菌のお話 | ポコのぽこぽこブログ

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接骨院の看板猫・ポコ(スコティッシュフォールド)の気ままな日常ブログ

この時期になると

『食中毒』のニュースが

多いですよね




この時期は

暑さで食品の鮮度が低下して

菌が増殖しやすいということも

ありますが

それだけが

現在の食中毒が多発している

原因ではないと思います





人間側の免疫力が

昔と比べて

かなり低下しているという

ことも考えられます





最近

ハンドソープや食器用洗剤などでは

『滅菌』・『除菌』など

菌を絶滅しようという考え方の商品が

当たり前になってきています




つまり

人間の周りの環境が

綺麗になり過ぎているのです





果たしてこれは

良いことなのでしょうか?





免疫というのは

体内にばい菌やウィルスが

入ってきた時

人間の抗体がそれを攻撃して

死滅させた後にできるもので

もう一度同じような菌が

入ってきた時にすぐにそれを攻撃して

体内に入ってこさせないようにする

働きがあります



つまりある程度

ばい菌がないと

体も免疫を作ることをしなくなる

ということになります




免疫がない体というのは

どうなってしまうのか?





強力な菌が入ってきた時に

抵抗する物がないので

すぐに体の中に進入され

腹痛を起こすなどの

様々な重い症状に侵されてしまいます





食中毒というのも

普段から


『綺麗すぎる環境』


で生活している人が罹りやすいのでは

ないかと思います



たとえば



★食べる前にハンドソープで手を洗う

★落ちた物は絶対食べない

★食器を洗うのに強力な漂白剤を
    頻繁に使用している

など


菌を絶滅させようとする

意識が強すぎる方ほど

体内の免疫力が低下していく状態に

なっているのです





免疫というのは

大人になってからよりも

子供の頃にたくさん作られていきます




現代の子供たちの周りの環境は

綺麗過ぎるのです





昔の子供たちは

外から帰ってきて石鹸を使って

入念に手を洗っていたでしょうか?

うがいを何回もしていたでしょうか?

空気清浄機で部屋の空気を

綺麗にしていたでしょうか?








おそらく

衛生面に関しては

今ほど徹底していなかったと思います



それでも風邪を引いたり

食中毒にかかったりする子供というのは

今よりも少なかったはずです






菌というのはたしかに人間の体に

悪影響を与えるものですが

滅菌、殺菌という

すべてを無くしてしまうのではなく

うまくお付き合いして

自分の体を強くしてもらう

という考え方でいれば

この先どんな菌やウィルスにも

打ち克つことが出来るんですよ

といったお話でした





おしまい