先日、青山学院大学の出版ジャーナリスト講義で

『戦地で生きる支えとなった115通の恋文』のお話をさせていただきました。

 

昨年に引き続き2回目となります。

 

 

「戦争とは」という話だけでなく、

この本を書き上げるまでの6年間の取材、版元が決まるまでの悪戦苦闘・・・。

そんな書き手の喜びや苦労もあわせて伝えて欲しい、とお声かけいただきました。

(先日、そのような話を母校の卒業生の会でもさせていただきました)

 

どこの大学でお話させていただいても概ね同じなのですが、

学生さん達に

「フィリピンでどれくらいの日本人が亡くなったが知ってる?」

尋ねると、大抵、首をかしげます。

 

何人か、という前に、

「フィリピンで何があったの?」「南方戦線ってなに?」

という反応であることも多々あります。

 

51万人という数字を伝えると、本当に驚いた顔をします。

 

・・・でも、これは、子どもたちのせいでしょうか?
いえ、大人たちが伝えて来なかったからだと思います。

 

「そんなことがあったんだ」

「自分は本当に知らないことばかり・・・」

 

そんなことに気づくことから、1歩が始まります。
その「1歩」がとても大切なのだと強く思います。

 

かつての私がそうだったように。

 

 

これからも若い世代へ向け、講演活動を続けていきたいと思います。

「恋文」を入り口に「平和」や「戦争」を考える。

 

そんな「きっかけ」を作っていくのが私の役目なのだと思っています。

 

講演等につきましては、お気軽にお声かけいただければ幸いです。 

問い合わせ先 → http://ichirindou.com/inquiry.html

 

『戦地で生きる支えとなった115通の恋文』(扶桑社)

 http://ichirindou.com/115loveletter/