こんばんみぃぃぃぃぃぃっо(ж>▽<)y ☆いちよーでっす☆
毎年恒例、蓮誕!お届けいたします♪
ちなみに原作沿い両片想い蓮キョですよぉぉ。すまんね、未だにしつこく両片想い蓮キョで(笑)
だって私、どうしようもないくらい両片想い萌えなんだもぉぉぉぉぉんっ♡
お愉しみ頂けたら嬉しいです!!
2018年・祝蓮誕
■ ハッピーの勇気 ◇前編■
――――――― 2月9日23時50分。
敦賀さんの自宅があるマンション下の植え込みに隠れて、見上げた所で見えるはずも無い上層階を見上げた。
自分の口から吹き出る白い息。
耳も鼻も頬もすべてが凍り付きそうに寒いというのに、私が抱いた恋心は唐突に欲を肥大させ、私の立場を一つも考慮しないでただひたすらあの人の姿を求める。
敦賀さんはいま一体どこにいるのだろう。
もう自宅にいるのだろうか。
それともまだ仕事とか?
これが愚かな行為であることは知っていた。
ましてや何の連絡もしなければ会えない確率は断然上がる。
持っているだけだというのに手の内の携帯電話は容赦なく冬の夜気を伝え、かじかむ手に微かに温かい息を吐きかけながら連絡そのものを躊躇った。
なぜなら、理由が無いのだ。あの人に伝えるべき何かがない。
いまより数時間前の私はだるまやの2階にいた。
2月10日は敦賀さんのバースディ。数時間後にその日が来る。
時計を見つめながらそう考えていたら居てもたってもいられなくなり、つい私はここに来てしまったのだ。
少し離れた車道では、決して頻繁ではないけれど時々車が行き過ぎる。
対照的に多くの人が暮らしているだろうマンションは夜中のせいかひどく森閑としていて、熱を持った個体は自分だけのように思えた。
またどこからか車のエンジン音が聞こえて、凝りもせず再び心音を高める。
もしかしたらそれは敦賀さんが操る車の鼓動音かも知れない。そう思うだけで期待が高まる。
逢えるわけない。
でももしかしたら会えるかもしれない…。
その微かな希望に縋るように
私はずっと動けずにいた。
エンジン音が近づいてきた。道を照らしていたライトが揺れてこちらに向かって来るのが見える。
車は間違いなくマンションの駐車場を目的地としているらしかった。
今度は街灯が車を照らした。
その形を認めて私はたまらず目を細めた。
――――――― 帰って来た……
敦賀さんが帰って来た。
植え込みの影から通り過ぎる運転席を見つめて確かに敦賀さんだと確認する。
背筋と肩が同時に震えた。
心も歓喜で震えていた。
第一の目的を果たせた私は身体が実感している寒さとは逆に、優しく暖かな気持ちだった。
握りしめた携帯で時刻を見直す。
時は23時58分。敦賀さんの誕生日まであとわずか。
ゴクンと固唾を飲み込んだ。
誰よりも早くおめでとうを伝えたい。
出来れば私が一番乗りで。
だけど……
「 うううう……。お誕生日おめでとうございますって言うだけで、0時ピッタリに電話をする後輩って敦賀さん的にはどうなんだろう? 」
恋の迷いに尽きはない。
勢い電話をしてしまえば良かったのかも知れないけど
気付いてしまったらもう、その勇気を絞り出す勇気は出なかった。
カパリ…と開いた携帯は一定時間を経てスリープに戻る。
暗くなってしまった画面を見つめながら私は何度もうなずいた。
――――――― いいの。これでいいのよ…。
敦賀さんの迷惑にならなくて良かったと思えばそれでいいじゃないの、キョーコ。
「 ふうぅぅぅ……っ…さぶういぃぃ…… 」
姿を見ることは出来たのだから、もうそれだけで良しとしよう。
踵を返して一歩を踏み出した私の頭に、凍えた足元からパラパラと崩れてゆく氷の彫像の映像が浮かぶ。
いまの自分がまさしくそれの様な気がした。
心はこんなにも温かいのに身体は芯から冷えている。
ぎこちなく3歩を進んだところで前進不可に陥った。
「 最上さん!!やっぱり君だった…… 」
「 ……っ!?! 」
冷たくなっている私の身体を、敦賀さんの温みが覆いかぶさる。
なぜ敦賀さんが私に気付いたのか理由はさっぱり判らないけど
そう言って後ろから私を抱きしめてくれた敦賀さんの熱い息が、凍えた耳に温度を伝えた。
⇒後編に続く
蓮くんサイドに続くのだ♡(〃∇〃) 両片想いぃぃ、ヤッホー♪
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