~畠 敏郎副会長(昭和54年卒)からの投稿です~

 

【仙台支部会】 私を 野球 に連れてって!

 

■ 2019年、阿部寿樹選手大ブレーク

 

 プロ4年目となる2019年、阿部選手はシーズンを終了して、129試合に出場、初めて規定打席に到達し130安打、打率.291、7本塁打、59打点の好成績を収める大活躍でした。

 岩手日日新聞は、同年12月30日付、31日付の連載で、インタビューを交えながら活躍を伝えたほか、広報いちのせき「「I-Style」」でも翌年3月号に取り上げられました。

 

 これらに先立ち、仙台支部会では、2019年12月1日発行の会報第8号に「母校OB阿部寿樹選手が大活躍」と題して讃えました。

 

■ 仙台に「阿部寿樹後援会」を作ろう

 

 この活躍を目の当たりにすれば…、翌年2020年の交流戦は楽天×中日戦の仙台開催が予定されていたこともあり…、仙台支部会が中心となって、仙台に「後援会」を組織しようという機運が盛り上がりました。(世の中、勝てば官軍です!)

 

 交流戦の仙台での応援は勿論のこと、その際には阿部選手を招いて激励会をやろうとか、一関からも応援に来てもらおうとか、交流戦だけでなく名古屋まで応援に行こうとか、ファンクラブにみんなで入ろうとか、「夢」は広がる一方でしたが・・・。

 

■ 新型コロナウィルス感染症が…

 

 いざ議論が始まると、具体的な組織づくりはどうする? 現職の一関一高の校長を発起人にして問題ないの? 会員の管理・会費の徴収はどうする? 仙台支部会だけで事務局機能を担えるのか? 中日球団や名古屋にある阿部後援会との関係は大丈夫なのか? 等々、役員の合意形成が進まないまま、歳が明けると間もなく新型コロナウィルス感染症が広がって、プロ野球の開幕戦の延期、無観客での開催、交流戦は中止という状況となって、「後援会構想」は頓挫してしまいました。

 

■ 2020年、好成績を維持

 

 2020年、コロナ禍で年間試合数こそ減ったものの、阿部選手の勢いは止まらず、115試合出場、108安打、打率.257、13本塁打(球団内でビシエドを除き日本人トップ)、61打点と前年を上回る成績も残しました。

 

■ 2021年は交流戦の仙台開催が決定

 

 2021年2月初め、コロナ禍で予断は許されなかったものの、6月8日~10日に楽天との交流戦が仙台で開催されることが発表されました。それでも、ホントに開催されるかどうかは懐疑的で、仙台支部会の役員・幹事会もリモートでの開催となり、観戦するかどうかさえ具体的な議論には至りませんでした。

 

 しかし5月15日にリモートで開催された役員・幹事会では仙台支部会の年間スケジュールについて議題にする中で、交流戦の観戦応援について積極的な意見が続出して実施に向け動き出しました。

 

■ 観戦応援に向け始動

 

 方針が決まればフットワークの良いのが仙台支部会。

熊谷会長が、硬式野球部OB会や同窓会東京支部と接触して、阿部選手の動向や、それぞれの会の対応等についての情報収集をする一方、佐竹副会長が観戦希望者の募集とチケットの確保を担当、(後付けですが)「【仙台支部会】阿部選手・観戦応援プロジェクト」のスタートです。

 

 しかし、この時期、コロナで催事への参加には自粛を求める企業や、感染防止に特に注意が必要な職種、株主総会や人事異動で繁忙な時期、仕事上日程・時間の都合がつかない等、参加者が思うように集まりません。佐竹副会長が、同窓会員以外も念頭に置きながら、参加呼びかけを強化する一方で、一点集中、仙台支部会としての観戦応援日を6月8日の初戦に限定し、第2戦、第3戦は細々でも参加できる方だけで応援することになりました。

 

■ 硬式野球部OB会との連携

 

 熊谷会長の情報収集より、阿部選手を中学のころから野球指導した一関一高硬式野球部のOBの一関市会議員(現職)佐藤浩氏(昭48卒)が、阿部選手との連絡窓口になっていただくことが分かり、5月30日(日)に電話でお話をさせていただきました。

 

 佐藤氏から伺った概要は以下のとおり。

・ 楽天との交流戦ついては、平日開催であり、コロナ禍による越県禁止の事業所等が多いこ

 とから、野球部OB会として組織だった応援は困難であること。ただし、宮城球場へ行ける人

 は行くように、声掛けはしている。

・ そうした中にあって、仙台支部の活動について感謝申し上げる。

・ 阿部寿樹選手とLINEで連絡を取り合っている野球部OBを経由して、交流戦当日、仙台支

 部の応援があることを伝えておく。

 

 そのほか、阿部選手への応援・支援について、イロイロと意見交換をさせていただきましたが、硬野OB会は、流石に諸事遺漏なく実施していることを教えていただきました。

 なお、硬式野球部は今年創部120周年です。

 

 佐藤氏は「奥州市は、市役所を挙げて大谷選手の応援に取り組んでおり、(ネームバリューに差はあるが)一関出身のプロ野球の1軍選手がいることを、もっと知ってもらうよう、一関市の取り組みを推進したいが、市議として力不足を感じている」ともおっしゃっておられました。

 

 今後の阿部選手への応援等について、硬野OB会と仙台支部会が連絡を取り合っていくことを確認させていただきました。

 

■ 東北放送のアナは…

 

 熊谷会長の情報網からもう一つ。

東北放送で主にスポーツを担当している菅生翔平(すごう しょうへい)アナウンサーは、阿部選手と同学年の野球部員だったそうです。9日の第2戦では、ベンチリポートを担当されていました。

 

■ まとめ

 

 昨年以来、コロナで仙台支部会の行事も開催ができずにいます。この状況は、同窓会本部や他の支部でも同様。にも拘らず、仙台支部会の呼びかけに応じ、球場の感染防止対策に従いながら、初戦には10名、2日目3名、最終日5名、延べ18名の方に来場応援をいただきました。

 

 【楽天生命パーク宮城 感染防止対策:https://www.youtube.com/watch?v=ypCWW8RT7UA 

 

役員会としても、電話や電子メールで連絡を取りながら、メッセージボードや阿部選手の紹介リーフレット、母校の校章シールなどを作成・配付するなっど、応援の質や一体感を高めるべく準備をしてきたところです。

 

 困難な状況下ではありましたが、阿部選手の来仙と言う機会をとらえて、やる気と相応の準備で臨み、3日間の「【仙台支部会】阿部選手・観戦応援プロジェクト」が一定の成功(自画自賛?)を収めたことを、ここにご報告いたします。

 

球場に足を運ぶことができなかった方も、テレビ等を通して応援、ご協力いただきましたことに、改めて、お礼申し上げます。

 

 阿部寿樹選手への応援は … まだまだ続きます!!

 

【中日ドラゴゴンズ選手名鑑:https://dragons.jp/teamdata/players/ 

 

球場観戦者へ配付したリーフレットやシール