2026年1月12日

 知事に就任して6年。振り返ると、色々なことがあった。が、知事にとっては、同志であり、自身の手足となって支えてくれている県職員と力を合わせ、様々な試練や困難を乗り越えて来た。

 それぞれの担当部署で頑張ってくれている職員たちの涙ぐまし努力と奮闘なくしては、温泉文化をユネスコ無形文化遺産の国内候補にすることも、移住希望地ランキングで全国1位を獲得することも、都道府県のYouTube&SNS発信力(総視聴回数)で2年連続のトップを維持することも、出来なかっただろう!(感謝)

 もっと言うなら、昨年末に発表された「名目GDP成長率」で、群馬県が全国1位に踊り出ることも、1人あたりの県民GDPが過去最高の5位まで上昇することも、なかったはずだ!

 群馬県の要望を伝えるために、歴代の総理はもちろん、数多くの現職大臣と直接、面会を重ねている。その度に担当部局の幹部に同席してもらうことにしている。

 ベトナムを訪問する際も、米国に出張する時も、首相や州知事と知事との面会をアレンジするのは、群馬県の担当部なのだ。

 政府機関はもちろんのこと、様々な業種の民間企業や米国の大学等にも、職員を派遣中だ。嬉しいのは、どこに行っても、群馬県のスタッフが高い評価を受けていること!(ニッコリ)

 普通の地方自治体の枠を大きく越えた、これほど幅広い挑戦に立ち向かっている自治体職員は、群馬県以外にはいないと感じている!

 この6年間で、もともと優秀だった群馬県職員のポテンシャルは、大きく起爆した。知事である自分が、(口癖のように)「群馬県の職員は、日本の地方自治体の中でNo. 1だ!」と言っているのは、きちっとした根拠があってのことなのだ!

 先日、ある有力なメディア関係者から、こう言われた。

 「全国の知事の中で、自分のところの職員が一番優秀だなどと、公に言い回っているひと、他には見たことがないです!そういう意味でいくと、一太さん、県知事として、幸せですよね?本気でそう思っているのが分かりますから!」と。

 実は、自分もそう思っているんです!(笑)群馬県知事ほど、やり甲斐のある仕事はないと確信している。

 だからこそ、(まだまだ不十分な点はあるが)県庁という組織を、県職員にとって仕事のしやすい(力を発揮しやすい)空間にしようと、心を砕いてきたつもりだ。

 ちなみに、あちこちの首長が、よく「役所にフラッとな雰囲気を醸成して、組織の風通しを良くする!」とか、「職員とのコミュニケーションを大事にする!」などと言っているのを聞く。何でも口にするのは簡単だ。

 が、少なくとも、群馬県は、本気でこうしたことに取り組んでいる。幹部職員と若手職員を集めた「フラッとギャザリング」は、定期的に行っているし、知事と幹部職員との「紅茶懇談」は、恐らく他の都道府県にはない「独自のシステム」だ。

 「紅茶懇談」とは何か?知事である自分が、人事異動の状況等を踏まえつつ、年に数回、10数名の県庁幹部とサシで懇談する仕組みのことを指す。

 知事就任後、最初の2年くらいは、1人の幹部と60分、2人きりで話をするというセッティングになっていた。一巡するのに、10時間以上を費やした。(ふう)

 特定のテーマはない。仕事の話でも、プライベートな趣味の話題でも、「知事とサシで60分の四方山話をする」という、無謀な試みだった。(笑)もちろん、全員との懇談を終えるには、数週間、かかった。(ふうx2)

 が、幸運にも、6歳児の知事はお喋りで、コンテンツ研究家だ。国内外の政治情勢から、漫画やアニメ、音楽、映画、ドラマ、格闘技、美術まで、あらゆることに興味がある。

 1人の人間と2人きりで60分って、結構、スゴイでしょう?心配して、事前に話す内容をメモを準備していた部長もいたが、話が途切れることは、一度もなかった。(笑x2)

 担当する部署の課題を熱っぽく語るひともいれば、学生時代のエピソードや、お互いに好きな音楽の話題で盛り上がることもあった。

 こちらから「相手の個人的な情報を引き出そう」みたいなアプローチは極力、避けたつもりだが、多くの幹部が(こちらから聞いてもいないのに)、家族や趣味について、楽しそうに語ってくれた。

 知事である自分にとっては、あらゆる意味で「情報の宝庫」だった。不思議なもので、「ああ、このひとはデビッドボウイが好きなんだな!」とか、「へえ、学生時代にそんな活動をしていたのか?」とか、「素敵なご家族だな!」とか、そんな新しい情報をひとつ知るだけで、とても親近感が湧く。その後のコミュニケーションも、明らかにスムーズになる。

 が、3年目くらいから、1人の幹部に60分の時間を割くのは、(物理的に)難しくなった。前々回は30分、前回は15分みたいに、懇談の時間自体は(残念ながら)短縮されている。

 でも、実際は15分(ミニ紅茶懇談)でも、2人きりだと、かなり多くの話が出来ることが分かった。

 ということで、今月は、幹部職員1人につき、約10分の(連続のミニミニ懇談)を、3時間近くかけて、1日で遂行した!(ふう)

 かなり疲れたが、スゴく意味があった。各部局が抱える最も重要な課題に絞って、議論する傾向が強かったからだ。

 懇談の冒頭、知事室に来訪した14人の幹部職員と写真を撮った。どれも同じ構図だけど、せっかくなので、(個々の名前は書かずに)数名の2ショットだけを掲載しておく。

 各部局を束ねる幹部の皆さん、昨年は、本当にお世話になりました!2026年も力を結集して、群馬県をもっと元気にしていきましょう!!

 次回のブログ(?)では、地方自治の2元民主制の両輪の軸をなす「県議会」への思いを綴る。

追伸:超ミニ懇談(10分)に参加したのは、次の14人の部長。半数が女性だ。

地域創生部長、総務部長、知事戦略部長、生活こども部長、健康福祉部長、環境森林部長、農政部長、産業経済部長、県土整備部長、病院局長、教育長、会計管理者、企業管理者、議会事務局長。