県立高校特色選抜 | 葉っぱひらひら

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ギャル化した一人娘とメタボ気味のパパと平凡な日々を送っています。

県立高校の特色選抜入試の合格発表が迫りました。

こちらでは昨年、初めて導入された選抜制度です。


学校長の推薦は不要。高校の特色を調べ、ここぞと思う学校に志望理由書(自己PR書)を提出。内申点と当日点で合否を決める一般入試と異なり、学力以外の能力、今までの取り組みや個性をアピールできる。


なんか新しい〜口笛と思いながら、昨年、中学校での説明を聞いていました。


娘が受ける高校では実施をしないため、お気楽に構えていたのですが、周りには特色を受けるお友だちが多く、県立受験に向けて一気に緊張感が高まったのを覚えています。


今年は昨年に比べ特色選抜の倍率は下がりました。


聞くところによると、昨年は初めての実施でどのくらいの倍率が出るか予測不能。そのため高い倍率の学校が出てしまい予想外に不合格者が多かった。ここで落ちるとショックを一般入試まで引きずってしまうとのことで、今年は受け控えをさせる動きが出たのでは、とかなんとか…


現に面談で「特色で受けたい!」と言っても担任から「お薦めしません」と言われた人が結構おられるようでびっくり

学校が働きかけて受け控え??

志願者の目的意識や主体性を重視‼️

生徒が主体的に学校を選択できる制度‼️では…??滝汗


制度のデメリットを指摘する意見は以前から出ており、既に廃止したところもある。私もどちらかと言うとデメリットの方が大きいのではと思っています。


中でも、「特色、主体性などと言いながらも、生徒側からすれば、単に行きたい学校を2回受けることができるという以上の意味を持たない。そのため合格を早く勝ち取りたい多くの生徒が応募をし、合格者数の制限から大半が不合格となる。不合格者の多くは同じ学校の一般入試で受験し合格を果たすが、生徒に不必要な不合格体験をさせることになっているのでは」という意見。


建前上、入り口の広い制度だからこそ不合格のショックは大きいと思います。

一般入試があるからさ!

と簡単に割り切れるほど人間は単純じゃない。

子も親も!チーン

一般入試に向けて一心に集中しなければならない時期に、志望校不合格による不安や悲しみ、時には仲良い友だちへの妬みも出てくるかもしれない。

にも関わらず、合格者と不合格者は同じ教室でずっと一緒。精神的負担が大きいのは容易に想像がつきますネガティブ


加えて、県立高校からすれば、私立高校に生徒が流れるのを抑え、生徒を取り込み易くする狙いもあったと思うのですが、定員割れのところは導入後もさして変わりはないような…


だがしかし!真顔


一度導入した以上は、そのプラス面を最大限に活かし、責任を持って安定した実施を継続して欲しい❗️

入試制度の変更により翻弄されるのはいつも子どもたちですから。


先日、特色選抜の募集締切の新聞記事を見てたら県外からの応募者が多くて驚きました。こんな僻地地方なのに驚き

近隣県だけでなく、本当に遠いところからも志願者がいる!定員割れしている学校にこそ遠い場所から来る生徒がいる気が。  


単に「受かりやすいから」という理由だけでは説明できない距離。なにかきっと、ここにしかない魅力があるのでは?近くにいると気が付かない魅力が彼らによって発見されるのではと期待してしまいますおねがい