めいっ子妹ちゃんが修学旅行に来た。
最初、私が案内できればと思っていたら仕事が忙しく、切り札を出そうと思ったら「必須の授業があるんです」と断念。
まあ、修学旅行だから別に良いかと思っていたら、後輩が「私でよろしければ」と言ってくれたので、お願いすることにした。


駅に行き、待ってくれていると「お姉ちゃん」とめいっ子ちゃんの集団がやって来た。
女の子が6人。
やはりというか、当たり前というか、「綺麗」と盛り上がったそうだ。
「お姉ちゃんはピアノの先生で、おじちゃんの彼女」と紹介すると、みんなが「キャー」と驚く。
すぐに、「何を言ってるのよ!」と怒ったら、「ねっ、怒った顔も綺麗でしょ」と返されたそうだ。
「完全に、●●さんでしたね」
誤解を解くために、「彼女じゃありません」と言うと、「えー、腕を組んでコンサートに行ったんでしょ」と言われ、またもや「キャー」と騒がれたそうだ。
「行くんじゃなかった」と後悔したけれど、遅かったらしい。


清水寺から、ぶらぶら歩いて祇園へ行き、お昼は「京都のおうどん」と言うので、案内してお支払いまでしてくれたようだ。
その間、居候くんのことを根掘り葉掘り聞かれて大変だったそうだ。
途中で、めいっ子ちゃんがお手洗いに立ったとき、一人の女の子が、「○○ちゃんは変なことも言いますが、とても優しいんです。私がどこの班にも入れないと思っていたら、一番に誘ってくれました」と言う。
そんなところは本当に居候くんに似ている。

みんなで、お土産を買って別れる。
手拭いのお店が気に入ったようでした。


夕方、家に来た後輩は草臥れた顔をして「やっぱり、若い子はパワーが違いますね」とぐったりしていた。
そして、帰って来たゆーちゃんをしっかり説教していました。
次の日は奈良へ行き、家に帰ってから「ありがとー」と後輩にメッセージが届いたそうだ。