はスポーツカー愛好者説。
案外しっくりくるような気がするのは私だけだろうか(笑)
…あ、どうでもいいですか。うん、それも気持ちわかるww
⇒天下同腹・拍手
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※こちらに続きました⇒「なごみ夜半」
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