(旧)卯月十六日
秀頼の建てし鳥居の慶長の
文字の哀しく見えてはつ夏
雲端
玉造稲荷神社の本殿の右奥に
頭だけの大鳥居が残されている。
元は参道にあったものだが平成7(1995)年1月の
阪神淡路大震災で倒壊し、ここに移設された。
この鳥居こそが、豊臣秀頼の建てたものなのだ。
慶長8(1603)年の文字も残る。
かつてこの場所は、大坂城内といってもよく
豊臣氏滅亡となった大坂夏の陣の最終決戦地
となった。
境内に建てられた豊臣秀頼像。
大阪人は現代においても
親豊臣、反徳川が大半である(笑)