みなさまこんにちは(*^-^*)

 

 

今日は秋分の日紅葉

 

どのタイミングをもって季節の切り替わりとするかは

多々意見があるところかと思いますが

 

お昼と夜の長さが逆転する今日を、夏と秋の区切りと

考えるかたが多いようです照れ

 

明日から秋かー…早いなあ…

 

 

というわけで、過行く夏を惜しんで

本日の記事は納涼ホラーおばけ

 

世界でも有名な呪いのダイヤモンド

「ホープダイヤモンド」についてお話ししますひらめき電球

 

提供:Chip Clark、Smithsonian Institution(スミソニアン国立自然史博物館) http://geogallery.si.edu/

 

 

ダイヤモンドホープダイヤモンドって?

 

 

ホープダイヤモンドとは、

現在アメリカのスミソニアン国立自然博物館に展示されている

世界最大のブルーダイヤモンドのことですキラキラ

 

大きさはおおよそ

縦25.60mm×横21.78mm×厚み12.00mm…

カラット数にして44.52カラット

通常のダイヤモンドとしてもかなり大粒目

 

映画『タイタニック』で主人公のローズが身に着けていた

「碧洋のハート(Heart Of The Ocean)」のモデルになったとも言われています船

 

 

そんな、宝石の価値はもちろん高いホープダイヤモンドなのですが

このダイヤがここまで有名になったのは

 

『ホープダイヤを手にした者は呪われる』

 

という伝説があるからなんですガーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤモンドホープダイヤのはじまり

 

 

ホープダイヤが発掘されたのは、9世紀のインド南部カレー

コーラルという町を流れる川で、とある農夫が発見したのがきっかけでしたサーチ

 

 

ところが直後、その土地にペルシアの軍隊が侵攻をはじめ

ダイヤを手放すことを拒んだ農夫は

ペルシア兵士に殺されてしまいますガーン

 

この農夫を殺したペルシア兵は、当然国にダイヤを持ち帰り

ペルシア国王に献上をしますが

 

ペルシア国王もまた、部下の謀反により

早々に命を落としてしまうのです…ドクロ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤモンドフランスに渡ったホープダイヤ

 

 

次にホープダイヤが歴史上に姿を現すのは1660年DASH!

 

フランス人の商人である

ジャン=バティスト・タヴェルニエ

インドからフランスへホープダイヤを持ち込んだとされていますフランス

 

このタヴェルニエという商人がホープダイヤを入手する際

「正規の方法で購入したのではなく、ヒンドゥー寺院に祀られていた

女神像の瞳からホープダイヤを盗んだ」

ともされており、この逸話がホープダイヤの呪いを

より恐ろし気なものに見せている感じがします…もやもや

 

 

さて、ともあれホープダイヤはフランスで売りに出され

1668年、当時のフランス国王であるルイ14世が購入上差し

 

以後、『フレンチ・ブルー(フランスの青)』という愛称をつけられ

フランス王室の宝とされるようになりましたおねがい

 

(ちなみにタヴェルニエはのちに狼に食い殺されたといううわさがあります…ひいっ)

 

 

ルイ14世は、タヴェルニエから買ったときには112.50カラットあったホープダイヤを

69.04カラットのハートシェイプにリカットして愛用していたのだとかブルーハート

 

そう、もともとホープダイヤは、いまの倍以上の大きさがあったのですびっくり

 

 

しかし、ルイ14世のころのフランスといえば

「ベルサイユのばら」で周知されているとおり激動の時代DASH!

 

ホープダイヤモンドの呪いが影響したのかしないのか、

フランス王家はみるみる衰退の一途をたどり

 

ついにはフランス革命にて、マリー・アントワネットらは処刑を待つ身となり

宝物庫に保管されていたホープダイヤは

混乱に乗じた窃盗団によって、国外へ持ち出されることとなりますDASH!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤモンドイギリスに持ち込まれたホープダイヤ

 

 

確実な文献が残っているところで、

次にホープダイヤの存在が確認できるのは

1812年のイギリスイギリス

 

(逸話としては「盗難品であることを隠すため再研磨を依頼したアムステルダムの宝石工一家に呪いをもたらした」…とかいろいろありますが)

 

イギリスのダイヤモンド商人であるダニエル・エリアーソン

見事なブルーダイヤを所持していたという記録が残っていますキラキラ

 

ながらく「このダイヤがホープダイヤなのでははてなマーク

議論が交わされ続けていましたが

最新の研究で、間違いなくこのダイヤがホープダイヤであったと

やっと証明がつきました照れ 科学ってすごーい

 

 

そこからさらに時が過ぎ、1830年ごろのロンドンで

ホープダイヤモンドは再びオークションに出されます札束

 

このオークションでホープダイヤモンドを競り落としたのが

ホープダイヤモンドの名前の由来にもなっている

宝石コレクターのヘンリー・フィリップ・ホープですキラキラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤモンドホープ家とホープダイヤ

 

 

ホープ家はたいへんな資産家でしたが、

ホープダイヤモンドを手に入れてから

少しずつ家が傾きだしてしまいますドクロ

 

ホープダイヤモンドの所有権は

ヘンリー右矢印ヘンリーの甥右矢印その妻右矢印その孫右矢印そのまた妻…

というふうに、およそ4世代にわたって

コロコロと所有者を変えていきますが

 

その間もホープ家の資産状況が改善することはなく

1896年の破産を機にダイヤを手放す体勢に入り

1902年ごろ、ようやくロンドンの宝石商、アドルフ・ウィル

売却が決まったとされていますキラキラ

 

ホープダイヤモンドにまつわる呪いは枚挙にいとまがありませんが

これほどまでに『呪いのダイヤ』としての地位が確立してしまったのは

間違いなくこのホープ家の衰退が関係しているでしょうね…ショボーン

 

 

さて、アドルフ・ウィルが買い取ったホープダイヤは

また宝石商の間を転々と売買されることとなり

さまざまな呪いを発揮しながら

 

1910年に今でもジュエラーとして名高い

ピエール・C・カルティエの手に渡りますリボン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤモンドマクリーン夫人の悲劇

 

 

カルティエは悪名高きホープダイヤをきれいに装飾し直し

『いわくつきダイヤ』として

アメリカの大富豪、エヴェリン・ウォルシュ・マクリーン夫人へ売却しました目

 

最初は呪いのことを笑い飛ばしていたマクリーン夫人ですが

長男が交通事故死、夫が離婚ののち精神病死、娘もドラッグによる変死…と

絵にかいたような不幸の連続に見舞われることとなりますドクロ

 

その後、マクリーン夫人自身も1947年に肺炎で死去

 

ホープダイヤモンドは、マクリーン夫人の借金の返済に充てるため

1949年、売りに出されました上差し

 

この、いわくにいわくが重なった怪しすぎるダイヤモンドを買い取ったのが

世界トップのダイヤモンド商ハリー・ウィンストンですサーチ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤモンドハリー・ウィンストンの寄贈

 

 

ホープダイヤモンドを入手したハリー・ウィンストンは

改めてリカットを施し、現在の44.52カラットのかたちに整えたそうニコニコ

 

ハリー・ウィンストン自身はホープダイヤモンドの呪いを信じず、

おもにアメリカ国内の興行でホープダイヤモンドの展示を行っていきますキラキラ

 

その興行中の面白いエピソードとしては

 

 

たまたまハリーとその妻が別の飛行機で移動をしなければならなくなったとき

ハリーの隣に座った男性が

「自分は本当はひとつ前の飛行機に乗るはずだった、

でも自分が乗る予定の飛行機には、あのホープダイヤモンドを持つ

ウィンストン夫人が搭乗していたので、慌ててキャンセルをしてこの便に変更したのだ」

と必死に話しかけてくるのです。

 

実はくだんのホープダイヤは、その命からがら逃げだしたつもりでいる男性の

隣にいるハリーのトランクケースの中!

最初は適当に相槌を打っていたハリーですが、飛行機から降りる際に

自分の正体を明かし、男性の腰を砕けさせた…

 

 

なんてものがあります爆  笑

うーん、驚いただろうなあ(笑)

 

 

結果として、ハリー・ウィンストンは

呪いらしい呪いの影響を受けることはなく

1958年にスミソニアン協会へホープダイヤモンドを寄付しましたニコニコ

 

それから現在まで、ホープダイヤモンドは

スミソニアン国立自然博物館に保管されていますキラキラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤモンド呪いは実際にあるのか

 

 

さて、波乱万丈なホープダイヤモンドを巡るエピソードの数々ですが

果たして実際、呪いは存在するのでしょうかはてなマーク

 

ホープダイヤの呪いは、この記事でご紹介した以外のものも

多くあるにはあるのですが

そのほとんどが根拠や資料の無い、都市伝説止まりになっていますもやもや

 

たしかになんの巡りあわせか、間の悪い場面でよく登場する石ではありますが

『呪い』と決めつけてしまうのは、あまりに非現実的だと個人的には思いますニコニコ

 

主にマクリーン夫人によって、呪いのエピソードは脚色されていたようですし…

 

 

ですが、いまだに存在する原理がわからないブルーダイヤモンドが

こんなに大粒のかたちを保ったまま現存すること

 

紫外線を当てると1分以上も赤く発色するという

唯一無二のおどろおどろしい特性から

 

『呪いのダイヤ』と呼びたくなる気持ちはとってもわかります…

 

 

ちなみに、ルイ14世がカットを施した時点で

大きさが約半分になっているため

 

実は世界のどこかに、もうひとつ呪いの力を秘めた

ホープダイヤモンドの片割れがあるのでは

なんてうわさもあったりするんですガーン

 

 

信じるか信じないかはあなた次第…

ということでどうでしょうかおばけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤモンド最後に

 

 

本日は呪いのダイヤ・ホープダイヤモンドについてお話ししましたニコニコ

いかがでしたでしょうかはてなマーク

 

夏の最後にヒヤッとして頂けていたら嬉しいです爆  笑

 

私だいすきなんです、こういう都市伝説系(笑)

 

また面白いエピソードがあれば、ブログでも紹介いたしますねウインク

 

それではまたバイバイ