日経新聞2014/7/11
邦銀も相次ぎ東南アジアの事業を強化している。三菱東京UFJ銀行が昨年、タイ大手のアユタヤ銀行(東南アジアで資産規模18位)を買収するなど3メガバンクの動きが先行していたが、りそな銀行や三井住友信託銀行も新たに拠点を設ける。日系企業のほか、現地企業やアジアに進出する欧米企業向けの取引を増やして、収益の柱にする。
りそな銀行は10月にベトナムに駐在員事務所を置く。ミャンマーやカンボジアの現地銀行とも提携して、現地に進出する企業のニーズに応える。三井住友信託銀行はタイに現地法人の銀行をつくり、2015年度中に業務を始める計画だ。
人口が減る日本では大きな資金需要は期待できないが、アジアでは政府のインフラ建設や民間企業の設備投資が活発だ。商取引が増え、アジア通貨による決済も伸びている。
各行が注目するのが金融業が発展途上のミャンマーだ。ミャンマー政府は外資に銀行免許を与える方針で、日本の3メガバンクのほか、欧米銀やアジアの地場銀行が免許を申請する見通し。次の成長市場を見据えた先陣争いが激しくなっている。