~畠 敏郎副会長(昭和54年卒)からの投稿です~
第3戦、待望の今カード 初ヒット!
■ 今日の応援メンバー
1勝1敗で迎えた交流戦も今日が最終戦。3日間とも晴天、雨にたたられることなく観戦日和に恵まれました。(晴れ男は、熊谷会長? 私?…今日のレポートも畠が担当します。)
今日は、阿部選手の3学年下で野球部OBの金野和人さん(平23卒)とその友人(一関一卒ではありません)が、応援に駆けつけてくれました。4名での応援団です。
金野さんによると、阿部選手は、明治大に進学してからも帰省のたびに母校を訪れ、後輩たちと一緒に練習しながら、指導もしてくれたそうです。「一高のグラウンドで一緒に練習しながら指導してくれていた先輩が、プロ野球でプレーし、それを見に来ているというのは、何というか不思議な感じです」と感慨深げに感想を漏らしてくれました。
間もなく、白石顧問が急遽、球場へ駆けつけてくれました。
■ 今日も試合開始は18:00
楽天は3連勝中の瀧中(4勝2敗)、中日も3勝(3敗)の勝野、若手有望株同士の先発で始まりました。勿論、我らが阿部選手も8番セカンドでスタメン出場です。
今日は楽天のユニフォームが(ホーム用の白系ではなく)濃紺で、外野から見ると中日の濃青と区別がつきにくく、見づらくて仕方ない。
試合は3回裏、浅村(3番)と岡島(5番)の適時打で楽天が2点を先取。直後4回表に福留(5番)のタイムリーで中日が1点を返すも、その裏、楽天鈴木大地(2番)の2点本塁打で4-1。
中日は4回の4連打が1得点に留まるなどチャンスを活かしきれず、6-2で敗れました。
■ 阿部選手の打席にジャスト・ミ~ト!
第1打席は、2回、ヒットのビシエドと堂上を2・1塁において2アウト、5番目の打者として登場。先制点のチャンスでしたが、6球目が2塁ゴロとなって3アウト(嗚呼)。
第2打席は、前述の4回。ビシエド(4番)が2塁打(右翼前)、福留(5番)のタイムリー(右翼越)で1得点。福留は2塁を狙うもタッチアウト。堂上(6番)は遊撃への内安打。木下(7番)は初球を右翼前へヒット。楽天瀧中から見れば、討ち取った球がヒットになっているような不運が続いています。2アウト、3塁・1塁の好機、畳みかけたいところです。ここで阿部選手の登場です。
初球は外角ボールを見極め。2球目真ん中に入った変化球を3塁方向へファウル。(これが惜しかった。)3球目は1塁側への大きなファウル。4球目、低めの変化球に手を出して、3塁ゴロとなって3アウト、同点、勝ち越しならず(嗚呼)。
第3打席、6回、楽天は安楽投手(2勝7ホールド、防御率1.7台)に代わっています。2アウト後、木下が四球で出塁の場面でした。
1球目は空振り、2球目、3球目は低めのボールを見極め。次の安楽の21球目となる外角ストレートを逆らわず流して1・2塁間を破るヒットに!待望のヒットがようやく出ました。(万歳、万歳!)
後続が遊撃フライに倒れたため、得点には結びつきませんでしたが、復調の1本です。
第4打席の9回、楽天はルーキーの内間(5試合登板、無失点、ホーム初登板)。4点を追いかける最終回、阿部選手が先頭打者で打席に。逆転の狼煙を上げたいところです。
初球、高め147キロのストレートを空振り。2球目もストレートを真後ろにファウル。3球目、外角変化球ボール、4球目低め変化球ボールを見極め。5球目のストレートに合わせるも高く上がったフライは小深田(遊撃)のグラブに収まりました。続く滝野は三振、1番に戻って大島は右翼フライで試合終了。
■ 阿部選手の守備にズーム・イン!!
3回、岡島(5番)のピッチャーへの強襲打を勝野が二塁方向へはじいてしまい、阿部選手が止めましたがアウトにはできませんでした。
5回、中日は勝野が降り、ロザリオに代わりました。先頭の島内(4番)の4球目が強いゴロとなりましたが、華麗なステップでさばいてアウト。
7回には、1アウト2・1塁で辰巳(9番)の遊撃ゴロを堂上から受け、1塁へ華麗に転送して、この回を無得点に抑えました。
■ 東北放送ラジオの中継
今日は、地上波によるテレビ中継はありませんでしたが、東北放送は3日間ともラジオ中継があり、阿部選手のヒットが出た際には「ライトスタンドでは、応援ボードを掲げた阿部選手の出身校である一関高校(「第一」が抜けていました、残念。)の同窓生が応援しています」旨のアナウンスがありました。
■ 背番号「5」
球場では、「押し」の選手のユニフォームやタオルで応援するのが当たり前になり、グッズ販売は球団の貴重な収入源、売れ行きは選手の人気のバロメーターにもなっています。今回、熊谷会長に取りまとめていただき、「5 ABE」の応援Tシャツ計5枚を、事前にドラゴンズオンラインショップから購入しました。
【 ドラゴンズ公式オンラインショップ https://dragonsshop.info/ 】
中日の背番号「5」は、勿論、阿部選手ですが、この3日間「5 WADA」のユニフォームで応援している中日ファンが一人ならず。
「5 WADA」とは、言わずと知れた「和田一浩」。東北福祉大からノンプロを経て西武ライオンズ、中日ドラゴンズで捕手、外野手として活躍し、2050安打、生涯打率.303、首位打者、最多安打のタイトルも取ったことのある名選手です。2015年シーズンを最後に引退されていますから、5年以上経っているのに根強い人気があるんですね。
「5」を引き継いだ阿部選手には、和田選手の生涯成績を超えることは年齢的に困難かもしれませんが、これからの打席の一つ一つ、出塁の一つ一つ、守備機会の一つ一つを大切に積み重ねて、大記録に近づいてくことを期待します。同窓生、後輩、郷土の人々の応援と期待があることを忘れないでね。
■ 今日のおまけ
今日は、入場者全員に濃紺の楽天ユニフォームのプレゼントがあり、また、試合では、不振が続いていた浅村選手が復活の3安打を放ち、1,500本安打を達成しました。
熊谷会長と私には、まさに皆勤賞です。
■ 明日(6月11日・金)からは…
今年のセ・パ交流戦も明日からの3連戦で終了です。中日は、福岡でソフトバンクと対戦。楽天からの6連戦の中日(ナカビ…チュウニチに掛けました)に東北から九州への移動、当たり前と言えばそれまでですが、プロ野球選手もホント大変です。
阿部選手には、今日のワンヒットを起爆剤として、明日から猛打賞だ!
(写真) 熊谷会長
金野和人さん 金野さんの友人