平成の終わりはテレビ離れと言われるくらいテレビ番組を見る機会も減ってしまった。
読売新聞のテレビ番組表は平成14年に刷新され現在とほぼ同じデザインとなった。16年超のロングライフとなる。地上デジタル放送は平成15年12月に大都市から順次開始となりテレビ番組表にもアナログチャンネルの脇にD記号でデジタルチャンネルも平成23年の完全移行まで併記された。
平成24年3月に東日本大震災の被災地を含め完全地デジ化となり、テレビ番組表からGコードが削除。掲載局順もデジタルチャンネルに変更となる。小変化だがテレビ局のURLも削除されている。URLなしでもスマホで簡単にアクセスできるからだろう。
平成の最後を締めくくる番組が多い今日。以前と比較して毎週放送される1時間のレギュラー番組は激減。単発のスペシャル番組ばかりになってきている。スポーツ観戦の流行もJリーグやプロ野球からフィギュアスケートなどに広がった。
特に我々と同じアラサー世代がいちばんテレビを見ていたのは中学生くらいの時期ではないだろうか。
物心ついた頃からマジカル頭脳パワーを見て、小学校でマジカルバナナが流行。
小学校時代は電波少年やめちゃイケ、クイズミリオネア
中学校時代は学校へ行こうやトリビアの泉
若者向けのバラエティ番組も今よりはるかに充実していた。
今では単発のスペシャルも増えて、いわゆる「毎週の楽しみ」は減ってしまった。
そして、新聞のラテ欄も30年の間に大きく変わっていたのである。
Gコード、カラー化、地デジ…
その時代のトレンドを探りたい。
☆新聞のテレビ欄
⑴平成4年…まだ白黒だった
◉マジカル頭脳パワーがナイター中継で中止された日。昭和から続くテレビ番組もちらほら見られる。
⑵平成5年…Gコードの掲載
大津波が起きた北海道南西沖地震と安倍首相が初当選した衆院選があった時期。
◉Jリーグの流行からかサッカーを題材にしたテレビ番組もある。
⑶平成7年…テレビ欄のカラー化
◉やはり当時、夏の風物詩となっていたナイター中継の繰り下げ告知が時代を感じる。
⑷平成12年…世紀末とBSデジタル放送開始前夜
カラフルになった印象を受ける。今でも大人気のアニメワンピースがアラレちゃんから続く水曜日7時枠に放送されていた時代。(翌平成13年に消滅)裏番組ではヒューマンバラエティ番組の元祖と言われるあの番組も…ナレーターがまさかのDr.スランプ
◉我々は当時小学生だったが学校では木曜日はワンピース、金曜日はポケモン、土曜日はクレヨンしんちゃんの話題で盛り上がった。
家電量販店ではテレビデオ(ビデオデッキ一体型のブラウン管カラーテレビ)も廉価になり手軽に予約録画ができるようになっていた。
※ちょうど10年後の番組は⑺
⑸平成13年…BSデジタル放送
読売新聞のテレビ番組表は大幅に刷新されて現在のものに近づいた。ローカル局の番組表はBSデジタル化に伴って中面に移行している。
家庭にパソコンが普及したためか局名の上にURLが付いた。
◉明日があるさと言いながら缶コーヒーを飲み、モーニング娘。が絶頂期だった時勢。
液晶の大型テレビが家庭用としてなかった頃でBSデジタル放送対応のブラウン管の大型テレビが発売された。(液晶テレビのようにフラット画面)
⑹平成16年…地上デジタル放送
◉バラエティ番組がまだまだ元気だった平成中盤
⑺平成22年…完全地デジ化まで1年
平成22年頃にはブラウン管テレビから液晶テレビに主力が変化した。
⑻平成24年…完全地デジ化
平成24年3月に東日本大震災の被災地を含め完全地デジ化となり、テレビ番組表からGコードが削除。掲載局順もデジタルチャンネルに変更となる。小変化だがテレビ局のURLも削除されている。URLなしでもスマホで簡単にアクセスできるからだろう。
インターネットやスマホの普及で平成を駆けてきた長寿番組が打ち切りとなる時代に突入した。
⑼平成31年…平成の終わり
平成の最後を締めくくる番組が多い今日。以前と比較して毎週放送される1時間のレギュラー番組は激減。単発のスペシャル番組ばかりになってきている。スポーツ観戦の流行もJリーグやプロ野球からフィギュアスケートなどに広がった。
番外編…むかしは東西でデザインが違っていた
平成15年 香川県版
毎日見ているだけに変化に気がつきにくいが、並べてみると平成のあいだにかなり変化したテレビ番組表。各紙とも平成後半は変化があまりないが前半はかなり変化していたもようである。