小学生か中学生だったのか、、、
いつだったのかは定かではないのだけれど
あるとき朝日新聞の新聞小説をたまたま目にした
失礼ながら宮本輝という作家のことはなにも知らなかったし
新聞だってテレビ欄以外はまたに目を通すくらいだった
ドナウの旅人という作品はその日からボクを虜にした
ここに地終わり海がはじまる、ロカ岬も
鉄道の旅も、なんなら海外旅行すべてにこの作品は影響を与えた
今回の南米旅でも
陸路で国境を越える度にそれを思い出したし
マチュピチュへ向かうバスの中で
悪路で頭を揺さぶられ
真上を向いて寝ていたボクが目覚めると
景色が逆に見えたのだ
その時もドナウの旅人のペーターじゃん!と恐怖よりもフィクションじゃないんだ!ってことに感動した
もっともボクの体はお利口に出来ていて
すぐにぐるんと景色はもとに戻ったけれどね
とにかくそれ以来
ボクのなかでは
宮本輝はすべての本の中心にいた
ダバダーダバダーのコーヒーのCMが流れたときには
あーあ!宮本輝も全国区かー!
と嬉しくもあり万人のものになってしまった哀しさも感じたものだった