おはようございます。( ̄▽+ ̄*)
懲りていない…。ちっとも懲りていない一葉梨紗です。
息切れしながらも毎日毎日…。バカだろ一葉。
まあ、でも一葉にとってお話を書くことは、呼吸をする事とほぼ同義なんです。
判りにくいかもですが、例えば長編ものが遠い空だとしたら、SSは足元の石のようなものです。
つまりネタはどこにでも落ちているのね~(* ̄Oノ ̄*)
でも石コロ一つだってこの世界のマテリアルなわけで…。ぞんざいに扱う気は一つもございませんです。
ちなみに今の気分はコレです↓
「♪長く助走を取った方がより、遠くに飛べるって聞いた~…」
…ってこと。
まあ、早い話が、お話をまとめるのに時間が必要で、更新頻度が下がるかもよ~っていう予告です。
ああ…なんか表現が下手くそですみません。
さて、本日のSSは、先日seiさまと二人で課題提出致しました「紫陽花で会いましょう」の続編です⇒< 前編こちら 後編こちら >
薄暗い国の鬼ユーちゃんから下された指令に応じるSS(笑)
懲りていない一葉が繰り出す二人のパンケーキデートはいかに!??
~ 蓮キョ愛捧げあい(応酬)シリーズ鍛錬編 ~
■ 紫陽花似心 ◇前編 ■
――――― いつか、君と行ってみたいよ。
そう口にした俺の願いは、一ヶ月を待たずに突然叶った。
シチュエーションにこそ、若干の違いはあったけど…。
「 じゃあ、付き合い始めの恋人同士の雰囲気で。内容はお二人に任せますのでテストリハーサルをお願いします 」
「 敦賀さん、すみません。よろしくお願いします 」
先日、口にした俺の願いは、過密なスケジュールをやりくりしながら訪れることが出来た、愛しい彼女の楽屋の中で落とした呟きだった。
ほんの少しの時間を共有できたことに胸を躍らせた小さな幸せが、あの日たしかにそこにあった。
「 こちらこそ。お願いします 」
自分の前から駆け出した彼女の後姿をさみしく見送りながらも、聞こえないだろう距離で口にしたのは本当に他愛もない夢物語。
そしていま、最上さんと向かい合わせで座っているここは、あの日彼女が急いで向かった紫陽花カフェの一角。
料理が得意な彼女がふと零した言葉が
お店のマスターの耳に届いて、そうして仲良くなったんだと聞いた。
目に浮かぶ光景だよな…と、口角を上げて密かに笑ったのは二週間前。
そしてその直後、この仕事の話を彼女から打ち明けられた。
「 用意、スタート!! 」
スタートの合図とともに、少しだけ引き締まった最上さんの表情。
いま俺の前にいるのは俺の彼女。
付き合い始めの可愛い子。
気負う必要なんてないからと彼女に言っておきながら、繰り出される彼女の笑顔に自然と胸は高鳴ってしまう。
でも…ね。
「 最上さん、普通にして?どっちにしろこれはテストだから。会話も関係ないから 」
「 え?そうなんですか?…じゃあ私、どうすればいいんでしょうか? 」
「 まあ、普通に?していれば。テストは全体の雰囲気を見るだけだから 」
彼女の演技力を侮る気はないけれど。
でも演技をする必要もないんだとは言いたくなかった。
一応、仕事の場でもあるから。
付き合い始めの恋人同士。
じゃれ合うだけで充分、それらしく見えるものだと、口にするだけなら簡単だけど。
…素の状態で、恋人気分を味わいたくて。
「 はあ…そう、なんですか? 」
そう言ってから手にしたメニューに視線を落として、真剣にそれと向き合う彼女の行動に笑いがこぼれる。
「 最上さん?そんなに真剣に見ないといけないメニューなの? 」
「 真剣って…でも毎回悩むんですよ!…やだ、もう!敦賀さん笑い事じゃないですよ? 」
「 うん?俺にも見せて? 」
お互い顎に片手を添えて、髪の毛が触れ合う位置でテーブルに置かれたメニューを二人で覗き込んだ。
注文方法が書かれているそれを見つめながら、撮影の事も忘れているんじゃないかと思うほど、最上さんの顔は真剣過ぎて…。
やっぱり、笑いが漏れてしまう。
「 …ぷっ!!…ちなみに、最上さん的お勧めとか、あるの? 」
「 えっと…ですね… 」
先日、女子会だとウキウキしながら彼女が訪れたであろう紫陽花カフェは、都内でも有名になりつつあるらしいと聞かされた、かなり雰囲気のある喫茶店。
特に大人気のパンケーキは、特殊な生地を独特な機械で焼き上げるため、焼き上がりに1時間前後はかかるという事までは聞いていたけど、手書きで書かれたメニューに俺は目を白黒させた。
どうやらパン生地は最初から3枚と決まっているらしい。
そして、自分の好みでトッピングを注文していくシステムだと判る。
① 6種類のソースから一つを選び
② 5つのトッピング材料 … フルーツやナッツなど … から一つを選び
③ 仕上げの無料トッピング3種の中から一つを選ぶ
「 …なるほど、壮観だね…。これはだいぶ悩みそうだ… 」
「 そうなんですよ!毎回迷ってしまって… 」
跳ね上がった顔にくっついている瞳はキラキラと輝いて、紅潮した頬は喜々とした表情。
あまりに生き生きとした彼女の顔つきにまた笑みがこぼれた。
どうやらこれは、相当彼女のお気に入りと見た。
「 敦賀さん、実際にいま決めてしまわないと、本番撮影時間内にホットケーキが出てきませんから、決めてしまいましょう!! 」
「 …と、言われても…ね。俺はコーヒーだけで充分かな…? 」
もしこれが本当に実際のデートなのだとしたら、やっぱり俺はそうすると思う。
そう口にしたら不服そうに頬を膨らませて上目づかいで俺をねめつけながら、それでも真剣に思考を巡らせている彼女の仕草に目じりが下がった。
( 友情出演か…プライベートと仕事の混合みたいで、ちょっと新鮮で良いよな… )
メニューを覗き込む真剣な顔。
それを見守る自分の表情は、決して演技なんかじゃない。
幸せを…感じてもいいだろうか?なんて、思ってしまう自分に思わず苦笑が漏れた。
⇒半端ぶった切りでまさかの中編 に続きます(笑)
お話の中のカフェの設定は、sei様が下さった情報を元にしています。
実際の店舗を参考にしておりますが、伺った事はないのでそこら辺は想像です~。
本当は1話完結にしたかったのですが、とてもじゃないけどまとめられませんでした…。
そして、いまふと気づいた事。
もしこのお話が前・中・後で終わったら、初の3話完結じゃん?
(≧▽≦)ノ☆ 一葉、頑張る~♪
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