(LinQを)「卒業して、どう?」とか、 「最近どーなの?」とか、 よく聞かれる。 . こう聞かれると、私は必ず一拍ほど言葉に詰まってしまう。 質問があまりにも抽象的すぎる、ということもにもその原因はあるのだけれど、 そもそも、自分でも「どう」なのかはよくわかっていないからだ。 . . もう一つ私が言葉に詰まる質問がある。 「お仕事何されてるんですか?」 . これに関してはアイドル時代から変わっていない。 . 一旦濁して、自分の中で心の準備をしてから、 「少しだけ、芸能のお仕事をさせてもらっています…」 と答える。 . だけど1番の問題は、この後に突っ込んで質問をされた時である。 . アイドル時代は、「アイドル」という肩書きと、「毎週ライブをして、CD出したりメディアに出ている」という説明まで備えられていたのが、 今となっては、特に定まった物がない。 一応私は「タレント」と答える。 「タレントって何するの?」 って聞かれると、「人前で喋ったり、テレビに出たり、あとは歌ったりも、、いろいろです。」と答える。 何だかスッキリしない。 . . でもそのモヤっとした説明をしている時の私は、笑顔で自信ありげな顔をしていると思う。 . 少なくとも、アイドルでいた頃の私よりは。 . アイドルしてます。なんて言って、 へー!すごいね!と言われても、いや、売れてもないし、グループの中でも私なんて…。という自信のなさが、いつも顔に出ていたと思う。 私はグループのみんなを見守って、年上として引っ張りながら支えてる立場だから。 グループは結構頑張ってるけど、まあそれは中心のメンバーが、ね。 って顔に書いてあったと思う。 . それがこの5ヶ月で、ハキハキ答えられるようになった。 一旦言葉に詰まって濁すのは変わらないけれど、自分がしたいことをしてるんだー!っていうことを素直に伝えられるようになった。 . あぁ、きっと私はいつだって自分が主役でいたかったんだな。 . LinQになって1年目の時に、親友に言われた言葉がある。 「あんた、何かグループのことばっかり考えてない?自分の為になってる?自分のこと考えてる?」 そんなことないよ。って言いながら、自分をずっと押し込めていたのかもしれない。 . 1人になって寂しいけど、自分の方向性に向かって、自分のことや智聖ちゃんのことを考えながら仕事ができる今が、幸せだと感じる。 . 遠慮ばかりして過ごしていた後ろ半分のアイドル生活は、決して悪くはなかったけど、自分には適していなかったんだと気付いた。 . でも私がこうして今幸せに仕事をできているのは、紛れもなくLinQのおかげであり、5年間アイドルとして過ごした自分のおかげである。 . 「アイドルをしていた」という肩書きがあるから、自信を持って「今はピンでタレント」って言える。 . 最近よく、アイドル時代のことを思い出してふと寂しくなる。 きっとそれだけ充実していたのだと思う。 . 「卒業して、どう?」 「最近どーなの?」 って聞かれたら、こう答えます。 . 「すごく寂しいけど、何だか自分を取り戻すことができて、明るくなれました。」 . #LinQ #アイドル #福岡 #天神 #Fukuoka #ハンドメイド #ハンドメイドアクセサリー #ハンドメイドピアス #handmade #accessory #diy #みくばなし

MikuIchinoseさん(@mikuichinose)が投稿した写真 -