『竜馬も、ニコニコした。
その笑顔が、ひどく愛嬌があり、(おお、みごとな男じゃ)と西郷は思った。
漢(おとこ)は愛嬌こそ大事だと西郷は思っている。
鈴虫が草の露を慕うように万人がその愛嬌に慕い寄り、いつのまにか人を動かし世を動かし、大事をなすにいたる、と西郷はおもっている。』
『竜馬がゆく 人間というもの 司馬遼太郎』
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愛嬌のある人は、まるで「小さな愛」を配りながら歩いているような人です。
行く先々で人に好かれ、
「あの人にまた会いたい」と思われます。
昔から、「女は愛嬌、男は度胸」と言いますが、私はむしろ、
「女は愛嬌、男も愛嬌」
だと思います。
では、愛嬌とは何でしょうか?
やっぱり大切なのは笑顔です。
でも、ただの笑顔ではなく、「こぼれるような笑顔」
目から愛がこぼれ出すような、やさしさにあふれた笑顔です。
そんな人といると、こちらまで笑顔になり、別れたあとも「また会いたい」と思うものです。
人を惹きつけるのは、肩書きでも知識でもなく、その人から自然にあふれ出る温かさ。
だから私も、
「愛嬌のある人」を目指します。
「もしかして、天気の悪口を言ってませんでしたか?」
「なんで、今日こんなに暑いの?」「いや~、また今日も寒い~」
「じめじめして、もう、いやんなっちゃう」
"天気の悪口”を、みなさん何気なく口にしています。
それも不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句のひとつです。
"天気の悪口"を自分の口から発しないこと。
まず、この訓練をしたほうがいいのです。
そこからです。
『人生が全部うまくいく「ありがとう」の不思議な力 小林正観』
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口癖を変えてみよう!
私たちは知らず知らずのうちに、いろいろなものの「悪口」を言っています。
でも、同じ出来事でも、言葉を少し変えるだけで、見える世界が変わります。
①年齢の悪口
「もう歳だから…」
「若いころはよかったなぁ」
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「歳を重ねて、ますます磨きがかかってきたね!」
②曜日の悪口
「また月曜日か…」
「月曜日は最悪だ」
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「今週は誰と出会えるかなぁ。楽しみだなぁ!」
③道路や渋滞の悪口
「なんでこんなに混んでるんだ!」
「渋滞、最悪!」
⬇️
「車の中でゆっくり音楽が聴ける。ありがたいなぁ」
④お金の悪口
「お金がない」
「毎月足りない」
「どんどんなくなっちゃう」
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「お金がお友達を連れて、また帰ってきてくれる。ありがたい!」
⑤身体の悪口
「あそこが痛い、ここが痛い」
「なかなか体重が減らない」
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「カラダさん、今日も一日、私を支えてくれてありがとう」
言葉は毎日の習慣です。
自分の口から出てくる言葉を、
「うれしい」
「楽しい」
「幸せ」
「愛してる」
「大好き」
「ありがとう」
そんな言葉に少しずつ変えていく。
すると気持ちや物事の捉え方も、少しずつ変わっていきます。
悪口や不満が出そうになったら、そこで気づいて、いい言葉に言い換えてみる。
その小さな訓練を、毎日続けたいものですね。
口癖が変われば、心が変わる。心が変われば、見える世界が変わります。
僕が一番感動したのは、あるロケでした。
玄関のドアを開けて声をかけたら、家にいたのは全員女性。
大ばあちゃん、中ばあちゃん、お嫁さん、孫の女の子。
四世代で暮らしてる家だったわけ。
「じゃあ男の人は仕事が終わったらみんな帰ってくるんだ」って言ったら、それまで明るかったおばあちゃん二人が、途端に暗くなっちゃった。
お嫁さんの旦那さんが、前の年に亡くなってたんです。
その時に、ぼくの中にひとつ、お嫁さんへの疑問が出てきた。
「旦那さんが亡くなって一人になったのなら、実家のお父さんとお母さんが、帰っておいでって言うんじゃないの?」
「いつでも帰っておいでって言ってくれてるよ。でも帰らない」
「どうして?」
そしたらお嫁さんが、ちょっと天を見上げてにっこり笑って、こう言ったの。
弾んだ声だったな。
「だって、私の好きなパパの生まれた家だもん」
その時、ぼくの目からボロボロッと涙がこぼれた。
気持ちも言葉も、すごくいい。
最高のお嫁さんだと思ったね。
大ばあちゃんと中ばあちゃんも涙を流していた。
「今のセリフ、泣けるね」ってぼくが言ったら二人が、「言葉もよかったけど、それよりもっと嬉しいことがある」って。
「私たちの大好きなこのお嫁さんが、いつか実家に帰るって言うんじゃないかとずっと心配でしょうがなかったから、その心配が消えた幸せで涙が止まらない。
欽ちゃん、いい質問をしてくれてありがとう」
なんてことのないぼくの質問が、最高の質問になったんだね。
そのあとのおばあちゃんたちのセリフがまたよかった。
「こんないい子がずっと家にいてくれるって、欽ちゃん、私たち幸せでしょ」
ぼくはもう涙が止まらなかった。』
『人生後半戦、これでいいの 萩本欽一』
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いい言葉、粋な言葉は、人を幸せにします。
たった一言で、人は元気になったり、救われたり、もう一度前を向けたりします。
言葉には、お金もかからないけれど、ときにお金では買えないほどの力があるものです。
だからこそ、人の欠点を指摘する言葉より、その人の良さを引き出す言葉を。
誰かの心を曇らせる言葉より、心に小さな灯をともす言葉を。
そして、相手がふっと笑顔になるような「粋なひと言」をさらりと言える人でありたいものです。
いい言葉は、人を幸せにします。
そして、その言葉を口にした自分の心も、少し豊かにしてくれます。
今日も誰かの心に、小さな灯をともす言葉をかけていきましょう!