居候くんの恩師から「お参りに行かせて頂きたいのですが」とご連絡を頂く。

もちろん、来て頂くことにした。

居候さんに「〇〇先生が来られるけどどうする?」と聞いたら、「もちろん、お会いします。おっちゃんの師匠は私の大師匠なので」と答える。

多分、先生からお断りが入るだろう(笑)

 

先生が来られ、お参り後にゆーちゃんがお茶を出してくれる。

「この子は?」

「初めまして。私はおっちゃんの弟子でこちらに居候している〇〇と申します」

「〇〇の弟子!それはそれは(笑)」

「先生、本当なんです。レベル●●です。あんなことや、こんなこと・・・」

「それは駄目なパターンじゃないですか」

 

お茶を飲みながら、「先生、〇〇○が分からないのですが・・・」とゆーちゃんが質問をする。

すると、先生は驚いた顔をされて、「●●の最後の論文を読んだのですか?」

「いいえ、おっちゃんの卒論を読んだんですが、結論の部分が私には分かりませんでした」

私も驚いた。

●●の卒論まで読んでいたんだ。

「そこに引っかかるか!なるほど、本当に●●の弟子かもしれませんね。彼は答えを出すまでに20年かかりました」

「20年ですか!」

「ただし、回り道をして答えを出したんだから、20年は無駄では無かったでしょうね。普通の解釈では出ませんから」

先生分かりやすく説明してくださる。

「私がもっと若ければ、君を引っ張ったんだが、残念ですね。もし、これからも研究を続けるなら、●●の論文を読んでご覧。私が説明したのとは違う部分から切り込んでいるから」

「分かりました。取り敢えず、C先輩に教えてもらいながら頑張ります」

「Cさんも知ってるのか。だったら、●●と違って安心だ」

 

ゆっくりお話をしていたら夕方になり、「よろしければ、晩御飯をご一緒に如何ですか?」とおっしゃてくださり、ご一緒した。

楽しい時間を過ごさせて頂いた。