あら、今日もSSなのね♡( ´艸`)ふふ…。
そうなのです。毎年恒例、年末のお仕事が始まりました。
お仕事が始まると、なぜか一葉の脳内は確実にSS脳に…。
多分、続き物を考える余裕が損なわれるせいでしょう(笑)
変わらず両片想いを量産しておりますが、この頃の妄想は蓮君もキョコちゃんもどこか積極的な風があって我ながら面白いです♪
少しでも楽しんで頂けますように~о(ж>▽<)y ☆
■ W逆襲 ~だぶるぎゃくしゅう~ ■
なぜか、口内炎が出来た。
睡眠はちゃんと取っていたし
学校はいたって平和で
第一、仕事にはやりがいがあったからストレスなんか抱えてもいない
不足しているものなど何もないはずなのに
まるで栄養不足だと言わんばかりに口内炎がズキズキと疼く。
ラブミー部の仕事の依頼で
たまたま今日、敦賀さんの仕事場の近くで用事を済ませた私は
大好きな人の顔を拝むべく、その現場に足を運んだものの
――――――― うう…。痛みが気になって集中できない…
せっかく!
せっかく!!
せっかく演技の神様のそれを見せていただいているのに!
ジンジンと痛む口内炎の疼きに耐えられず、ウキウキとはずんでいた胸はすぐにしぼんでしまった。
「 ……最上さん、どうした?頬を抑えて…。まさか、虫歯? 」
「 違うんですぅ~。栄養は足りているはずなのに、なぜか口内炎が出来てしまってぇぇ… 」
そうよ。
毎日ご飯はちゃんと三食美味しくいただいていたから、栄養は充分すぎるほど足りていたの!
私に足りなかったのは、どちらかというと敦賀さんとの会話の方で…。
今日なんか、ラブミー部の用事が入ったと同時に
敦賀さんのスケジュールを調べたりなんかして
場所を確認して
時間を確認して
敦賀さんに逢えるようにって
ちゃんと気を配ってセッティングまで試みて
こうしてちゃんとお邪魔することは出来たのに
口内炎がどうにも疼いて集中力が欠けてしまう自分が憎い!
「 ぷっ!! 」
思考の波にのまれて百面相をしていた私が面白かったのか
大先輩の口から吹き出した笑いが聞こえた。
何気なく敦賀さんに視線を移した途端、浮かんでいた神の寵児の笑顔に私は度肝を抜かれる。
「 な……敦賀さん、なンでショうかっ!? 」
声が上擦ってしまったのは動揺を隠しきれなかったから。
だって、敦賀さん
どうしてそんなに色気を孕んだ笑いを浮かべているんですか?!?
「 …うん。最上さんがあんまり痛そうに百面相を繰り広げるから、いっそ俺がそれをなめとってあげられたらなぁ…って思ってね? 」
「 なっ?!なめと…?? 」
じょ…!!
冗談にも程があります!
…っていうか、そんなことを考えただけでそんなにも夜の帝王顔になるとか!
神の寵児はほんと
人を超越していますよねっ!!
「 …見せてごらん?どこにあるの? 」
「 み…見せる訳ありません!だって、口の中ですよ!?? 」
「 うん。そりゃそうだろう。何しろ口内炎だから 」
ちょっと!
なに当たり前のことを…って顔をしているんですか!
そりゃ、確かに当たり前ですけど。
でもですね、こっちにとってみたら
敦賀さんに口の中を見られるとか
そんなことを想像しただけで背筋が痺れちゃうんですからね!
…―――――― けど
きっと敦賀さんがこう言うのって
私が狼狽えるって始めから判っているからですよね?
つまり、私をからかっているんでしょう?
そんなことぐらい、私にだって判ってますよ。
……じゃあ、敦賀さん。
たとえばもし、私がそうして欲しいって言ったら…?
そしたら敦賀さん
少しは予想外だって、狼狽えたりしてくれますか?
こんな大人な敦賀さんでも…?
「 最上さん。噛みしめてないで口を開けて? 」
どうでもいいですけど、敦賀さん。
敢えて心の中でだけ突っ込ませて頂きますけど、それって本当に無駄な流し目ですよね。
もちろん、そういう敦賀さんも素敵ですけど
でも私がいま一番見たいのは
そんな色気を孕んだ夜の帝王のあなたではなくて
私の言葉で
信じられないって顔をして、驚くほど狼狽する敦賀さんの姿なんです。
だから。
一度だけでいいですから
私のセリフで狼狽えてくださいませんか?
「 敦賀さん? 」
「 うん? 」
「 せっかくのお誘いなので、あとで二人きりになった時にお願いしてもいいですか? 」
「 ………は??? 」
「 きれいさっぱり、なめとって下さるんですよね? 」
「 …… っ!?! 」
私からの予期せぬ逆襲に
明らかに驚いた顔で目を点にした敦賀さんが
黙ったまま私から2歩後ろへと退き
右手で口元を覆い隠す様を、私は勝ち誇った気分で見届けた。
こんなにも人がいる現場だというのに
それを見ていたのはたぶん私ひとりだけで
その特別感が一層、私の満足度を高めたのは言うまでもない。
だから…
「 …――――――― ……… 」
私から静かに視線を逸らして
横を向いた敦賀さんが
もう一度私に視線を向けたそのとき
変わらず覆い隠した手の中で、小さく私に返事をくれていたことに
私はちっとも気付かなかった。
敦賀さんが夜の帝王顔を維持していたことも
ハンターのような目つきに変貌した事にも私は一切、気付かぬまま。
『 …―――――――― いいよ。じゃあ、あとでね? 』
敦賀さんを翻弄してみせよう…なんて考えること自体
きっと百年は早かっただろうことを
私は数時間後、敦賀さんの車の中で散々味わうことになる。
「 …んっ!!……も、やだ、敦賀さん、イタ… 」
「 まだ。全然なめとれてない 」
「 だっ…んーんっ!!……ほんとうに、痛っ… 」
「 君が望んだ事だろ 」
「 ……そ……っ…敦賀さんっ……っ…イッ…んんっ!!! 」
攻められ続ける口内炎の痛みに、涙と苦言を浮かべた私の
抗いを許さずに拘束し続ける
温かくて大きな胸と腕が持つ優しさのギャップに
これでもか、と全身を甘く身悶えさせながら ―――――― …
E N D
さて、ここで問題です。果たしてこのフレンチ♡キスは天国か地獄か(爆)
すでにサーチングキスの域に達しているような気もするが…
車の中でってことは、自宅までは我慢できなかったのね、蓮様( ´艸`)
ちなみにキョーコちゃんは運転席にいる蓮君の膝の上です。 ←笑
そして口内炎が出来たのは一葉です(笑)一晩で治りましたけどね。←すご
⇒W逆襲・拍手
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