これまで示されていた徳目は高い峰のようなものである。見たところは誠にぎ善として美しい。しかし、登る人は一年に何人かしかない。大衆は仰ぎ見て、ただいい気持ちでいるだけである。その下には広い地盤、地球を包む地殻がある。この上に万物があり人が住んでいる。そして、一分時もこれを離れぬことはできぬ。こうした地盤のような広い新しい道義がある。万人の立っている土地があり、道がなければならぬ。