SS 夏の思い出 | 有限実践組-skipbeat-

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こちらは蓮キョ中心、スキビの二次創作ブログです。


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 朝だ!もうすぐ8月が終わる!!

 いやもう、ほんと。原作連載がどれ程の萌えを補給してくれるのかを痛感している一葉です。

 早く二人に逢いたーいっ!!(ノTДT)ノ~┻━┻


 さて、そんな苦しみの中。それでも脳内は蠢いております。ちなみに、萌えが足りない分は糖分で栄養補給に努めております(笑)

 将棋や碁、オセロやチェスなど、頭を働かせるゲームが脳内の糖分を大量に消費させるのは既に証明されておりますが、そんなの妄想だって相違ないぜ!!(`・ω・´)キリッ ←二次やっている時は現状維持


 さて、本日のSSは、ローリング♪コラボ前中後と続いた後のおまけ話です。

 ちなみに蓮が微妙出演。うん、まあ、そんなもんだよ(笑)


 念のため前のお話はこちらでーす♪(///∇//)

 前編「遠足の前には」 …一葉作

 中編「浜辺の定番」 …マリモ様作

 後編「無意識カップル」 …一葉作


~マリモ様著/「浜辺の定番」のおまけ~

■ 夏の思い出 ■





 結局、ローリィ宝田プレゼンツ♪夏の海辺バカンス…は、特に目新しい進展もないまま最終日を迎え、蓮とキョーコはもちろん、それぞれがそれぞれの日常へと戻った後日のこと ――――― …。



 夏の暑さは相変わらずで、ただ時々、癇癪を起した灼熱の太陽が、まるで夏風邪を引いたかのごとく雨雲を呼んできては暑い空気を宥めていた。


 気まぐれに訪れる冷えた空気にひっそりと心を癒されていたLMEで、毎年恒例の行事として敢行されたそれの写真が、1人も出席することのなかった俳優部門のある一面の壁を使用して当たり前のように公開されたのはそんな日の午後だった。


 この旅行に社長が姿を現すことはなく、一切合切を任されていたのは社長秘書と名高い有能な彼であったので、当然それらの写真もその秘書が撮ったものと思われた。


 見るものが見れば南の国の王子…と呼べなくもない容姿の彼…キョーコ曰くセバスチャンさん撮影のフォトグラフは、行きたくても行けなかったLME俳優部の社員のみならず、見る人全ての視線と心を容易く奪った。




 ――――――― 始まりは、エメラルドに輝く海辺の景色…。



 心が洗われるような広々とした空間が写真いっぱいに広がり、絵にかいたような空、絵にかいたような雲がそこにはあった。


 日本の海辺では滅多にお目にかからないであろう植物が枝を拡げ、そこに生えている豊かな葉が風でなびいてるのが判る。

 潮風さえ感じさせる躍動感あふれる写真は、瞬く間に夢の世界への扉をあけ放ち、通りすぎようとした社員の脚をその場に縫い付けた。


 今年はどこに行ったのだろうかと、思わず考えずにはいられない異国の雰囲気。

 日本で殺伐とした暑さと忙殺に近い仕事量に嫌気を覚えていた社員の心と視線を釘づけるには充分な要素である。


 そしてさらに濃く影を落とす写真…。


 そこに映し出された1枚のスナップが、とりもなおさず彼等のことごとくを強烈に引きつけた。



 浜辺のバカップルを演出している、蓮とキョーコの写真が…。



 恐らく、顔がアップで写っていたのなら、キョーコが顔を引きつらせながら肩越しに蓮へと振り向いていることが誰の目にも明らかだったに違いない。

 同様に、逃げて行くキョーコを追いかける蓮のそれも。


 かなり真剣に目をつり上げながら右手を前に突き出し、蝶の如く逃げて行く愛しい彼女を本気で捕まえようとしていた切迫感が誰の目にも伝わった事だろう。



 だが……。

 ある意味、どんな写真よりもこなれた一瞬がそこにあった。



 煌めく水面に照らし出されて、水際を走る二人の足元には水しぶきが上がっている。


 肩越しに振り返るのは細身で華奢な女の子の身体。

 遠目であるがゆえに表情を読み解く事こそ出来ないが、口が大きく開かれているのだけは見て取ることが出来た。


 その彼女を追いかけるのは、生意気ボディに磨きをかけた立派な体躯の長身の男性。

 振り向きざまの彼女に手を差し伸べる男の口元は伸ばされた右腕に隠されていて見ることは出来ないが、彼女の髪がふわりとなびいている事で爽やかな風が渡っているのだろう事は想像に難い。


 夕陽ではなく昼間の太陽であることが、その情景を鮮やかに想像することを容易にさせていた。


 自主的夏休みを与えられた社員の脳裏でモクモクと湧き上がるのは、もはやお約束のシーンでしか有り得ない。

 それこそ、最近では滅多に見られないドラマ仕立てのシーンよろしく…




『 捕まえてごらんなさ~い 』


『 こら、待てよ~ 』



 打ち寄せる波音を全身で聞きながら、走り抜ける二人の一瞬を切り出したその写真。

 もはやそこに、蓮とキョーコ、二人の心理的事情が映り込むはずも無く、またそれを感知できる繊細な神経の持ち主も一人もいなかった。


 誰もがその写真に視線を投げ、それと同時に凝視しては肩を落として深い溜息を盛大に吐き出す。

 その脳裏に浮かぶセリフでさえ、恐らく同じではないだろうかと思われた。




 ――――――― いいなぁ…自分も、したかった…。




 蓮に追いかけられる自分を想像し、甘く身悶えてしまう独身女性社員。


 女の子を追いかける自分を想像し、胸をときめかせる独身男性社員。


 既に恋愛ごとなど過去の戯言と化した熟練紳士淑女の社員でさえも、お約束かつ自分では経験したことのないそのシーンに憧れと敬意を抱き、何度もその写真に視線を奪われた。



 撤去されるまでの…数日間の、夢。




「 あ…敦賀様… 」


「 はい? 」


「 こちら、夏の思い出です。差し上げます… 」


「 え?…あ、ああ…どうも? 」


「 いえ。ご自宅で、ご確認下さいませ。では、失礼いたします… 」




 ……様々な思惑を交錯させるきっかけとなったこの写真が


 一枚として販売に回されなかったのは、常識を持った芸能プロダクションだからこそかも知れない。






     E N D


どんなオチだよ( ̄ー ̄; マリモ様。すみません、こんなんで(笑)

後編を書いている時、フワッと浮いてきた妄想…。バカップル蓮キョの写真を穴が開くほど見つめ続ける社員の姿。


写真を撮ったのはローリィがそこにいなかったから。

秘書として報告写真を撮るのは当たり前かな~?と思ったので。


芸能プロダクションなら、きっと社員旅行であっても芸能人の写真を販売とか無いですよね。


所で、こういう団体行動の時に撮られる写真で、自分が写っていないのを買った事ってあります?

好きな人が映った写真…(///∇//)きゃハートとか言って(笑)


一葉、一回も無いのです。学生の時も社会人になっても。

ちなみに、長く勤めていた某会社での旅行写真は、写っている本人以外の申し込みが禁止されていました。まだ、個人情報云々がうるさく無かった時代ですよ?

でもその会社の社内恋愛率は非常に高かったです!

未だに七不思議:*:・( ̄∀ ̄)・:*: ←超無関係でした



⇒夏の思い出・拍手

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