2018年7月8日:パート2

 

 22時過ぎ。NHKの最新の報道(22時現在)によると、西日本全域を襲った豪雨による被害は、死者81人、重体57人、行方不明者57人に達している。亡くなられた方々に衷心より哀悼の意を表すると同時に、被災された方々に心からのお見舞いを申し上げたい。被災地で救助を待つ方々、行方の分からない人たちが全員、無事に救助されることを祈るばかりだ。

 これまで数々の危機管理を経験している安倍政権には、改めて万全の対策をお願いしたい。週明け、自民党でも災害対策関連の会議が開かれるはずだ。政調会長代理として積極的に参加する。自民党議員として、(微力ながら)政府の様々な対策を後押ししたい。

 今回の被害は大型の台風が原因ではない。梅雨前線の活発化で発生した観測史上例のない大雨がもたらした惨事だ。つまり、何らかの要因で梅雨前線が数日間、同じ場所に停滞しただけで(?)これほどの大災害になるということに他ならない。

 日本はもちろん、世界各国に広がるグローバルな異常気象が温暖化のせいなのかどうかは、よく分からない。が、過去5、6年の間に、もともと災害列島と呼ばれる日本の自然災害の脅威が一段、レベルアップしたことは疑いのない事実だろう。国土強靭化は急務と言える。

 生まれ故郷の草津温泉が、噴火による風評被害と戦っている。ある老舗旅館の主人がつぶやいた。「一太さん、考えてみれば、火山があるから温泉がある。まあ、今回の問題は、草津温泉の宿命とも言えなくはないよね!」と。

 私たち日本人は古来から、文字どおり「自然との戦い」を繰り返して来た。自然の猛威に数え切れないほど打ちのめされ、その度に知恵と工夫と粘り強い努力で試練を乗り越え、立ち上がって来たのだ。日本の歴史は自然災害の歴史と言っても過言ではない。

 逃れられないその「宿命」を改めて受け止め、最新の知識や技術を駆使し、あらゆる叡智を絞って自然と対峙する覚悟を持たねばならない!!日本人が日本人であり続けるために!!

 さあ、腹筋と背筋の時間だ。