やぁやぁ、久しぶりの音楽談義だね。
今回からちょっと難しい話になるよ。
難しいと言っても出来るだけ簡単に解説するので
ふーんって感じで読んでみてね。

ここまでの音楽談義の記事を読んでくれている事を前提で話すので専門用語なんかも普通に出てくるよ。
まだ読んでいないという人は過去記事も合わせて読んでもらえると嬉しいよ!

では「MIDIキーボード」と「レイテンシ」のお話
はじまりはじまり~

皆はパソコンの「入力装置」と聞くと何を思い浮かべるだろうか。
まぁマウスとか文字を打つキーボードとかその辺りだろう。

実は先日こういう物を買いました。

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MIDIキーボード」というやつです。
これも所謂「入力装置」という分類になるよ。
元々使っていたものが壊れてしまったので買い替えました。

普通のキーボードと何が違うのよ?って思った人もいるかもしれない。
実はこれ、キーボードだけでは音が出ない。
パソコンと接続することによって、はじめて音が出るのだ。

パソコンのDAW上で音を打ち込んだりするときに使うよ。
ピアノだけではなく、色んな楽器の打ち込みにも使えるよ!

普通のキーボード(パソコンがなくても音が出るやつ)の場合も
「MIDI端子」というモノが付いていたら代用可能。
まぁそれに関しては今回は割愛させてもらおう。

MIDIキーボードを接続して実際に音を鳴らしてみるぞ!!

………あれ?鍵盤を弾いても音が遅れて聴こえてくる???
なんで!!なんでなのぉぉぉぉぉぉ!!!!!

これが「レイテンシ(入力遅延)」です。
説明がザックリすぎるので詳しく解説しよう。
ここでの登場人物は
人間:人
パソコン:PC
MIDIキーボード:Key
オーディオインターフェース:AIF
スピーカー:ス

人「ドの音を鳴らしたいので、ドの鍵盤押します。ポチー。」
Key「急に押すなよwwパソコンニキ~信号送るンゴwwwww」
PC「何か信号来たわ。DAW上でドの音鳴らしとくわ」
AIF「パソコンさんが何か鳴らしとる。スピーカーから音を出さねば」
ス「ドォォォォォォォォォォォ~~~!!!!!!!」

といった感じで、鍵盤を押してから音が出るまで
各所で色んな処理がなされているわけである。

この処理にかかる時間が鍵盤を押してから音が出るまでのタイムラグ。
つまり音が遅れて聴こえる原因だよ。
どうかな?わかったかな?
このタイムラグを「レイテンシ」って言うよ。

これじゃまともに演奏できないよ~
助けてドラ〇もん~

じゃぁどうしたらいいのかって?
答えは簡単だ。
処理を急がせればいいのだ!!
ほら!!!急げよ!!!!!!!ってな具合で。

ここで活躍するのが「ASIO」という輩じゃ。
以前の記事でもチラっと名前が出たね。
こいつを導入すると頑張って処理を急がせてくれる。

ASIOの設定に「どんくらい急がせたらいい?」って項目があるよ。
これを「バッファ」っていうよ。
別に覚えなくていいよ。

この「バッファ」の値を小さくするとめっちゃ急ぐ。
ただしPCにめっちゃ負荷がかかる。
ので、出来るだけ高性能なパソコンを買いましょう。
パソコンの性能が足りていないと音が途切れたりするので
その場合はバッファの値を少し大きくするとかして調整しよう。

逆にバッファを大きくするとパソコンの負荷が軽減されるよ。
でも音の遅れ具合も大きくなるよ。

この「ASIO」というやつはMIDIキーボード以外にも
マイクや楽器の録音でも力を発揮してくれる。
まぁ生楽器とかだとオーディオインターフェースに付いてる
ダイレクトモニターという機能を使ってもいいだろう。
これはオーディオインターフェースに入力された音を
パソコンに送ったりせずにそのまま直接出力する機能だ。
ここではあまり詳しく説明しないので、気になる人は調べてね。

これで鍵盤を押してから音が遅れて出てくる問題が解決された!
た~のしぃ~!!
めでたしめでたし。

次回は「音源」と「プラグイン」の話だよ。
実際に僕が使用している音源とかも紹介するかもしないかも。
乞うご期待!!!!!


今回のおまけ画像
お好み焼き
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