一目均衡表日記 -8ページ目

先ずはどこまで上げるか、相場の性質はまだ良くわからない

10月17日までの下げ幅は深すぎるとして先ずはこの下げ償却に三波動は必要と考えていた。

10月29日30日は一先ず戻りの限界であり11月第二週から出発できるかどうかという感じてみてきていたが31日のインパクトは極めて大きなものとなった。


シカゴ先物では17000円と未達成計算値をも超えてきているのであり相場の中心は15,000円よりも上、場合によっては16000円が相場水準となりうるものとなってしまった。

結果的には11年安値から76週の上昇で昨年5月8日、10日、ここから76週間のモミアイで今年10月17日安値をつけ上に放れてきたということであるが上昇時間に対するモミアイ期間という観点からすれば昨年5月高値から78週目11月第二週までヶ非常に大事ということになる。


悪化していた個別銘柄もみずほなど特に叩ききった観あり、期待大なるもの多いのである。

ドル円もまた110円の超え方は強いとせねばならず112、3円の計算値で止まる出方ではないと捉える。


月曜日は週足遅行スパン(26以外)に注目としたのであるが今週変動の一本で9、17、26、33、42、51、65、76と全て好転状態となった相場の起点はなかなか明瞭になりにくいところであるが相場の中心的価格は明瞭ということである。

従って目先においては変化日よりも計算値の反応を重視、上げは上げとして新たな相場の性質を良く見極めることが大事であろう。


16500円での反応はなさそうでありようやく年内変動の見通しが立つ状態となった。

従って11月勉強会は早めに日経平均株価とドル円解説となる。

詳細はhttp://www.ichimokukinkouhyou.jp/index.html から明日までにはお申し込みできる状態としたい。



先月、宇沢弘文氏が亡くなったということを先日テレビで知った。

「フリードマンは行間を読むことを知らない」という先輩経済学者の評を知ったのは宇沢氏のエッセイからだったと思うがいずれにしても尊敬する人が亡くなったことにも気がつかないほどばたばたしていた。


これまでの変動について

日経平均株価は10月17日14529円までの下落となってしまった。

9月25日高値からの小さい三波動構成変化日は10月14日、15日、16日、N値V値が15150円水準で重なりE値は14,750円どころであるがこれらを大きく割り込んでの10月17日であった。

一応は反発しているのであるが10月17日までの下落は一本の下げと見なさざるを得ず下げのNに繋がるかどうかは別として安値から9日、16日の償却を見ずに上げを判断することは出来ないということになる。


これまでの変動を改めて整理すれば昨年5月からの大きなモミアイ相場は続いているという事であろう。

昨年6月安値と今年9月25日高値との半値は14395円、この値段に達したのは昨年5月8日であり週足では丁度遅行スパンと相場実線が14201で交わっていることが分かるだろう。

昨年5月8日週までは12年6月安値から49週、11年11月安値から77週であるが昨年5月8日週から49週目は今年4月安値週、今週は77週目となっている。

モミアイ相場の節目としては対等数値だけでなく基本数値もまた大事あり先週76週目は一応下げ止まりの可能性を示唆するものとはなるが前述のように一本の下落という事でその確証は得られないのである。


改めて懸念されるのは9月高値位置が昨年12月を超えたとはいえ昨年5月、12月、今年9月とで三尊とはいかぬまでも一種の大きな天井j構成を成している可能性がある事である。

昨年5月高値、今年1月23日、更に10月6日高値位置からの下げ幅の大きさはやはり大いに考えるべきであろう。


さて直近変動では10月14日、10月21日、10月29日、30日を重視した。

昨年5月8日、10日、15日を大きなモミアイ相場の中心点として重視するものであり11年安値からの上昇時間に対しどうかを見るものとなる。

10月14日、21日ともに昨年5月15日ローソク足水準に触れているということはやはり大事であり、特に10月21日は下げてくる転換線に対しどう反応するか試される局面であった。

21日の陰線外孕みは危惧すべき点多いものの今日高値を越えてきたことで一応この悪い形は否定されることとなった。

一応10月17日安値の下げ止まりを考慮できる形となったが問題はやはりどこまで戻せるかという事であろう。日足基準線、週足転換線を簡単に超えられる様ならば問題ないのであるがそう簡単ではあるまい、というほど相場は一旦崩れてしまった。



勉強会動画は編集が遅れ申し訳ありませんでした。

ドル円相場、日経平均株価の変遷を長い日足で確認しています。

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ただごとではない

日経平均株価は7月31日からのS波動とはならず9月25日から下げのNとなってしまった。

この下げ三波動における変化日は10月14日、15日、16日と続くがN値、V値を割り込みE値では8月安値をも割り込むことになってしまう状態であった。

夜10時50分現在先物では14600をも割り込んでしまっているのであり時間内にE値を達成した以上かりに今日明日下げ止まりを見せても9月高値からの下落は一波動と見ねばならぬだろう。


ドル円相場も10月8日から戻せず13日でも止まらなかった事は大きい。

先ほどつけた安値は105.161、106円台まで戻してはいるが108円を中心に出来ぬようでは立ち直りは難しいように思う。

10月1日高値は9月変化月のあやに過ぎぬ可能性がこの下げによって出てきたからでそうであれば08年8月高値を超え切れなかったことの意味が生じてくることにもなる。


NYダウもまた大幅下落。一応今日も変化日ではあるが直ちに16300を超えられぬようではこれもまた一波動と見なさざるを得ない。



勉強会まで整理しなおすこととします。


明日までの変動は注視

昨日のラジオでは10月3日までの下落は7月31日からのS波動であり、相場は新生化されている可能性が高いこと。これまで通り10月30日までの上昇相場を考えて良いこと。

懸念すべきは下げてくる転換線に頭を抑えられ基準線を割り込むことであるとした。


今日続伸なく基準線割れはまことに形は悪いのであるが9月25日から9日目、8月29日から26日目と変化日であるため明日の上昇に期待したい。

7月31日から今日は47日目、安値15755は7月31日高値15759と同水準である。

51日目は来週週明けであり7日の下落に対し7日目という事になるがこの日までに16000円を超えていけないようでは均衡表の悪化、遅行スパンの悪化は避けられまい。


今日は何とか踏みとどまったという印象であるがドル円にせよNYダウにせよ今のところさほど形は悪くはない。先ずは反発に期待したいところである。



勉強会は来週金曜日。

日経平均株価の変遷を08年から日足で辿ります。

ドル円も一応整理を。


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詳細はこちらになります。

8月8日と同じ形をつくれるかどうか

今週月曜日のラジオでは日本株の大幅下落は考えにくいとし今週、来週には上げ相場はより明確化してくると述べた。

今日10月2日は大幅下落となり日経平均株価は15661円と日足基準線割れ、トピックスにいたっては遅行スパンも悪化と形は極めて悪いものとなってしまった。


メールマガジンコメントでは下げが考えにくい理由として次のように述べた。


「週足においては8月安値から9週目、4月安値から26週目、週足転換線、基準線ともに今週変わらず来週上げることは注目に値すると思いますが反動安を演じるならば9月12日から下げるのが自然でありましょう。」

9月12日高値は15,984円、8月8日から26日目の基本数値、11日、6日、11日の三波動構成変化日でもあった。26日は上昇のひとつの限界として大事にすべき数値であるが8月29日安値位置は6月19日陽線から51日目の基本数値なのであった。

5月安値から7月高値までは51日間の上昇であるから51日分の上昇に対し51日間のモミアイを経て8月29日から放れたという事になるが、放れではなくモミアイの範疇に含まれる変動であるならば上値はN値16,231円、NT値15,959円を超えることは出来ないし、変化日9月12日、9月22日からの下げるのが自然、という考え方となる。

9月に入って危惧すべきは大き見て昨年5月高値、12月高値、9月高値とで三尊構成を成してしまうものとなるのか、あるいは12月高値、9月高値で二点天井を成してしまうものとなるのかという点にあったが9月12日から崩れない、また昨年高値を超え25日からの反動もないという事であったから基本波動が7月高値から8月8日安値までを第二波動とする三波動である事は明確化していると捉えたのである。


さて今日10月2日は昨年12月高値から186日目、昨年4月2日安値から12月高値まで186日目の三波動構成変化日となる。

昨年高値16320円達成の9月19日から9日目であるから8月8日同様の決まり方をここでは期待したいところである。

現在安値位置は深すぎではあるがぎりぎりのところであろう。

週足転換線は来週15637、再来週15838まで上げることとなるから許容範囲は限られてくるという事になるが週足で転換線を割って推移していく変動となれば年内の出発はきわめて難しい相場という事となりそれどころか年末、来年からの相場は大いに危惧すべき状態と認識を大きく変える必要性はでてこよう。


先ずは10月7日(高値から9日目)までに下げどまりの形を見せられるかどうか、15,500円は断じて割ってはいけないし戻りも大きくなければいけないのであるが一応はドル円相場の好影響を期待したい。

NYダウは今晩の続落は極めて形が悪いと見なければならないのでその点も注意を。



10月の勉強会は17日開催予定となりますが明日改めて告知を。






勉強会動画

9月12日の勉強会では日経平均株価解説にあまり時間がとれませんでした。

ドル円解説が長くなってしまいましたがいたしかないでしょう。


編集が終了しましたのでお知らせを。

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ドル円は一応利食いを

107円台計算値には届かないものの107円には達成、明日9月12日は8月8日から26日目、7月30日から33日目、5月21日から83日目と基本数値が重なる変化日になっています。

8月25日から8月28日までは第二波動として決定的な重要性を持っていますが三波動構成変化日、計算値水準でもあります。


これを天井とは思いませんがよい位置で入れている人は今日、明日は利食いをしておいて良いのではないかと思います。


日経平均株価もまた明日は変化日であります。

値段はまだまだ足りないものの5陰連後の高値更新は評価して良く、明日急落という事はおそらくないだろうと楽観視しています。


明日の勉強会では相場コメント中心。

急いでまとめています。


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ドル円は107円台には注意

ドル円相場は思った以上に伸びがよい。

目先変化日は多々あるが細かい波動変遷では時間内にE値を達成してきており9月25日まではそう簡単に下げを極端化させるものではないと考える。

107円台計算値は昨年からの変遷をみればやはり大事なところであって反応の仕方を見たいところである。110円から113円までは上げる相場と見るが上げ方自体は今のところ見当がつかない。


メールマガジンではしばし東証二部指数を取り上げるが月足変遷のしかたは非常に面白いものがある。


また日経平均株価であるが今週の高値更新では上げ幅が問題になってくるのであって出来れば12日、連休明けの上昇が望ましいだろう。

ここまで陰連続いているにも拘らず下げない様は決して悪くはないのであるがこれは逆もありうることであって悩ましい。

仮に高値を更新し16300円に達するようなら12日が高値決まりを見せても心配はいらないが16,000円水準ではやはり大きな三尊を形成しかねぬ点は注意が必要だろう。


ドル円相場、株式ともに上げ相場と捉えているのであるがなかなかここにきて分かりやすい入り口を示してくれないのは悩ましい。


今週勉強会では相場コメントを中心に、日経平均株価、ドル円を中心に、大雑把に東証二部を解説する予定である。

今年4月安値から5月安値まで26日間の準備構成を経て出発した相場が完結編鐘化解説の定型と異なる形を見せた理由については一応整理したいと思う。

また現在メールマガジンでそのまま掲載している一目山人の鐘化解説(完結編解説の原型)も大事であるため触れておきたい。


勉強会はこちらからhttp://www.ichimokukinkouhyou.jp/service/study.html#study


勉強会のお知らせ

8月29日からの上昇によって9月3日高値は15829、8月22日高値だけでなく7月31日高値をも上抜く結果となった。

この意義は極めて大きい。

大雑把にまとめを。


1、7月31日高値は5月安値から51日目、4月安値から76日目であったが日足よりもむしろ月足7月での高値決まりは懸念事項が多かった。

月足では今年7月は12年6月安値から26ヶ月、11年11月安値から33ヶ月、09年3月安値から65ヶ月となる。

月足先行スパン上限に達した13年3月から17ヶ月目であると同時に13年5月高値から12月高値を中心として8ヶ月、8ヶ月の対等数値でもあった。

9月に入っての高値更新は09年3月起点の三波動ではなく少なくとも08年10月からの大きな三波動構成として捉えてよいということでもある。


2、8月22日高値は11年11月安値から一巡環(676日目)であったが7月高値決まりを経ての高値決まり、その後の均衡表の悪化ではこれもまたいけない形であった。

簡単に8月22日高値を通過したことで安値から666日目8月8日安値の意味合いはきわめて大きいものとなる。09年3月安値から11年安値まで665日間でもあり8月7日を変化日として重視していたが8月8日は変化日として決まったものと見て良いという事であろう。

ちなみにドル円相場最安値から666日目は5月21日でより早めに示唆していたということであろうか。



9月4日は4月安値から101日目、5月安値から76日目、7月高値から26日目となるが8月8日までの下落、8月29日までの押しは第二波動として明確化してきているため高値決まりは見せまいと思う。

計算値としてはY15836、V15900があるにはあるが懸念すべきは16500円を越えたあたりであろうと思う。


相場が本格的に極端化するとすればこの水準を超えてからであり対応が難しくなるのは極端化してからであろう。


今回は9月12日、急ではあるが勉強会で12月までの準備を整えたい。

明日改めて告知をします。






セミナーのお知らせ

FXプライム社でのセミナー、8月27日にあります。

https://www.fxprime.com/seminar/summary/e140827.html?f000446131=3



また今年のお盆にはテレビの取材を受けました。

一目山人の33回忌、89年天井から26年目のお盆にというのはなんだかおかしいものです。

http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/nms/feature/post_72828/

取材では一目山人の手書きグラフなどについてもお話しましたが全てカットされています。

均衡表を理解するうえでは非常に有意義と思いますので27日のウェブセミナーでもご紹介したいと思います。



原著を読んでいただかないことにははじまらないという事を最近痛感しているところでありますが色々思案しようとすれば相場が動いてくるということでなかなか難しい。

大いに悩んでいます。