まずはクラウドファンディング107%でのサクセス!

ありがとうございました。

 

本当に嬉しいです。

 

現在鋭意作成中なので お待ちください。

 

 

 

今、その写真集の写真の選別作業をしていて、

私がとうもろこしを食べている写真があって。(オフショットで)

とうもろこしって、青森では「きみ」って呼ぶんだけど、

中でも「嶽(だけ)」でとれた、きみのことを「嶽きみ」というんだけど、

なんか「嶽きみ」でおばあちゃんを思い出してしまって。

 

私のおばあちゃんは母方のおばあちゃんしかもともといないのだけど、

そのおばあちゃんは今年の1月25日に亡くなってしまって。

 

おばあちゃんは、おじいちゃんと一緒に、

移動式の八百屋さん?みたいなお仕事をしていて。

トラックの荷台に 野菜や魚、総菜やお菓子、お花とかいろんなものを積んで

走りながら売ったり、常連さんのところに届けるお仕事をしてて。

 

小さい時は野菜やお花、お魚の仕入れについて行ったり

野菜やお花の袋詰めを手伝ったりしてました。

そんなおばあちゃんちには

おいしい野菜や果物がたくさんあって。

 

売り物の他にも、私たちに食べさせるように

美味しい野菜や果物、お魚を料理してくれたり、

いつもおばあちゃんちにいくとおいしいものがありました。

 

なかでも きみはよく食べさせてくれて。

「嶽きみ食わねーが?たんげあめしてめぇんだ〜〜」

ってよく言ってくれて。

おいしいのは知っているんだけど、手がべたべたするし、

きみ って半分ことか綺麗にできないし、

一本だと多いしなぁ、ってあんまり気が進まなくって

渋々食べたり、食べなかったり、そんなことが多くて。

 

東京へ出てきてからも

ちょくちょく野菜とか送ってくれて、

そのなかにきみもよくあって。

でもきみを一人暮らしで茹でて食べるのってなかなか手間で

気づいたらもう食べられなくなってて

きみを捨てる度に、おばあちゃんごめん、って思ってて。

 

今考えるといつからかおばあちゃんからの宅急便のダンボールには

きみは無くて そのかわりに 仏壇用に貰う、箱菓子の中身、

水羊羹とかゼリーとか、そういうのばっかりになってて。

 

一緒にきみを食べてたら きみを見てこんなに寂しいとか罪悪感とか

そういうのなかったのかなぁとか思ったりするけど

たぶんそんなことはなくって。

 

おばあちゃん大好きだなぁって。

 

おばあちゃんが亡くなった時は

初めての舞台が終わって間も無くて

ラジオがあったり

神田明神での豆まきが控えていたり

誕生日がもうすぐだとか

遺産で揉めそう、大丈夫かなとか、

 

悲しんでいる余裕が無くて

おばあちゃんが亡くなったって実感する余裕がなくて。

 

夜行性だったおばあちゃんと

たまに深夜にする暇電が結構好きで

でも 芸能とかやるの大反対で

お見合いしろとかいつも言ってくるから

週5でOLやってて彼氏がいて結婚するかもっていうふりをするのも

ちょっと心苦しくて

でもまぁいっかなんて思ってたけど

なんか 舞台やるってこととラジオの話は報告して。

案の定「そんなバカみたいなことはいいから早く結婚しなさい」って

わりと怒られたけど

さいごに嘘つかないで 少しだけど正直に話せてよかったななんて

ちょっと思う。

 

そんなおばあちゃんが

さいごに食べられたのは

雪見だいふくだった。

 

モルヒネを投与するから、

もう意識がある状態では会えないかもと言われ

帰省したときに、

ずっと病院にいたんだけど

中抜けして母親とスーパーに行って なんやかんや

買い物をした時に、

なんかふと 雪見だいふくが食べたくなって

買って病院に戻ったら、

ウィダーとかしか口にしなかったおばあちゃんが

「わたしも ちょっと雪見、たべたいかもしれない」って言い出して、

おばあちゃんが1つ、わたしが1つで食べて。

それから おばあちゃんは雪見だいふくは食べるようになって。

 

だからなんか

おばあちゃんが亡くなってから 雪見だいふくを見るとなんかちょっと

寂しい気持ちになって。

 

でも 亡くなる間際の思い出だからか

なんかおばあちゃんがもういないって実感できなくて。

 

ずっと実感できなくて。

 

きみ っておばあちゃんとの思い出なんだなぁって

すっごく思って。

 

はじめて なんか、実感した。

 

前に誰かのお葬式でお坊さんが

「思い出して話すことも供養なんですよ」

って話してたから

ちょっと思い出して 自分の心もちょっと苦しくなったから

文章にしてとじこめよう。

 

そんな気持ちでちょっと書いて見た。

 

会いたいなぁって思っても会えないんだなぁって、

 

おばあちゃんが亡くなったことで今まで本当に泣けなくて

葬式もホスト側だったからいろんなことをしないといけないし、

ちょっと悲しんでいる場合じゃなくて。

 

 

 

ちょっと深夜にハイボール飲んだら泣上戸になってしまって

勢いでブログを書いてしまった。

 

 

読んでくれてありがとう!