北海道
昭和22年、北海道へ養子になって行ったが
その頃の北海道は外国のようなイメージで
未開の土地であった
石狩平野
石狩平野は広い
私が北海道へ移住したころの石狩平野はまだほとんどが原野
冬の寒さは一段と厳しかった
阿 寒
阿寒へ行くには美幌峠からバス、
それも不毛の原野を凸凹の砂利道
それだけに阿寒湖は神秘で、
マリモが強く印象に残った
北に生きる
住宅の窓は二重窓だがその隙間から
マイナス40度の粉吹雪が吹き込んで部屋の隅に積もる
石炭ストーブは3日ぐらいで煙突が煤で詰まる
真夜中の吹雪の中で煙突掃除をしなければならない
ことも時々起こる
水道は毎晩凍ってヤカンのお湯をかけて溶かしたものだ