今、あるがん患者さんと精神腫瘍科医の対話をまとめた
本を世に出すべく、あがき中です。
何度も病院に足を運び、お話を伺う中で
この1年ほど、ずっと「生きるとは」
と、考え続けています。
究極のところ、
人は、愛することを学ぶために
生を受けるのだ、
と思うようになりました。
その愛とはあまりに広い範囲をさすのですが。
そして、ふと思いました。
「あなたを愛している」
より
「あなたは大切な人」
の方が、
私にとっては深い愛なのですが
みなさまはいかがでしょうか。
愛している、と人が囁き合う時は
それはその時点では確かに真実なのだけれど、
それは、不確実で永遠性を持たない気がして。
でも、心から湧き出るままに伝える
「あなたは大切な人」というメッセージは
永遠性を持っている気がするのです。
大切な人が、大切な人でなくなる
ということは、おそらくないからです。
あらら。
ちょっと、煮詰まっていて
いろいろなことを考えすぎかもしれません(笑)
『戦地で生きる支えとなった115通の恋文』(扶桑社)
http://ichirindou.com/115loveletter/