SS 秋の入り口 | 有限実践組-skipbeat-

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こちらは蓮キョ中心、スキビの二次創作ブログです。


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 こにゃにゃちは…にゃふ( ̄▽+ ̄*)…お久しぶりのおやつの時間にUP♡

 一葉ですよん


 関東地方、秋っぽい空模様なのに今日はとっても陽射しが鬼っ!!


 お散歩の途中(←アレ散歩かよ。運動しろ…)で汗(;´・ω・)ダクダクに…。

 そんな中で今年も大好きな花を見つけました!この香りを感じると秋だなぁって思います。


 両片想い蓮キョ!みずみずしさいっぱいですぅо(ж>▽<)y ☆


■ 秋の入り口 ■





 残暑を思わせる9月下旬の昼下がり。

 食欲がわかないのを理由に、食事もそこそこにして香りに誘われる蝶の如く暖色の花のそばに立った。


 拡がるのは強い甘さ。

 けれど辿るほどにその中に隠されているのは柑橘系の爽やかな芳香。



 ――――― 決して目立つ花ではないけれど。



 オレンジとも黄色ともつかない不可思議な色を持つその花に、はにかみ笑顔の彼女を瞬時に重ねる。



 筒形4弁の可愛い小花…。


 きっと君に似合うだろうと、気まぐれに携帯のシャッターを下ろした。



「 …蓮?珍しい事をしているな? 」


「 社さん…。食事なら、もう要らないですよ? 」



 腰に手を当てて瞼を閉じた社さんは、あからさまに眉根を寄せるともう片手を額に押し当て、はぁと深く溜息をついた。


「 …判っているよ。それより、何してんだ? 」


 正直に理由を口にしようものなら、からかわれるのはもう承知している。


 社さんの気を逸らすにしてはちゃちな返事だったことも判っていたから、ただ何となくです…とだけサラリと答えた。



 ――――― 本当は、最上さんに連絡したいぐらいなんだけどね。



 結局、彼女のメアドは得られないままだから。

 撮った写真を彼女に送る事も出来ないけれど。


 画面を見ながらほんの少しの苦笑を漏らすと、社さんはいたって普通に口を開いた。



「 キョーコちゃんにメールでもするのか?こっち、季節が少し早いもんな… 」


「 …しませんよ。知りませんし… 」



 そう答えた俺に向かって、社さんは面白そうに目を弓の形にしならせると、本当にいやらしく口元を大きく歪ませた。


 その顔…。俺をからかう10秒前ですよね…?



「 ああ…まあ、なあ。契約会社が異なっていると、電話番号で簡単なメールしか出来ないもんな。写真はデータ量が多いから… 」


 ニヤリと口角を上げて俺の方を見る社さん。

 その彼の言葉を理解した俺は、表情を変えることなく心の中で頭を抱える。



 … ――――― そう言えば、そうだ。



 電話番号の移行が可能になってからは、契約会社が異なっていても、短いメールなら携帯番号宛に送信することが出来る。



( そういや、それで一時困ったことがあったのに、そんな事もすっかり忘れていた… )



「 おやぁ?まさか蓮くん、知らなかった? 」


「 …社さんって、本当に俺をいじめるのが好きですよね。あれですか?好きな子を虐める男の心境ってやつですか? 」


「 バカ言うな!俺が好きなのは女の子であって、断じてお前のような魔性の男ではない!! 」


 ムキになって人差し指を俺に突き出した社さんに皮肉な笑みを投げてから、3歩離れて最上さんの携帯番号を画面に表示した。



 仕事の都合で、東京から離れてしまっていたから。

 帰る予定の明日までは、偶然、彼女と出逢う…というハプニングさえ起きない。



 会いたいと思っているのはたぶん、俺だけで…。

 一方的に意味のない連絡は彼女にとって迷惑かも知れないと思うと、つい二の足を踏んでしまいそうになる。


「 …おーい?蓮、いいのか?もうすぐ撮影始まるぞ? 」



 それでも…。



「 あ、すみません。すぐ終わらせますので待っていて下さい… 」



 ――――― 同じ番号で出来ることが二つあっても…。

 自分が取るべき行動はいつだって一つだけなんだ。



 通話ボタンをプツリと押して

 彼女を呼び出すコール音を鳴らした。




 ……ごめんね?

 ……君の声が、聴きたいよ…。



『 はい、最上です!…敦賀さん? 』


「 うん、そう、俺。いま、大丈夫? 」



 大丈夫ですよ!と弾んだ彼女の明るい声が耳にこだますると、甘い芳香が鼻孔を通って胸いっぱいに拡がった。



「 いまね、オレンジ色の花の木の前にいるんだけど… 」



 金木犀の花に少しだけの勇気をもらって

 聞きたかった彼女の声に心が弾んだ。



 夏の残暑を思わせる太陽の下


 秋の入り口を迎えたばかりの、昼下がりのひととき。







    E N D


にょふ♡(〃∇〃)両片想い蓮キョ!!!!これでもかと両片想い(笑)


先日ね、某マスター様とやり取りをしていた時にふと思ったこと。

いま、携帯会社に関係なく番号でメール出来るんじゃね?…みたいな(笑)

ちょっとだけ便利になりましたよね~。


きっとこの時、番号だけ知っていた女優さんやらなにやらから、沢山メール貰ったんじゃなかろうか、とか勝手に妄想。迷惑に思った蓮くんが脳裏にチラリ…。


メアドね…。知ってもきっと、蓮は電話を選択すると思うんだよね。

ってか、メールで告白とか有り得ないから!!

男なら直コクだろっ!!о(ж>▽<)y ☆



⇒秋の入り口・拍手

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