どうでもいいこと | 雨があがれば

雨があがれば

弱虫ジャック四郎の病気との闘いを記録します。

今日は3ヶ月ぶりの病院。

東京の大学病院まで通っていますが、長く東京で暮らしていた身ではあっても、人の多さと忙しなさに毎回心身ともに疲れ果ててしまいます。

当時毎日通った総武線、上智大学を見上げる土手一面に紫大根の花が揺れていたのを思い出します。

代々木にあった職場は、駅裏のヒョロ高いビルの一角で、およそ綺麗とは言えない社内に所狭しと詰め込まれた机と書類と、

それでも政府のシンクタンクとして、若き頭脳が研鑽を積んでいました。

就職難のあの時代、私はここと民間の会社とに拾ってもらえたのですが、

狭くても汚くても給料安くても、

自分の専門が活かせる仕事をと選んだのですが、果たして自分の専門などほとんど関係のない仕事の連続でありました。

自分も若くて辛抱が足りなかったと今思えば反省もあるのですが、与えられた仕事に不満ばかりが募り、かといって何かアクションを起こすでもなく、5年で辞めてしまいました。

もし、民間の方に勤めていたら、もしかしたらもっと違う人生になっていたかも、、、と考えたりもしますが、たられば言ったらキリがない。

私の必死の就職活動に、あなたの専門ではないけれどと言いながら席を用意してくれた民間の会社の担当者は私が別の所を選んだことにも、希望が叶ってよかったねと喜んでくれて、そんなことも今更に蘇ってきて切ないです。

東京は私の夢と青春と挫折と絶望、それらを全て飲み込んで、私を空っぽにしてしまった。


そんなことをぼんやり考えた総武線往復でありました。




お帰りニャァ