書くタイミングが分からなくて
書いてこなかったことをこのタイミングなので書こうかと思います。
このタイミング、というのは
NHKのプロフェッショナルという番組で、
@home cafeのhitomiさんが放送されたタイミングです。
私は1年半くらい、@homeでメイドとしてお給仕していたことがあります。
だから書くのでは無くて、
私は2004年頃から@ほぉ〜むcafeが大好きで憧れでした。
2004年、私はまだ中学生で、
秋葉原はもう想像できないくらい遠い土地で。
そんな時に、TVで@ほぉ〜むcafeが紹介されました。
たしか萌えという言葉の特集だったと思います。
(2005年の流行語に選ばれていたのでその関連かなと)
その時にもう電撃が走って。
幼稚園の頃から"演じる"ということが大好きで、
榎本加奈子さん主演の「おそるべし!音無可憐さん!」というドラマの
榎本さん(めちゃくちゃぶりっ子の役)の真似をしながら生きていました。
ピンク、フリフリ、ツインテール、
こんなにもわたしの大好きな世界がつめこまれている所があるのか、と
本当に衝撃を受けました。
その1年後くらいにあった修学旅行では、
自主研修の時間、班の皆を説得して
@ほぉ〜むcafeに初めて足を踏み入れて感動したのを覚えています。
そして、当時まだ通販になかったのかな?
@ほぉ〜むcafe発、初メイドルユニット「完全メイド宣言」のCDを購入し、
家で腐るほど聞き、カラオケに導入されるとひたすら歌い、
いつか絶対完全メイド宣言のメンバーになる、と心に決めました。
中学生の時、たくさん影響を受けたものはありますが、
明確に将来の目標に結びついたものは
@ほぉ〜むcafeが唯一かもしれません。
@ほぉ〜むcafeの面接は実はなんども受けました。
そして何度も落ちました。
でもある時ようやく受かり、
@ほぉ〜むcafeのメイドとしてお給仕することができました。
最初はただただ世界観の中で生きられることが嬉しくて、
自分の10年くらいの理想を詰め込んだメイド像をひたすらに楽しんでいました。
本当に楽しくて。
@ほぉ〜むcafeでは
本当に色々なことを学びました。
海外の方との接し方。
わたしは英語が得意では無かったので、
日本語で普段自分が話していることを、
全てGoogle翻訳で中学生レベルの文法の英語に翻訳し、
紙に書き写し、海外の方とお話ししていました。
最初の頃は うまく発音できないと紙を見せたりしていたこともありましたが、
だんだん慣れて、暗記してくる頃になると、
雰囲気でなんとか伝えられるようになりました。
この時に、高校生の頃のことを思い出しました。
わたしは高校生の頃、放送委員会として放送の大会に出ることになったのですが、
1年生の頃、やる気も無く、そもそもよく分かっておらず、
(部として機能しておらず、教えてくれる人などいなかった)
朗読の課題を、源氏物語の紫式部を選んでしまいました。
よく分からないまま、とりあえず大会へ行き、審査をしてもらうと
「発声は◎。もっと抑揚をつけて。雰囲気だけで物語が伝わるように。」
のようなコメントを多くもらいました。
正直、全然真剣じゃないのにそこそこの点数を貰えたということで、
練習したらいい線いけるんじゃないかな?と思い、
練習し、「よく分からない言語でも雰囲気だけでなんとなく伝わる」ということを
その当時学びました。
その時の経験を思い出し、
かつ、メイドとして、楽しんでもらいたいというパッションで、
海外の方ともたくさんお話しできるようになりました。
初めてお会いしたフランスからいらしたお嬢様が、
お互い英語がカタコトなのに、
わたしと話すのが楽しい、と1日の中で2度、会いに来て来れたり、
パッションって大事だなと本当に感じることができました。
今でも道端で海外の方に話しかけて
集合写真を撮ったり、道を教えたり。
なんの躊躇も無く海外の方と会話したりしています。
まぁ、何より、海外の方というか
人間は伝えたら伝わるんだ!と学びました。
そして、永遠の17歳ということも一つの学びでした。
@ほぉ〜むcafeのメイドは全員が永遠の17歳。
先輩後輩はあれど、全員永遠の17歳。
年齢を一切気にしなくなりました。
年齢がただの数字になりました。
16才の上司。
25才の後輩。
「10才下の子にタメ口きかれたりするんでしょ?
ムカつかないの?」
今までは「年齢の持つイメージ」に支配されがちで、
「16才はぴちぴちで ゆとり世代」とか
「26才になったらアラサーだし、落ち着いた服を着なきゃいけない」とか
まぁ例えばだけど思ったりもして。
でも
年齢って本当にただの数字で、何年生きてきたか、だけの話で、
長く生きたら偉くなるわけでもないし
例えば30才になったらおばさんになるとか、そういうの決まってないし、
心が問題で、心が老けたら20才でもおばさんだし、
心がぴちぴちだったら60才でも女の子!って本当にそう思っていて。
これは実は@ほぉ〜むcafeを卒業してから気づいたことで。
@のメイドさん時代は「永遠の17才」の魔法にかかっていて
自分は永遠の17才だからこんな服着てもいいし、
こんな髪型でもいいんだ!って無双できたのに、
魔法が溶けた瞬間に
「メイドさんという言い訳をもう使えないんだから年相応にならなきゃ」と
いきなり何着ていいか、どんな髪型したらいいのか
どんな振る舞いをしたらいいのか
さっぱり分からなくなって、迷子になってしまいました。
「メイドさんだから可愛い服着れる!可愛い髪型できる!」というのは
自分への言い訳であって、
そもそもわたしは14才の頃から@ほぉ〜むcafeの世界観が大好きで
ずっと憧れて生きてきたんだから
そもそもやめたからっていきなりその世界観をまとっちゃいけないとか
それを年齢を理由にするとか おかしくない???となりました。
わたしはわたしの人生を
わたしの納得行くように生きる
と改めて思えたのでした。
そして、プロフェッショナルのhitomiさんはやっぱりかっこいい。
ずっと現役でいてくれてありがとうしか言えないし
貫いてくれるのが本当にかっこいいし憧れる。
わたしはメイドとしてはやってみたいことはやりきって、
本当に充実した日々を送れて
(たまにもう一度お給仕したいなぁとは思うけども)
今はグラビアアイドルとして自分の目標に向かってる最中。
正直横や前や後ろが気になって、
精神的にブレてしまうことがあるけれど、
hitomiさんがプロフェッショナルでも言っていたけど
「他人と比べることは自分の魅力が削がれることでもある」んだよね。
とか本当にそうだよなぁと思い。
いつか 贔屓目無しで @ほぉ〜むcafeとお仕事が出来るように
頑張ろうと改めて思いました。
わーーーー。
いつ書いてもブログ長くなってしまう。
このブログは約2800文字です。
読んでくれた方、ありがとう!!!
良いものに触れられて本当に良かった。
わたし頑張ります!!