今まで、フィリピンで土地を2度購入しました。
最初は前妻と婚姻中の1977年ごろ、メトロマニラのマリキナ市のVista Valleyと言うサブディビションの中で200平米で300万円位でした。そこに300万円位の平屋の戸建てを作り維持していました。当時は仕事が忙しく、年に一度程度の渡比でほとんど利用機会がありませんでした。
そのうち前妻の家族たちが自由に使いだして、しまいには義弟が外国で出稼ぎした資金で、平屋を二階屋にしてしまいました。一言の相談がなく、勝手な振る舞いに呆れました。
その後、前妻とは離婚してその不動産とも無縁になりましたが、Googleで見ると明らかに発展してます。空地が多いサブディビションでしたが家が目一杯立ち並んでいます。ゲートの向かいにはアウトレットモールの建設予定地。今、買うと倍以上でしょうね。
2度目は7年くらい前で、妻の田舎のサマール島です。新しい幹線道路が建設されその道路沿いの300㎡の更地。価格は30万円でした。その後そこに義母が家を建設。こちらは相談があり快諾しました。
当時義母はアメリカ在住の姉の遺産相続を受け大金(日本の退職金位)を持っていました。なのにプロに頼まず、職人を集めて不格好で変な家を立てました。地盤も改良していなかったので、若干傾いています。
今は遺産を散財して無一文になり、その家を買い取って欲しいと、お願いされています。売った後もそのまま住み続けたいと、身勝手な条件も付けてきます。当然、断りました。どうせまた大金があると直ぐに散財することは容易に想像がつきます。
それで今回は、その家のすぐ近くに売地が出て、妻が欲しがっています。300㎡で70万円。
都市タクロバンまで車で1時間。モールも銀行も大きい病院もない場所。将来住むには田舎過ぎます。でも妻にとっては長年過ごした故郷であり、思い入れがあります。
故郷がない自分は
最近、昔住んでいた神奈川の田舎の事をよく思い出します。