SS お姫様は紳士がお好き? | 有限実践組-skipbeat-

有限実践組-skipbeat-

こちらは蓮キョ中心、スキビの二次創作ブログです。


※出版社様、著作者様とは一切関係がありません。
※無断での転載、二次加工、二次利用は拒断致します。
※二次創作に嫌悪感がある方はご遠慮ください。

 いちよーでっすо(ж>▽<)y ☆

 いつも本当にありがとうございます。


 次の連載準備にあたり、お話をまとめようと妄想メモをひっくり返しておりましたらSSを発掘いたしましたのでお届けいたします。


 いつもの如く、キョーコちゃんが紅葉役を獲ったあと、こんな事あったらいいな妄想です。

 そうね、このシリーズが多くなってしまうのは原作の進みが遅々としているからですよ。いえ、それを責めてはおりません。


 妄想もわもわ楽しませて頂いておりますからー!!



 原作沿いですけどネタバレ等は一切ありません。

 お付き合い下さるお嬢様も楽しんで下さったら嬉しいです♪


■ お姫様は紳士がお好き? ■





 

 

 いくら君が全力投球する子だって知っていたって

 そんな風にびっこを引いて歩いていたら否応にも気になる。



 おおかた、泥中の蓮の紅葉役に熱中し過ぎて、普段は使わない筋肉を使い果たしでもしたのだろう。



 LMEに向かってギクシャクしながら歩いていた最上さんを見つけた俺は、彼女を強引に抱き上げ、先にラブミー部室に向かった社さんがお兄ちゃん然とした顔で用意してくれていたイスにストンと彼女を座らせた。



「 う……ご迷惑をお掛けしました… 」


「 なに、どうした?どうなってるんだ? 」


「 実は…… 」



 隠し立てが意味のない事だと判っているのだろう。

 最上さんは座ったまま腰をかがめて靴と靴下を脱ぎ捨てた。



 現れた彼女の素足を見た俺達は、予想外の勇ましい足先を見てあっけにとられる。

 最上さんの爪先は血で赤く染まっていた。



「 なっ……なんだ、これ? 」


「 靴擦れです… 」


「 靴擦れ??…って言わないだろう、これは 」



 跪いて確認をすると、最上さんの足はかなりひどい状態になっていた。


 親指の爪が激しく割れて、はっきりと血が溢れている。もちろん、止まってはいるみたいだったけれど。



 よくこんな状態を我慢して歩いたな…と感心するぐらい酷かった。



「 あーあ。ひどいねこれは。忍者の役だからなー。やっぱりそれなりに足運びとか気を使っちゃうよね。実際には音なんて後で編集されると知っていてもね… 」


「 そう…。そうなんです。やっぱりちょっとは気を使った足運びをしないとって考えて。なにより違和感が出たら嫌だなと思って… 」



 頑張っているからこそ、こんな状態になった自分を不甲斐ない…と思ったのか、最上さんは目に一杯の涙をためてしまって、それを見てこんなことを考えるなんて我ながら不謹慎だなとは思ったけど、その姿がたまらないほど愛しいと思った。



 それが顔に出ていたのだろうか。

 社さんが突拍子もないことを言い出した。



「 蓮。慰めてやれよ、キョーコ姫を 」


「 は? 」


「 キョーコ姫?!…って、社さん、いきなり敦賀さんに何を仰るんですか?! 」


「 いや、だって。これってキョーコちゃんが頑張っているって証拠じゃないか。だから痛みを忘れる様にさ… 」


「 そんなんでお姫様仕様にしないで下さい! 」


「 いや、なるほど。了解です、社さん。確かに痛々しそうで可哀想だ。キョーコ姫が 」


「 やだっ!!敦賀さんまで悪乗りしないで下さい!! 」


「 悪乗り?そんなのしてないよ 」


「 絶対してますぅっ! 」


「 してないって。……そんなことよりキョーコ姫。俺を信じてごらん? 」


「 きゃうっ!!やだ、その真面目な顔ぉぉぉ!!! 」


「 本当に酷いな。こんなに可愛い君をそんな風に泣かせるなんて、憎らしい傷だね。俺が治してあげたいよ 」



 血が滲んでいる彼女の足を片手でそっと持ち上げ、跪いた状態から更に腰をかがめた俺は、自分の手に馴染んでいる最上さんの足先に自分の顔を近づけた。



 その痛々しい爪先にチュ…と口づけると

 最上さんは活火山に負けないぐらいの大爆発を起こした。



「 ぴみゃあぁぁぁぁああああっ!!!!! 」


「 おおー、さすが、蓮!!キョーコちゃん、顔真っ赤 」


「 にゃぁぁぁあああっ!!!にゃにするんですか、敦賀さぁぁぁんっ!!!キ…キ…キス……足にキ……っ!! 」


「 ん?君を慰めようとしたんだけど。痛み、忘れた? 」


「 あうっ、あうっ………うにゅううぅぅぅぅぅ~~~~っっっ!!! 」


「 どうやらまだらしい。どうにも憎らしい傷だね。

 いいよ。俺は何度だってキョーコ姫の爪先に祈りのキスを… 」


「 いやぁっ!!忘れた!忘れました!もうきれいさっぱり忘れ去りました!!! 」


「 ……くす。そんなにあからさまな拒絶をしなくてもいいだろう。せっかく可愛いお姫様を慰めているのに。

 忘れられていたのならもう一度キスしておこう。この傷が少しでも早く癒えるように 」


「 いやっ!!敦賀さん、イヤです。もういいっ!!

 ダメ、ダメ、ダメです、やめて下さい~~~っっ!!! 」



 最上さんは先ほどとは違う表情で、だけどやっぱり目に涙をためたまま



 抱き締めたくなるほど愛らしい真っ赤な顔で、イヤだ、イヤだと首を振った。






     E N D


照れに照れまくるキョーコちゃん。

……と、それを見て気を良くする蓮くん…と、蓮の仕草を見てさすがだと心の中で拍手を送るヤッシーの図が目に浮かぶ(笑)



この手のSSって書いた時は大したことないな~って思って、メモメモして満足・放置…になることが本当に多いのですが、発掘して読み返すと案外いける♡って思える内容なのが不思議だなーと思う今日この頃。


放置に至る最大の理由はタイトルが思いつかないことでして、発掘してこれを読んだらタイトルがポンと出て来たのでお届けいたしました。


実はつい先日もメモメモしたSSがあって、それも現在放置ing中なのですが、タイトルを思いついたらお披露目すると思います(〃∇〃)



⇒お姫様は紳士がお好き?・拍手

Please do not redistribute without my permission.無断転載禁止



◇有限実践組・主要リンク◇


有限実践組・総目次案内   

有限実践組アメンバー申請要項