す今回から2025ミネラルショーの戦利品紹介です。

1つづつやろうと思ったのですが、今回は3つのうち2つが鳥脚類歯でなおかつ近縁であると思われるので一緒に紹介することにしました😊




今回紹介する標本達です😄

まずはこちらから











・Ouranosaurus nigeriensis
・Elrhaz formation,Niger

(化隕鉱宝様、dongodino様産地情報ありがとうございました🙇‍♂️)

ニジェール産のオウラノサウルスの歯骨歯です。

標本長45mm、歯冠部だけで41mmあり、幅は最大26mmと、やはりイグアノドンに近縁な種類歯だけあり手持ちのほかの鳥脚類歯に比べて異次元の大きさです。

名前の由来はウラノス!(ギリシャ神話の天の神様)とな。知らなかったです😮
半分くらい摩耗していたり、破片みたいな歯はここ数年よく見るのですが完全な歯は中々見かけませんでした(あっても高級品✨)が、今回は🇮🇹ブースで3本も出ておりそれを3本ともにブロ友さんたちで買い占めるというミラクル🤣
こちらの標本はエナメルは残念ですが、プライマリー、セカンダリーリッジともに欠けておらず、左右の小歯もよく残っておりまして小歯の内側にも少し盛り上がりを認めます。
歯冠の左下側は欠けているのかなと思いましたが、確認したところ特にそうではないようでした。

ただ…
購入した際も、若干気になっていたのですが歯凸周りの小歯が左右に比べ摩耗しています。
少し利用された歯なのかなと思っていましたが、今回拡大してみて衝撃の事実😱



削られてる🤣
しかも綺麗に丁寧に笑
裏側も一部そうですが、ガリガリ削った跡があるのでクリーニングが荒かったのかもしれませんが、なんで小歯を…欠けてたのかなぁ、変に手を加えなくて良いんですけどね…
ニジェール産の標本は獣脚類歯含め(特にスコミムス)エナメルの状態は悪いものが多いので母岩が硬かったりするんでしょうか。砂漠なのに笑
これだけ値引きしてくれなかったのに…やはり全体よく見ないとダメですね🥲

続いてはこちら





・Iguanodon?
・Bissekty Formation、Uzbekistan

ウズベキスタン産の鳥脚類歯です。
イグアノドン?とラベルされていますがはたして。
ビセクティ層は年代でいえばチューロニアンで約9000~9200万年前の地層になります。イグアノドンからはだいぶ離れていますのでイグアノドンまたはハドロサウルス類の中でもイグアノドン類に近い種類の恐竜ではないかと推定します。
歯冠はおそらく真ん中位で折れていますのであくまで参考値ですが標本長、幅共に11mmでした。オウラノサウルスに比べると細い印象を受けますので上顎骨歯かもしれません。
オウラノサウルスの歯冠と比べるとだいぶ小さいですね。
なので拡大してみました。












歯凸部は少し利用された感がありますが、左右の小歯は確認できます。
リッジはプライマリーとセカンダリーが確認できます。
さて、この歯の持ち主が誰なのかですが、ビセクティ層からはいくつか鳥脚類が見つかっているようですが断片的な物が多いようです。
そんな中、候補になるものを2つ見つけました。

・Levnesovia(レヴネソヴィア)
・Gilmoreosaurus(ギルモレオサウルス)

レヴネソヴィアは断片的な頭骨がビセクティ層から見つかっている体長2m程のハドロサウルス上科に含まれる恐竜でバクトロサウルスと近縁なようです。
対してギルモレオサウルスは体長7m程とオウラノサウルス並の大きさと推定され、ビセクティ層の他さらに古い地層からも同じ種と推定される化石が見つかっています(Wikipediaより)
勿論、成体か亜成体かなど遊離歯からは中々推定出来ませんが歯の大きさから考えるとレヴネソヴィアかなと今回は推定しました。

最後に手持ちの他の方近縁種の歯と比較して終わりとします。



左からオウラノサウルスの歯骨歯、以前オークションサイトで購入したオウラノサウルス(と思われる)のおそらく上顎骨歯、レヴネソヴィアと推定した歯、ハドロサウルス上科に含まれるバティロサウルスの歯骨歯です。
バティロサウルスはカザフスタン産になります。
やっぱりこうやって比べるとウズベキスタン産の鳥脚類歯大分小さいですね🤣



まずはこちら。
オウラノサウルスとして入手した標本です。プライマリーははっきりしていますが、セカンダリーは低いです。


オウラノサウルスと思われるこちらの上顎骨歯ですが、歯冠部の両サイドに置換歯の小歯が収まると思われる窪みが空いています。上顎骨歯の特徴なんでしょうか、面白い構造です😄
こちらの歯も今回購入したオウラノサウルスの歯と比べるとだいぶ小さいです。別種ですかね?
勿論子供かもしれませんが。
Lurdusaurus(ルルドゥサウルス)なる鳥脚類もいたようなので色んなタイプの歯が出回ってくれると有難いんですが…


 



こちらはバティロサウルスの歯骨歯です。
分かりにくくてすみませんが、プライマリー、セカンダリーリッジが見られます。また、先端は少し摩耗しています。イグアノドンやオウラノサウルスより少し角張った印象を受けます。





おまけ
バティロサウルスの上顎骨歯です。
プライマリーリッジしか見られません、ハドロサウルス類の歯のような印象を受けます。


次回はモリソン層産の小型獣脚類歯です。

その後に今年オークションで落札したポルトガル産の獣脚類歯を紹介予定です💪