SS 霞千鳥 | 有限実践組-skipbeat-

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こちらは蓮キョ中心、スキビの二次創作ブログです。


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※二次創作に嫌悪感がある方はご遠慮ください。

 おはよう・・・ございます(〃∇〃)ゞ


 本当はね…SSの更新を今月はもうやめておこうとか…思っていたんですけど。

 だって、今月、あんまりに記事数が多いのですもの。

 来月以降、自分の首を絞めるかも??って思ったら、来月に回そうとか消極的な理由を心に持っていたのですけれど(笑)


 でもでも!!一葉、思わぬところで人様のやる気スイッチをポチ★したようで。

 その現実があんまりにも嬉しかったので、自分もその波に溺れてみようかと…思いました(←これ以上溺れるのか汗


 …ってことで。yunun◯さま(←隠す気ゼロです。)

 一葉、超絶welcome状態ですので(笑)妄想が続く限り、気力がお続きになる限り…頑張って頂けたなら、お邪魔のお邪魔のお邪魔しに伺う気満々なのです。幸せ*ハート

 てへ?(#⌒∇⌒#)ゞ…えーっと…一葉も、マイペースで…やりますので…。


 ※しかーし、実は、来月職場が変わるので、どちらにせよ来月の更新はかなりマチマチになると予想しております。ご了承くださいませ。


 本当はyunun◯様への捧げものにしようかと思ったのですが…内容が…え?…って感じなので、やめましたです。(こんなん貰っても嬉しくないでしょうし)って内容ですゾゾゾ

 ※後日捧げものにしましたです。



■ 霞千鳥 ■




 地面を容赦なく叩きつける、天からの恵みと呼ばれる雨粒が一切の手加減も知らずに自分を責めたてているようだった。


 冗談でも宵闇とは呼べない、夜中。

 一人たたずむ公園の中、雨で視界はけぶっていた。


 自分一人だという実感。

 孤独だと、素直に思えるほどの、現実感漂う暗闇。



 痛む胸

 軋む記憶


 残酷で美しい世界の中



 目に映るものの裏に隠されるように実在している真実を

 自分は一体

 いくつ見つけることが出来るだろうか…と

 想いを馳せた



 濡れそぼる髪からいくつもの水滴が流れ落ち

 鼓膜に届くのは降りしきる雨音だけ



 それだけの…はず、だったのに……



「 …敦、賀…さん? 」



 雨音に紛れて届いた声に、息を呑んだ。



 どうして、こんな夜中に…?



 疑問が巡る間も惜しく、目の前に現れた彼女の身体は

 自分と同じように全身が濡れていて



 罪を洗い流したい自分と同じように

 懺悔を捧げる、罪人のように


 罰を受けることを甘んじているように



 ぐっしょりと

 まるで体の線を見せるように

 服が肌に吸い付いていた



 理由は、判らなくて。



 ―――――― どうして、君が…?

 俺と同じ目をしているの…



 口に出来ない疑問が瞬間、駆け巡ったけれど



 冷たく降りしきる夜中の雨

 震える身体を抱きしめながら

 それでも



 そこから離れられない自分と

 彼女…



 ――――― どうしたの?



 常だったら

 恐らく口にしていただろうセリフが出てこなかったのは


 彼女の顔に流れる雨粒にまぎれて


 大きく見開かれた瞳から

 零れ落ちた水滴が確かに見えたから




 絡んだ視線で無言のまま

 差しのべた俺の手に呼応して


 まるで磁石に惹きつけられるように

 自分の方へと歩みを進める彼女を見守った



 バシャバシャと地面を叩きつける雨音だけが

 二人だけの世界を作り出す舞台装置



「 …敦賀さん?…どうして、ここに? 」


「 …聞きたいのは、俺の方だけど…? 」



 抱きしめられるほど近づいた距離

 俺を見上げる君の唇からこぼれたその疑問は


 ともすれば聞きもらしてしまいそうなほど

 か細く、弱々しくて



 ただ、やはり泣いていたのだと


 公園の街灯が黙って真実を浮き上がらせた

 赤い瞳の彼女を見て

 先ほど抱いていた痛みよりずっと鋭利な感情が


 自分の行動を簡単に操った




「 …つ…るが… 」


「 何も、言わないで……いいよ?ここで、泣いて? 」



 細く震える身体を抱きしめ

 同じように震えた俺の身体を彼女が抱きしめる


 じんわりと伝わる体温だけが

 唯一熱を感じさせてくれた



 揺れる瞳を覗き込めば

 雨とは違う水滴に溺れた瞳から

 また綺麗な雨粒がぽたりと落ちる


 無垢なくせに



 けれど容易く男を誘う妖艶さを内在させた瞳




 何も考えず

 心が赴くまま



 彼女の了解も得ない状態で

 優しく頬を抱き上げて

 その唇に

 勝手に自分の欲を注ぎ込む



 額から流れ落ちる雨が

 お互いの顔を濡らして


 重なる鼓動と

 温かく弾む吐息が肌に触れ合って




 自分の思考や

 ずっと引きずってきた決意を


 降りしきる雨がいともたやすく押し流していく




「 俺の家へ…おいで?温めて、あげるから… 」



 力なく

 コクンと頷いた君


 震える痩躯を抱き上げて

 降りしきる真夜中の雨の中




 大切に腕の中にしまい込んだ彼女と

 静かに、夜の闇に紛れた…









「 …っていう、夢を見たよ俺… 」


「 社さん…あなたね… 」


 仕事に向かうための車の中。

 助手席に座ったマネージャーから告白された夢の内容に、眉間にしわを寄せて蓮は思わず目を細めた。


「 …何を勝手に物語を作っているんですか…?あなた、脚本家にでもなるつもりですか?? 」


「 いや、そんなつもりはないけどさ… 」


 瞼を伏せてため息交じりに返答した社は、心底心配するように、憐みの眼差しを込めて蓮へと向き直る。

 そして、何の躊躇いも無く一言をぶっ放した…。


「 蓮…お前、欲求不満も大概にしておけよ? 」


「 ちょっ!!社さん!それ、俺じゃないですよ!? 」


「 だから、思わずそう忠告したくなるほどリアルな夢だったんだよ 」


 前に向き直って深く溜息を吐いたマネージャーに、蓮は頭をハンドルに預けながら小さく口を開く。


「 朝っぱらから、勘弁、して下さい… 」


 それに、どうせ見るならもう少し、明るい夢でお願いします…と、小声で小さく付け加えた。





   E N D


…っていう夢を見ちゃったんです。一葉が(笑)

寝ている時でも蓮キョ妄想かよ!っていう突っ込み、受け付けますです(^o^;)


代弁者、社さん。お疲れ様です。


ちなみに、タイトルの「霞千鳥」は、「雲に架け橋霞に千鳥」ということわざを引っかけましたです。

とても叶えられそうにない望外の望みのことです。

正に夢にうってつけ!!(笑)


⇒霞千鳥・拍手

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