堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の
書評ブログでご紹介いただきました。
ありがとうございます
http://bookrev.horiemon.com/entry/2017/10/25/220056
「人は病気になったことによって、生きることを深く考えるようになる。残された時間を無駄なく使いたいと思えば思うほど、何をしたらよいか分からず、すくみあがってしまう。そんな患者の心を解きほどいてくれるのが「精神腫瘍医」の役割なのではないか。と、そう理解させてくれる本書であった。」(一部抜粋)
「ときほどく」が、私にとってもキーワードだったので、嬉しく。
それから、先日の鎌倉公演にご参加くださった方から感想をお寄せいただきました。
ご本人の了承をえたので、ご紹介させてください。
なんだか、くすっと笑えます。
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『人生でほんとうに大切なこと』 in 鎌倉
著者の稲垣麻由美さん、清水研先生、そして患者代表の千賀さんによる出版記念イベントに参加してきました。
内容はYouTubeで公開されるようなので、
昨日はご存知の通りの台風通過中で、開催自体が危ぶまれる状況でした。
前日夜に事務局からメールがあり、「開催する/しないのご連絡は明日の11時までにメールでお送りします」とのこと。
台風が迫りつつあったので、「
が、意外にも「予定通り開催します。」とのメールがありました。
「遠方の方は参加を見送るだろう。参加者が少ないと淋しいだろうから、せめて地元の自分は参加しよう。」と思い、
晴天であれば観光客で溢れている鎌倉駅周辺も、今日は平日以下の人の少なさ。
会場は駅から離れた、八幡宮の東側の住宅街の中で、晴れていれば楽しい散歩コースですが、本降りの雨の中ではバス・
「この条件だと参加するのは10人位かなぁ」
会場は、古民家を改装したギャラリーで、6畳程度の和室を3間つなげた造りです。私の後からも次々と参加者が到着し、
台風の中、なぜこんなに人が集まるのか!?
こう言ってはなんですが、著者の稲垣さんも著名な作家ではありませんし、精神腫瘍科というテーマも非常にマイナーです。
考え続けた結論は、「これは現代の無医村なのだ」ということ。
ガンでよく出てくる表現は「5年生存率」です。
定義は「治療を開始してから5年後生存している人の割合」で、ガンの種類とステージにより、統計データが開示されています。
ガン患者とその家族は、
私の父はクモ膜下出血で亡くなりましたが、本人も家族もほんの少しの時間しか、あれこれ考える時間はありませんでした。
一方、ガン患者は年単位で考える時間を与えられてしまう。
この時の心の葛藤を治療してくれる医者が精神腫瘍科医なのですが
無医村の村に医師が来れば、人は何Kmも歩いて診察を受けに来る
今回のイベントは、まさにそんな情景であったのだと思います。
小児ガンのお子さんを抱え、相談した相手の心の負担を考え、
最後にトークをされた3人の方の印象を。
清水研先生は『風に立つライオン』風ではなく、カピバラの様なふんわりした方でした。
著者の稲垣麻由美さんは、台風の中、
そして「自分にとって人生でほんとうに大切なものは妻です。」と
言い切る千賀さんは、少し眩しく見えました。
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なるほど、無医村の状態・・・。
12月には東京でも同様の会を開催したいと準備を始めました。
よろしければ、是非、お越しくださいませ。