父のことで考える(長文)〜娘〜 | 何度も言うけどこれが100回目 〜アルコール依存性の父〜

何度も言うけどこれが100回目 〜アルコール依存性の父〜

だめ親父と私たちの終わらない闘いの記録

母、娘、息子それぞれの視点で日々を綴ります。

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父が精神科に入院することになった。




旦那にそのことを話したら、少し驚いており、お父さんきついね、入院長くなるんじゃない?と少し同情したような反応だった。



世間一般の人の反応はそうだろう。



家族が精神科に入院するのだ。



その時の反応を見て、少し考えさせられた。




確かに父の場合は自業自得の結果だ。




しかし、精神科の入院というのはたぶん父にとってとてもとてもきつく辛いものになると思う。



今は父も判断能力が劣っており良く理解していないと思うが、一度精神科に入院するとそういうレッテルは貼られる。


もしかしたら、免許更新の時も言わなくてはいけなくなるかもしれない。




周りは認知症の患者さんも多い。


最近はスタッフも気をつけているとはいえ、父も年齢よりもかなり上に見えており反応もぼやっとしていることから、認知症扱いされる可能性も大いにある。



私も医療の現場にいたし入院もしたことがあるが、みんな患者さんに敬語で丁寧に扱っているスタッフの方が少ない。




大きい声で、



おしっこもらしたの?次からはナースコール押してね!



とか、




言ってる意味分かるね?大丈夫ね?




とか、頼んだことを嫌な顔されたり、そんな屈辱的な思いもするだろう。


そんな現場死ぬほど見てきた。




そんな扱いをされ、父は悲しい思いをするかもしれないし、そんなことも気にしなくなってるかもしれない。







酒を我慢するのは、これまでの蓄積もあってたぶん地獄のようにきついと思う。



イライラするだろう。





それも自業自得だ。




そういえばそれでおしまい。




でも私の旦那のように、きついだろうね、相当頑張らなくちゃいけないね。



と言ってくれる人がそばにいるだけで頑張れる気持ちも違うかもしれない。




そんな人が父にはいない。


そう思うと可哀想な人だと思うのだ。




だからといって私が優しくしようとも思わないのだが、父はでは何のために頑張るのだろう。



家族からも退院を心待ちにされてるわけでもなく、励まされて入院されるわけでもなく、帰ってきたら更に家族から厳しい目で見られ、怒られるかもしれない。



では何を軸に頑張るのだろう。



自分は入院したくないし、これでいいと思っているのに。





私だったらこう思う。



父にはそこまで深く考える力はたぶん無いと思うので、それがある意味救いだ。



だが、少し客観的に見ると、そう見られるのだ。





父のことで沢山考えさせられた。



いじめのこと。



私たち家族は父から色々迷惑や嫌な思いをさせられてきた。



だから父が弱っても、パフォーマンスだといって基本無視する。

今までかまって良かった試しがないから。




酔っている父とはご飯を食べたくないといい、二階の父の部屋にいてもらう。


食事に誘って、結局誘わなければ良かったと思うことが何度もあるから。食事を一緒にしたいなら、シラフでいればいいことだから。
結果栄養不足だけで重度の貧血になった。
(飲んで食べれないのが大きいが)




もう最近普通に話しかけてきても無視したりする。

イライラがつのっているから。





もしこれが学校や職場だったらどうだろう。



何も知らない周りの人がみて、イジメじゃない?


と言われたら、私たちはこう答えるだろう。




いや、だって本人に問題があるから。




…と。




すると周りはこう思うだろう。



いじめられる側にも原因があるのか。


でもいじめはダメだよねと。




こう考えると、ニュースになっているいじめ問題まで重ねてしまう。


いじめはどんな理由があっても絶対にだめだし、許してはならない。



けど、父に置き換えると加害者側の気持ちにもなってしまうのだ。





まだ、弟が父に対して説教したり言い聞かせたりする愛情があった時、私は弟にこんなことを言った。




なんでそんな父に構うの?

話しかけられても無視すればいいじゃん!

あんた一人が優しいと父は許されたと思ってまた調子にのるじゃん!

私が父にブチ切れだ意味が台無しじゃん!


きちんとみんなで気持ちや行動を合わせておこうよ!




と。


これはまさにいじめっこリーダーそのもの。



みんなで無視しよう、じゃないと威力が足りないから。

というすごい提案。



自分が恐ろしい。






冷静に考えればそうだが、その時は冷静さを失っており自分の行動も見えていなかった。





今冷静に考えられるのは父と距離をとったから。


父に対しての情というものをあの日をきっかけに失ったから。




自分と父の関係を客観的に見れるのだ。




今では思う。



意見なんて合わせなくていい。



父にイラっとすれば、イラついて怒るもよし、無視するもよし。



父が普通で自分も父を許せる心があれば普通に接すれば良し。


また調子に乗れば、その時きれても良し。



その人が考えて行動すればいいのだ。





母にも強要した。



もう、ずっと無視してよ。

むしろ家を出れば父も自分がしたことに気付くんじゃない?



と。


母が父に食事を用意すれば、そんなことしなくていいよ、結局お母さんは甘いんだから、あとで痛い目に合うよ~




と。




母の母が入院した時も母はずっと病室に付き添った。

母はトイレの解除から何まで文句を言われながらやってのけた。

母は疲れでげっそり痩せた。



私は祖母の二回目の入院の時、母にもう付き添わなくていいんじゃない?

また疲れるだけだよ!

どうしてもお願いと言われればすればいいじゃん。絶対疲れるよ!



と言った。





でもそれは母が決めること。



母は本当に優しい人なのだ。

自分がきつい思いをすると分かっていてもほっておくことができないのだ。


母はそんな自分を馬鹿だと言うが、それが母の良いところなのだ。


そしてみんなそれを分かっているけど、当たり前の優しさすぎてつい強くあたってしまうのだ。


私もそう。弟もそう。祖母もそう。父もそう。




そんな母の優しさを私の意地悪な心で塞ごうとしていた。


母がきつくなる気がして。



でもそれと母が自分で決めること。




あんな父でも、物音がしないと死んだかもしれないとドキドキする母なのだ。




父の食事の準備もしてあげてもいいなと思えばしてあげればいいし、イラついてする気ぐおきないならしなければいい。





父に対してはそうやっていくしかないのだ。






今回でよーーーく分かった。



父の根本は基本変わらない。







でも今回は精神科に入院という、今まで様々なことを繰り返してきた私たち家族にとっては少し新しい試み。




私は距離をとった今、父には頑張れと思う。




断酒して家に帰ってきて、きちんとした生活を送ってほしいのではない。



ただただ、入院生活を頑張って乗り越えろと思う。



帰ってきたらまた自分のペースで酒を飲めばいい。


むしろ飲んでほしい。


ある意味元気を取り戻してワガママ放題されるくらいなら、少し酔ってる方が私たちとしても扱いやすい。





父は仕事復帰するわけでもない。




別に待っている人がいるわけでもないのだから、父の好きにすればいい。




しかし、いじめっこの私からすると一度はきつい思いを父にしてほしいのだ。



入院嫌だな、早く帰りたいな




と思ってくれるだけでもいい。




帰ってきて飲み過ぎたらまたあそこに行かなくてはいけない、父の姉に言われるかもしれないという恐怖を思えるレベルくらいにはなって帰ってきてほしい。



そして何より母に少しは父から解放されてほしいのだ。



私は実家以外に帰る場所があるから、やっていけるが母にはそれがない。



今まで父が入院してもずっと病室に付き添っていた母だから、きっとある程度父と離れて生活するのは初めてではないだろうか。



今は仕事もないし、他に気を使うところは少ない。



とても貴重な時間だと思う。




そして欲をいえば、父が退院するまでに弟も新たな生活を始める気になってくれればと思う。



きっと父が帰ってきてもうまくいかない。



この父の問題はずっと解決しないのだから、このまま巻き込まれていたのでは本当に弟の人生台無しだ。


今はとても大切な時期。



私が言うのもなんだが、やはり男はどうしても頑張らなくてはいけないのだ。

父を見ているなら尚更。



正直私も弟も父に色々言える立場じゃないのだ。










母の実家はすごいと思う。

母の三姉妹きちんと自立している。




何故色々こんなことを考えたかというと、義理の母も現在入院しており、今日お見舞いに行ったのだが、やはりいろんな家族を目にすると改めて色々感じることがあるのだ。




それはまたおいおい。




とにかく、父も入院はきついのだから私も入院は付き添い、励ましながら連れて行こうと思う。




私は母の娘なのだから、優しくなるのだ。



きっとずっと意地悪な気持ちでいるより、優しくして後悔した方が自分自信を許せる気がする。



私は明日父が事故で死んだらなんだか後悔しそうでならないのだ。




そう簡単に死なないのが父なのだが。