桜の花が満開になり、日本国中の桜の名所が毎日大勢の花見客で賑わってる様子をテレビで拝見してます。
3年前までは、桜の花が開花するとカメラをもって、妻と一緒にどこかの桜の名所に出かけていた。
3年前、吉野山へ花見に行こうと計画し、妻と朝早く家を出た。
吉野山の駅からバスに乗り終点の奥千本でバスを下車、そこから下千本まで徒歩で桜を堪能しながら山を下ることにした。
快晴の中、道は下りと言う事もあって、3時間ほどで思っていたより順調に満開に近い桜を楽しみつつ無事に下山できた。帰りの電車では疲れからか、うとうととしてしまったが帰宅できた。
ところが翌日妻の様子がおかしい、いつもの時間に起きてこない、ベットで息使いも荒く苦しんでいる。
早速救急車を呼び病院へ、集中治療室に運ばれ入院をすることになった。
担当の医師によると、もう少し救急車を呼ぶのが遅ければ命が無かったほどの重病。
妻は元々心臓が弱く、かかりつけ医からは無理をしないようにと言われていたのに、吉野山を3時間もかけて山下りをしたので心臓と肺に異常が起きたとのこと、その後2週間ほど入院して退院しましたが、今後決して無理をしないようにと厳重注意され、定期健診で毎月通院することになった。
それからは、昨年も今年も桜の開花状況がテレビの画面に映し出されても、桜の名所へは花見で出かけるのは躊躇しています。
桜の開花の季節になると思い出し、我が家では花見は専らテレビの画面でと言う事になってます。