こんにちは~ん (*^ー^)ノ
全然関係ありませんけど、一葉の今朝のメニュー。
赤飯、わかめとあさりの味噌汁、黒ゴマ豆腐とブルーベリー入りヨーグルト。
そう、なんとまだゴマ豆腐ブームが続いています(笑)
別名隠れ大豆祭り( ̄▽+ ̄*) にゃはーん
まあ、ゴマ豆腐に大豆は使われていませんけどね。
そして本日のSSは、そのゴマ豆腐シリーズ~。
葉っぱに書かれた指令を受け取ったのは12日だったのに、こんなに時間がかかってしまいました…。
しかも、結局いただいたアドバイスが一切関係ないっていうね…。どんだけ迷惑かけんだ一葉。
でもこれだけしかまとめられなかったんです![]()
それでは、変わらず愛の応酬を繰り広げてくれているユーちゃん&セーちゃんと、すべてのスキビスキー様へ向けての蓮キョ愛、大放出です(←)
最初はコレ⇒( 前振編 本題編 )⇒ユーちゃんコラボ( 前編 中編 後編 )で、下に続く。
~蓮キョ愛捧げあい(応酬)ゴマ豆腐シリーズ~
■ 彼と彼女の好きなもの ■
ある、うららかな午後。
いつものようにラブミー部の部室で、敦賀さんが差し入れてくれた米粉を使ったバウムクーヘンを頬張っていた時、突然、社長さんから呼び出しがかかった。
「 とにかく、大至急とのことだから! 」
息を弾ませた椹さんにそう訴えられ、のんびりと過ごしていた私と敦賀さんはそのまま社長室へと向かった。
「 お前らな…隠すにしても限度ってもんがあるんだよ… 」
…隠す?
開口一番呟かれた社長さんの言葉の意味が解らず、私は思わず首をひねった。
「 最初は、ゴマ豆腐だったんだろ? 」
そして次に来たのはいなりずし。
…くずきり、納豆、有機野菜のサラダ、数量限定きな粉饅頭、野菜ゼリーにサクサククッキー…。
語られたその内容は、私のブームが変わるたびに品を変えた敦賀さんからの差し入れだった。
ちなみに今は、米粉を使ったバウムクーヘンだったりして。
「 え?俺、隠しているつもりなんてありませんでしたけど? 」
「 言うなお前…。最上君が気付かないうちに噂だけ拡げやがって… 」
「 人聞きの悪い…。噂を拡げたのは俺じゃありませんよ 」
二人の会話の内容に、私の頭上にははてなマークしか出ない。
「 え?敦賀さん…噂って…? 」
呟いた質問に顔を向けるけど、答えは得られないまま闇に葬られた。
いえ、いま間違いなく昼間だけども。
「 既成事実から先に作るなんざ、お前結局ヘタレだな… 」
既成事実?って何ですか!!
そう叫んだところで私の言葉はまたうっちゃられ…二人の会話は続いていく。
「 失礼ですね。俺が最上さんに差し入れを続けたのは彼女の喜ぶ顔が見たかったからで、別に他意はないんですよ? 」
しれっと言い放った敦賀さんに、社長さんは胡乱なまなざしで反撃をした。
「 判ってやっていれば同罪なんだよ 」
重く低く囁かれた言葉は、なのにどこか優しさを伴っていて。
フ…と柔らかく口元を緩めた社長さんは、敦賀さんの肩をポンと叩くと、とにかく席を設けてやったから、好きなように答えて来いと言い放った。
そして最上キョーコ…。意味不明なまま会場に向かう…。
行った先に待ち受けていたのは、たくさんの報道陣と、たくさんのフラッシュと、これまたたくさんのマイクだった…。
あれ?これって、もしかして…?
「 お二人がお付き合いをしているというのは本当ですか? 」
「 いつからなのか具体的に教えていただけますか? 」
「 きっかけは何だったんですか? 」
「 どちらからですか?それとも自然に…でしょうか? 」
「 京子さん、抱かれたい男№1の敦賀さんのハートを射止めたのは何だったのか教えていただけますか? 」
「 敦賀さん、京子さん固まっていらっしゃいますが、大丈夫ですか? 」
「 この先、明るい未来の予定などもお決まりなのでしょうか? 」
矢継ぎ早に投げかけられる質問に、私の頭がついていけるはずもない。
鎮座する長テーブルに添えられたパイプ椅子に肩をすぼませて座り込んでいる私は、恐る恐る右側に居る敦賀さんへと視線を滑らせた。
好きなように答えろと言われても、何をどう返答すべきかも判らない…。
ぶつかった視線。柔らかく笑みをこぼした彼の瞳は相変わらず優しくて、その色に、肩の力が一気に抜けたような気がした。
「 京子さん!敦賀さんのどこがお好きですか? 」
その質問で、途端にシンと会場が静まり返る。
今までの喧騒が嘘みたいに、私の言葉を待っているのが判った。
脳裏に蘇る痛い記憶。
敦賀さんとの出会いは本当に最悪だった…。
嫌われていたから、嫌いになって…。
でも、いつの間にか強く惹かれていった。
( …あれ?…出逢い…? )
自嘲気味な笑みがこぼれて、右手を口元に押し当てた。
それは、嘘だ。
本当は、あれが最初の出会いなんかじゃなかった。
私は、敦賀さんへとまっすぐ伸びた布石の上を、もうずっと…
幼い頃からずっと辿っていたのだと、もう知ってしまったんだった。
――――― 好きなように答えて来い…
振り向いた先、やっぱり同じように敦賀さんは微笑んでいた。
眩しくて、大好きで、ふわりと柔らかいその笑顔。
その笑顔が、いまも昔も私は好き…。
「 京子さん?お答えいただけませんか? 」
こそばゆくて、どこかくすぐったくて。
自然とクスリ…と笑顔がこぼれた。
敦賀さんの好きなところ?
そんなの、数えきれないほどあるのに…。
顔が好き?
性格が好き?
仕事に対して真摯なところとか
決して妥協しない揺るがない強さだとか
さまざまな思いが脳裏を彷徨いはしたけれど
でも、そうじゃない。
自分が、本当に思っているのは…
「 こんな私を、好きだと言ってくれるところです… 」
会場がどよめきに湧いて、口にした途端、恥ずかしさで顔から火を噴きそうになった。
そして重ねられた質問が、今度は敦賀さんに投げかけられる。
「 では敦賀さん。京子さんのどこがお好きですか? 」
俯きながらも右側を向くと、私を見つめる優しい視線とまたぶつかって。
クスリ…
とても自然に神々スマイルを生み出した敦賀さんは、一呼吸おいてから記者さんの方へと向き直った。
「 こんな俺を…愛してくれるところです… 」
瞬くフラッシュに目を細め
示し合わせたわけでもないのにまたお互いに見つめ合った。
鼓動が高まって、胸が熱くなって…
目に涙が滲んだ。
大切にしようと、そう思った。
自分の心の中に、生まれて育んだこの感情を、一生大切にしようと、心に誓った。
小さく頷いた彼に倣って静かに席を立ちあがると、腰に回された手の温もりに安堵の思いが拡がる。
「 …すみません。あとは、俺たちの事は見守っていて下さると、嬉しいです… 」
揃ってその場で一礼をして
また笑顔で向かい合ってから、静かにその場を後にした。
瞬くフラッシュはとめどない波のようで
ざわめく記者さんたちの声は、さざめく木々の葉擦れのように、やがて聞こえなくなっていった。
「 まぁ…お前らにしちゃ、上出来じゃねえか? 」
フフン…と笑った社長さんの顔はどこまでも祝福をしてくれていて。
愛の使者のお節介にも困ったもんだと、苦笑するにとどめた自分を褒めてあげたい…。
「 …緊張した? 」
「 しましたよ!!当たり前じゃないですか!?私、何も聞かされてなかったんですよ? 」
「 俺も、緊張したよ? 」
「 嘘ですよ!ずっと笑顔だったくせに! 」
――――― それは、君が嬉しい事を言ってくれたから…。
鼓膜をくすぐった声に身をよじると、私を襲う敦賀セラピーの香りに守られた。
この幸せを、大切にしよう。
幼い頃に出会えた奇跡。
再び巡り会えた奇跡。
そして、想いを重ねられたこの奇跡に、心の底から感謝しよう…。
「 ありがとうね?キョーコちゃん… 」
「 こちらこそ。ありがとうコーン… 」
――――― 大好きよ…
あれよという間に済んだ会見に胸を撫で下ろしていた私は、この時すっかり忘れていた。
自分のうっちゃられた言葉。闇に葬られた疑問のことを。
翌日―――――
すべての紙面のトップを飾ったのは、自分たちの記者会見時の写真で…。
その見出しの言葉に、私はようやく社長さんの言葉の意味を理解した。
『 目撃者多数!敦賀蓮!!彼女の笑顔が見たいがための差し入れ攻撃で見事ハートをゲット!!』
「 流石ね、敦賀さん。派手にお金を使ってしかも堂々と差し入れしただけの甲斐があったんじゃない? 」
モー子さんの言葉が、それを確かなものと確信させてくれた…。
E N D
タイトルをすっごい思い悩みました。考えても考えてもコレ!!ってものが浮かばなくて…。
結局、前作に当たるユーちゃんのタイトルをもじっただけのタイトル。いいのか、そんな事で…。
まあ、でも、お互いに好き同士だよねって思えるタイトル…ですよね?うん?微妙かなぁ?
しかし、一葉の考える蓮って、やっぱりどこか策士要素入っているんだね。
いずれにせよ!指令クリア~!!鍛錬、頑張ってます!!
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※このお話の続きはこちらです⇒「彼と彼女を大好きな人 」yununo様作
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