~畠 敏郎副会長(昭和54年卒)からの投稿です~
第2戦、満を持して 8番・セカンド でスタメン!
■ 試合前
第2戦となる9日(水)も晴天に恵まれ観戦日和。昨日より早めに球場入りすると、グラウンドでは中日の選手たちが守備練習をしており、元気に動き回る背番号「5」が見えます。今日こそは、スタメンか!?と期待しつつも、2塁手の練習は3名で「5」は3番手で捕球・投球しています。
今日の応援は、熊谷会長と私(今日のレポートは畠が担当です。)の2人だけ。熊谷会長は自信たっぷりに「昨日は休養、今日は絶対に出ます!」と断言されますが … 昨日同様、右翼スタンドでハラハラドキドキの発表待ちです。
■ スタメン発表
いよいよ中日の発表。
1番センター大島、… 6番キャッチャー木下拓哉、7番指名打者山下、(次、次、祈)8番セカンド阿部。やったー!出場です。
早速、熊谷会長から、佐藤浩さん(硬式野球部OB会で阿部選手への連絡など、窓口になってくれた昭48卒の現 一関市議)へ電話するように指示が。佐藤さんもテレビかネットとで見ていたらしく、喜びと安堵感を共有、阿部選手を介して硬野OB会と仙台支部がシンクロです。
【 一関市議会議員名簿 https://www.city.ichinoseki.iwate.jp/index.cfm/7,100515,88,html 】
試合開始の直前には、隣接する国立病院機構仙台医療センターのドクターヘリが、阿部選手の出場を確かめるかのように上空を旋回、ご帰還です。
楽天の先発は則本投手、中日の先発は左腕の小笠原投手です。
小笠原(慎之介)と言えば、平成27年夏の甲子園、仙台育英高校との決勝戦(対 東海大相模)で佐藤世那と投げ合い、同点で迎えた9回表に決勝の本塁打を放ち、優勝旗の白河越えを阻止した選手としてご記憶の方も多いと思います。
今期は3勝2敗、防御率2点台前半、左打者の多い楽天にとっては攻略の難しい好投手です。(あっ、今日は中日の応援でした。)
昨日は、先発の柳がまさかの3失点で途中降板、中日にとっては痛い敗戦でしたから、今日こそは小笠原が抑え、阿部選手の決勝打で勝利を!
■ 18:00試合開始、先制は中日
中日は、3回表に高橋周平(3番)の3号2点本塁打で先制するも、楽天はその裏、浅村(3番)の適時打と中日のエラーで2―2の振り出しに。
中日は、その直後4回表に先頭福田(5番)の3塁打、木下(6番)の適時打で勝ち越し。続く5回も先頭堂上(2番)の2塁打、ビシエド(4番)の適時打で1点追加。
則本は、ストレートに威力があり5人の打者のバットを圧し折ったものの、変化球が高めに浮いて6回9安打4失点で降板。中日の投手陣は、3度の満塁を無失点でしのぎ、結果、3-7で中日が勝ち、1勝1敗としました。交流戦首位奪還です。
■ 阿部選手の打席へ ジャスト・ミ~ト!
第1打席は、2回2アウト、ヒットの木下を1塁において回ってきましたが、初球を打って遊撃ゴロに終わり3アウト。
第2打席は、4回福田(6番)、木下、山下と3連打1得点とイケイケムードの中、ノーアウト1・2塁で4人目の打者として登場。中日ファンの声援は否が応でも高まります。ヘロヘロになっている則本の初球を、何とバスターで1塁方向へファウル。2球目はボールを見極め。3球目を強振するも3塁ゴロ、2塁・1塁とわたってダブルプレー(嗚呼)。
こう言っては何ですが、阿部選手は器用な方ではないので、中日ベンチには、送るなら送る、打たせるなら打たせる、最初から一貫した指示を出してほしかった。(個人の感想です。)とは言え、それをこなしていくことを、プロには求められるんですものね。厳し~っ。
第3打席は、6回2アウト走者なし、3人目として登場。空振りの三振。
第4打席は、8回1アウト走者なしの2人目として登場。楽天のピッチャーは防御率0点台の森原に代わっています。1球目は直球を1塁方向へファウル。2球目空振り。3球目は外角高めのボールを見極め。4球目は149キロの直球をファウル。次第にバットが振れてきています。5球目をとらえ外野へ運ぶも … 詰まり気味で右翼フライに倒れました。
残念ながら、この日はノーヒットに終わりました。
■ 阿部選手の守備に ズーム・イン!!
某アナの定番セリフを連パクしたようなキャッチで申し訳ありません。
初回裏、好調・楽天の先頭バッター小深田が放ったゴロを華麗にさばいて、最初のアウトを取ったほか、4回には島内(4番)、9回には銀次(7番指名打者)のゴロを無難にさばいて最後のアウトを取り、中日の勝利に貢献しました。銀次選手は右手負傷により3月27日以来の1軍復帰です。
中日の二遊間は、アライバ(荒木雅博と井端弘和)の時代から、華麗さと鉄壁の守備で中日ファンならずも魅了してきましたが、阿部選手の守備も堅実です。
■ 東北放送のテレビ中継
今日は、東北放送のテレビ中継がありました。解説は山﨑武司氏、実況飯野アナ、ベンチリポート菅生翔平アナ(平23年、一関一卒)です。では、「阿部選手」「一関一高」に関連する部分の実況を ×お聞き →お読みください。
【 東北放送アナウンサー一覧 http://www.tbc-sendai.co.jp/04anno/ 】
飯野アナ) 阿部はお隣岩手県の出身です。昨日はスタメンを外れましたが…、初球撃ち。小
深田(遊撃)がさばいて3アウト。
第2打席 (ノーアウト1・2塁のヤマバです。)
飯野アナ) 打席にはお隣岩手県出身、一関一高出身、阿部がバッターボックス。ここはバント
の構えです。阿部は明治大学の出身ですが、島内と同期でした。昨日は5月の3日以来の先
発の予定でしたが、外れてベンチスタートになりましたが、今日はスタメン復帰。
バスターで来ました。ファウル~!ここは、強気な攻めできましたね。山﨑さん、ここは確
実に来るかなと思われましたが。
山﨑氏) ん~、そうですね。それほど鈴木(1塁)もね、前にチャージしてなかったんですけど
も。
飯野アナ) もう一度、バントの構えです。
山﨑氏) これは、バスターの構えですよね。
飯野アナ) 則本も少し間を取ります。ネクストバッターは根尾です。
山﨑氏) これね、バスターをやりそうなバッターの傾向なんですけど、後ろの軸足に体重掛け
ますね、振り遅れちゃいけないから、そうするとバスターもあるぞと、(則本インハイへ投球)
こういう感じでね。バントしようとすると前に行くんですよ。少し体がね、体重が前足にかかり
気味なんですけど、今、阿部のこの構えを見てもらって分かるように、後ろの軸足に溜めて
溜めて、これは返して打つ可能性があると、これが分からないバッターがうまいバッターと言
うことですよね。
飯野アナ) ここも後ろ足ですか?
山﨑氏) そうですね。これも狙ってますね。
飯野アナ) バスターで来ました。三遊間来ました。サードつかんで2塁フォースアウト、1塁転
送、1塁も捕ってダブルプレー~ッ。ここは、大きなダブルプレーとなりました。2アウトランナ
ーは3塁です。強気できたドラゴンズですが、作戦的にはハマりませんでした。
山﨑氏) ここはねぇ、もう、イーグルス助かりましたよ。
第3打席(この回、我々の応援がアナウンス付きでテレビに映りました!)
飯野アナ) 打席には、岩手県出身、一関一高、阿部がバッターボックス。
菅生リポ) 飯野さん、ライトスタンドに今日、高校のOBが集まっているという情報が入っ
ていますね。
飯野アナ) そうですか。一関一高のチームメイトが訪れているでしょうか? 今日、ベン
チリポートの菅生翔平アナウンサーもこの一関一高野球部出身ということで、この阿
部とは同期でした。
先ほど山﨑さんからもお話ありましたけれども、東北出身の選手が帰ってくると、イーグル
スファンでも応援したくなってるところありますもんね。
山﨑氏) 阿部にとってこの東北の空気って言うのはね、懐かしく感じると思いますし、心地い
いんじゃないですか。
飯野アナ) 外のボールは、見逃し三振~ん。4つの三振を奪って、則本、この回を3者凡退に
抑えています。
☞ 「テレビに映ってるよ」「映ってたよ」と、熊谷会長、佐竹副会長、私のスマホへ(続々と?)
友人や家族からメールや電話が入りました。
第4打席(楽天の投手は森原に代わっています。)
飯野アナ) 打席には岩手県出身の阿部が入っています。今日は高校のOBも駆けつけている
と いう、バッターボックスの阿部。テンポよく森原が追い込んでいます。真っ直ぐ中心で空振
りもよく奪えていますね。
山﨑氏) そうなんですよね。球の切れと言う部分に関して、少しイイのかなと言う印象が受け
ますけど。
飯野アナ) 真っ直ぐに、あとはフォーク、スライダーと言うところも得意にしています。高め、フ
ァウルです。149キロ。今日はこの高めの真っ直ぐでよくファウルが取れています。もう一度
高め、詰まっています。ライト岡島、捕りました。これで2アウト。山下、阿部と討ち取って、2ア
ウトランナーはありません。
■ 横浜からの助っ人
今日の応援は、熊谷会長と私の2人だけでしたが、途中から佐竹副会長が駆けつけてくれました。それでも応援用のメッセージボードは全部で11枚、3人で掲げることはできません。
前の席の方が「5 ABE」のユニフォームを着ていたので、熊谷会長が「阿部選手のファンですか?」と声をかけると「中日のファンで、横浜から観戦に来た。阿部選手だけではく応援しているが、以前、阿部選手のサインボールが当たったことがある」とのことで、厚かましくも、阿部選手の打席ではボードを持っていただきました。(テレビに映った際も持っていただいています。)
■ 明日こそはヒットを…
今日はノーヒットで打率を下げる結果となりましたが、4打席目は、我々の応援に届けとばかりに右翼方向へ飛ばしてくれました。バットも振れてきていますので、明日は、ヒットと言わずスタンドへ叩き込んでくれることを、ひたすら願っています。