一葉ですv(´∀`)v![]()
タイトルにある記念日…を見てピンと来た方がどれほどいらっしゃるでしょうか。
そう。実は今日のは先日……というのも憚れる、3月にアップしたSSの続きです。
当初はあれ以降、書く予定は全く無かったのですが、これまた先日…と言ってももうひと月以上前。
有限実践組のアメンバー申請をして下さった某様が、申請メッセージ内で上手におねだりリクエストをして下さったことがきっかけ。
一ヶ月なんてあっという間ですよね。遅くなりましたけど、それでも一葉的には早い方なんですよー!タイトル思いつかなくてこんなのになってしまいましたけどー!
では、ご存じない方、記憶にない方は前話からお読みください(。-人-。)
■ 取り消し記念日 ■
これは、何の拷問だろう…と思った。
「 では敦賀さん!ふたたび宜しくお願いします 」
「 よろしくおねがいします… 」
歯医者特有のイスに腰かけ
背中を預けてゆっくりと傾いていくその動きに従う。
「 そう。それで患者さんのイスが完全に倒れた所で京子ちゃんは自分のイスを動かす。ここから患者さんを覗き込む。OK? 」
「 はい! 」
白衣姿の最上さんが
実際の歯科医のアドバイスと共に、俺を患者に見立てつつ
現場監督の指示通りにリハーサルをこなし始めた。
……言うんじゃなかったな。
逆バージョンなんてどうですか?なんて。
自分としては
この子が俺に自分から近づいて来てくれる…っていうシチュエーションを、ちょっと体験してみたくなっただけで
面白半分
冗談半分で言ったつもりだったんだけど
まさかそれが、こんな事になろうとは ―――――― …
「 じゃあ敦賀さん 」
「 ん? 」
「 すみません。もう少し上を見るように顔を動かして頂けますか? 」
「 うん。こうかな? 」
「 あ、はい。そうです 」
逆さまに俺の顔を覗き込む君の仕草は確かにちょっと新鮮で
幾度かのリハを通して
よりリアルに演じたい…と言った最上さんの希望に
誰もが首を縦に振ったのまでは良かったんだけど…
「 あ…れ?どうしてぇ?? 」
もとより、歯科医の動きを真似た所で所詮それは付け焼刃
想像通りにはなかなかうまくいかず
最上さんは何度もチャレンジを繰り返していた。
「 えっと…もうちょっと……」
…―――――――― 頼むから、これ以上はやめてくれ、最上さん
さっきから
俺の頭にはとてつもなく驚異的に柔らかいものが何度となく触れているんだ。
その事実に早く気付いて欲しい…
「 すみません。どうしてだか上手く診ることが出来ません~ 」
「 うん、そうみたいだね。あのさ、もう少し患者さんのイスを全体的に下げて、水面を覗き込むような感じにしたらいいと思うよ? 」
「 あ、そっか…。敦賀さん、ごめんなさい。動きますね 」
「 ……うん 」
「 あ、この高さなら……。それで、こう?ですか?? 」
「 うん、そうそう!!それで口が見えるでしょ? 」
「 はい!確かに!! 」
いや!!そうそう、じゃない!!
仰向けに寝そべったこの状態で
横を向いたらそこに最上さんの胸があるなんてどんな拷問だっていうんだ。
頼むから君も!!
そんなに胸を押し付けて来るんじゃない!
この状態で俺の息子が急に元気になっちゃって、ぴょこんと頭をもたげたらどう責任をとってくれるつもりなんだ。
「 敦賀さん、苦しくないですか? 」
「 苦しくはない… 」
非常に切なくはあるけれど……
さっきから
どーしようもなく、切ない
「 じゃあ敦賀さん、口を開けてみてください♪ 」
悪いけど最上さん
俺、これ以上、耐えられそうにないんだ
「 なんで?最上さんがディープキスでもしてくれる訳? 」
「 はい? 」
思考停止で目が点になった君と見つめ合うこと
カウントOne ……2……3……4……ファイ…
「 なっんでそんな…。する訳ないじゃないですかっ!!こんなときに何言ってるんですかぁっ!
撮影じゃないですか!お仕事じゃないですか!リハの最中じゃないですかぁっ!
どどどどどどうしてそういう事をアナタは平気な顔で~~~~っ!! 」
――――――― 平気?
そっか、良かった。
少なくとも俺、まだ君の目には平気そうに見えるんだ。
少し
いや、かなり安心したかも…
「 黒崎監督… 」
「 んあ? 」
「 やっぱり、やめませんか?この逆バージョンってやつ。
もともと予定外なのに、このCMがきっかけでセクハラまがいの患者が増えたら本気で困りますし… 」
無防備
無自覚
純情乙女
それなのに――――――
「 ……フッ……ああ、そうだな。やっぱりやめるか。半分はノリだったしな 」
「 ええ~?そんなぁ~~~!! 」
「 ごめんね、最上さん。でも君だって嫌だろ?自分のCMがきっかけで実際に嫌な思いをする女医さんが出たとしたら 」
なのに信じられないほど卑怯だよ、君は。
よもや無意識攻撃で君に報復されるとは、さすがの俺も予想外だった。
「 それは嫌ですけどぉ… 」
「 うん。だろ? 」
知ってか知らずか
俺はいつだって君の無垢な可愛さに翻弄されっぱなしだってことすら
「 でも1時間以上、リハしましたのにぃぃ~~!!
もぉ、敦賀さん!!言うならもっと早く言ってくださいよぉぉぉ… 」
「 だからゴメンって…… 」
君は気付きもしないのだから。
E N D
※続きません※
実際にそのお仕事に携わっている方からのおねだりリクエストを元に構成致しました。
診ることに神経がいって胸を押し付けちゃって注意されちゃうってこと、学生時代に良くあったことなんですって♡(〃∇〃)
萌え爆発地帯ですわね( ´艸`)ネタ振りリクエスト、ありがとうございました!!
⇒取り消し記念日・拍手
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